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ゴボウ(牛蒡) [野菜]

日本で自生はしていませんが、縄文時代の遺跡からは植物遺存体として確認されており、縄文時代か平安時代に日本に伝わったともいわれます。日本人が食すようになったのは江戸時代から明治にかけてであり、根や葉を食用とします。茎の高さは1mほど、主根の長さは品種にも寄りますが50cm~1mほどになります。花期は6~7月