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アデク [花木]

花期は5~7月です花序は茎の先端か葉腋から出る円錐状の散房花序で、長さ2~4cmで少数の花を付けます。花は白色で、萼は倒円錐形、花弁は4枚ありますがすぐに脱落すつようです。雄蘂は多数あって長さ3~4mmほど。
液果は球形で、紫褐色に熟して径は約7mmほど。
常緑性の小高木で、全株無毛、樹皮は赤褐色で鱗片状に剥げます。小枝は細く、その断面は四角です。葉は対生となります。

和名は沖縄方言に由来で、沖永良部島から八重山列島にかけての各地でアヂカ、アヂク、アディク、アデク、アドウクなど類似の方言名が知られているとのことです。材が硬いことからナタオレの地方名もあるようです。

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撮影:2019年7月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年7月17日 京都府立植物園にて

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>撮影:2022年10月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年12月16日 京都府立植物園にて

名称:アデク
科:フトモモ科 フトモモ属
園芸分類:
形態:常緑小高木
原産地(分布):九州南部から屋久島、種子島、および奄美大島以南の琉球列島。台湾、中国南部、ベトナム
品種名:
草丈/樹高:10~15m
開花期:5~7月
花色:白色
その他:


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オオチドメ(大血止) [草花]

北海道~九州の山野にごくふつうに生え、水田の畦、湿地、溜池畔などの日当たりのよい湿った場所に生育する多年草となります。
茎は細く地表をはって、節から発根し、初夏~秋に、枝の上部が立ち上がり、葉腋から対生する葉柄よりもはるかに長い花茎を出し、茎頂に頭状に花を密につけます。花柄はごく短く、花は白色で径約1.5mm、花弁は5個、雄蕊5個、花柱2個となります。

チドメグサやノチドメの仲間。チドメグサやノチドメは葉の下に花を付けますが、このオオチドメは茎が葉より高く立って花を付けのが特徴となります。

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撮影:2019年7月17日 京都府立植物園にて

名称:オオチドメ(大血止)
科:ウコギ科 チドメグサ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾
品種名:
草丈/樹高:地を這う
開花期:5~10月
花色:白色
その他:


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キミノウラジロノキ(黄実の裏白の木) [落葉樹]

ウラジオノキ(裏白の木)で、日光及び八ヶ岳付近に見られる実が黄色い品種となります。
名前の由来は、葉の裏が白いためと実が黄色からです。


ウラジオノキ(裏白の木)】←詳しくはこちらでご確認ください。


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撮影:2019年7月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年10月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年11月15日 京都府立植物園にて

名称:ウラジロノキ(裏白の木)
科:バラ科 ナナカマド属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉高木
原産地(分布):本州、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:10~15m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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ハゴロモガシワ (羽衣柏) [落葉樹]

カシワの園芸品種で、葉の葉脈に沿って深い切れ込みが入る変わり葉のカシワとなります。
カシワは冬季に葉が枯れても枝に枯葉が付いたままになりますが、この木は葉が枯れると容易に脱落します。
葉っぱの面積が少ない為か、成長が非常に遅いようです。
接ぎ木で増やされます。

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撮影:2019年7月25日 京都府立植物園にて

名称:ハゴロモガシワ (羽衣柏)
科:ブナ科 コナラ属
園芸分類:
形態:落葉樹
原産地(分布):園芸品種
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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イヌゴシュユ(犬呉茱萸) [花木]

イヌゴシュユは、中国北部から朝鮮にかけて自生するゴシュユの仲間です。6月ころ白い花が開花すると、この木に非常にたくさんのミツバチが集まります。花盛りに木の下を通るとミツバチの羽音がビービー聞こえるので「ビービーツリー」という別名があります。蜜源植物としてよく知られ、養蜂家に大人気とのおとです。花のあとは赤から黒に熟す実をつけます。
ゴシュユは中国南部原産で、江戸時代に薬用として渡来しましたが、このイヌゴシュユは薬用にされないようです。他の植物でもイヌの名前が付いたものがたくさんありますが、その場合には役に立たないということでつけられようです。ということで、薬用にされない、役に立たないゴシュユで「イヌゴシュユ」という名前になったのかな?
でみ、犬は人間にとって役立つ動物ですよね。

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撮影:2019年7月24日 京都府立植物園にて

名称:イヌゴシュユ(犬呉茱萸)
科:ミカン科 ゴシュユ属
園芸分類:花木
形態:落葉小高木
原産地(分布):中国北部から朝鮮
品種名:
草丈/樹高:3~10m
開花期:6~7月
花色:白色
その他:別名 ビービーツリー


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ウリハダカエデ(瓜膚楓) [落葉樹]

東北地方北部から九州まで広い範囲にわたって自生するカエデの仲間。山間の開けた斜面や谷筋に多い。若い木の樹皮が瓜のような縞模様になるためウリハダカエデと名付けられました。
葉はカエデ類の中では大きめ。3~5つに裂けるのが普通ですが、裂け目が浅いなどの変種が多いとのことです。紅葉は遅いが明るめの赤や黄色で、葉が大きいぶん目立ちます。
花期は5~6月で、葉の展開と共に黄緑色の小花を若枝の先に十数個ぶら下がるように細長い総状花序を作ります。
雌雄異株で、雌花は雄しべが退化し、雄花は雄しべが退化し、花弁、萼片は5枚ずつ交互に付きます。あまり目立たず、「遠慮」や「自制」といった花言葉があります。
10月頃に熟す実はスダレのようになり、その様子の面白さから生け花の脇役として使われるとのことです。
ウリハダカエデの葉は食用になります。また、材は白くて美しく箸や紙の原材料に!。紐状に枝の細片は篭や縄を編むのに使われます。

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名前の由来の幹
撮影:2019年6月18日 京都府立植物園にて

名称:ウリハダカエデ(瓜膚楓)
科:ムクロジ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):本州、四国、九州(屋久島まで)
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~6月
花色:黄緑色
その他:


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ハマボウ(浜朴) [花木]

ハマボウは関東以西の本州・四国・九州に分布し、韓国にも分布する落葉低木です。内湾や河口の塩性湿地に生育します。幹は枝分かれし、樹高は3~4mほど。葉は落葉樹にしては厚く、両面に星状毛がありますが、特に裏面には密生するので、灰白色に見えます。
7~8月にかけて、オクラやケナフに似た黄色の美しい花を咲かせます。5枚の花びらは螺旋状に並び、中心部は暗赤色であり、中心の雌しべに多数の雄しべが合着し、この科の特徴を示しています。
朝開いて夕方には咲き終わる一日花ですが、株全体では次々と花をつけます。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)です。

日本原産の野生のハイビスカスとも言われ、和名は、浜辺に生える朴の木(ホオノキ)を意味するとのことです。

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一日前の花
撮影:2020年7月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年8月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月6日 京都府立植物園にて

名称:ハマボウ(浜朴)
科:アオイ科 フヨウ属
園芸分類:花木
形態:落葉低木
原産地(分布):本州の三浦半島から九州に分布 韓国の済州島
品種名:
草丈/樹高:3~4m
開花期:7~8月
花色:黄色
その他:


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ヤブデマリ・ラナース(藪手毬 ラナース) [落葉樹]

‘ラナース’はヤブデマリの装飾花が特に大きな選抜品種です。
1930年以前に、イングランド南西端のコーンウォール州にあるガーデン・ラナースで、実生選抜によって作出されました園芸品種となります。
そのガーデンはP.D. Williams (1865-1935)によって作られたお庭で、‘ラナース’も彼によって作出された品種で、お庭の名前を品種名として付けられたと説明がありました。
ヤブデマリは日本では身近に見られるためか、あまり庭木として利用されていませんが、欧米では人気の高い花木です!
とりわけ‘ラナース’のように大きな装飾花を持つ選抜品種は好んで植栽されているようです。
因みに、アジサイの仲間も装飾花を持ちますが、これは花冠ではなく「がく片」が発達したものなので、ヤブデマリの装飾花とは異なります。

ヤブデマリは、本州の関東以西、四国、九州、朝鮮半島南部、中国に分布し、丘陵地や雑木林の少し明るい林内や渓流沿いに見られる落葉低木(小高木)で、他の低木よりも湿った半日陰の肥沃な場所を好みます。
5~6月によく目立つ白い花を咲かせます。

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撮影:2019年6月19日 京都府立植物園にて

名称:ヤブデマリ・ラナース(藪手毬 ラナース)
科: スイカズラ科 ガマズミ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):関東以西の本州、四国及び九州
品種名:ラナース
草丈/樹高:6m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子) [山野草]

エゾカワラナデシコは、ナデシコ科ナデシコ属の1種。
カワラナデシコ との違いは花が一つの茎に2つづつ付き、花びらの先が細かく深く切れこみます。
花は茎頂にまばらに咲き、淡紅色で直径約4cm。苞は2対で十字に対生します。カワラナデシコが3~4対なので、この苞の違いで区別できるようです。
蝦夷の名前が付きますが、本州中部から北海道まで山地の日当たりの良いところに分布します。

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撮影:2020年7月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月9日 京都府立植物園にて

名称:エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)
科:ナデシコ科 ナデシコ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州中部以北、ユーラシア中部以北
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:6~9月
花色:淡紅色
その他:


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ルリタマアザミ(瑠璃玉薊) [草花]

ルリタマアザミは、地中海沿岸からアジアにかけての広い範囲に自生する多年草です。トゲが集まったような花姿が面白く、花持ちも5~10日ほどと長いことから、切り花やドライフラワーに利用されます。
草丈は60~150cmと高く、長く伸びた先に直径5~10cmほどの青紫や白の花を咲かせます。葉には深い切れ込みが入り、先端にトゲがあります。また、裏にはうっすらと産毛が生え、特徴的な花姿が印象的な植物です。
花期になると、長く伸びた茎の頂部に径4~5㎝程度の頭状花序(頭花)を形成し、小さな花を無数に咲かせます。
頭花とは、キク科の植物に多く見られる花の形で、小さな花が多数集まって一つの花を形成します。
キク科の頭花の多くは、花弁のように見える舌状花と中心部分の筒状花で形成されていますが、ルリタマアザミの頭花には舌状花はありません。
ルリタマアザミの筒状花は先端が深く5裂して線状になって開き、中心にはしべが長く突出しています。
「瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)」という和名は、葉がアザミに似ており、花が瑠璃色をしていることにちなんで名付けられました。
学名の「Echinops(エキノプス)」は、ギリシア語でハリネズミを意味する「エキノス」と、似ていることを意味する「オプス」が合わさった言葉で、花の姿に由来しています。
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撮影:2019年7月10日 京都府立植物園にて

名称:ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)
科:キク科 ヒゴタイ属(エキノプス属)
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):地中海沿岸~アジア
品種名:
草丈/樹高:60~150cm
開花期:7~9月
花色:青色、白色
その他:別名 エキノプス ブルーボール


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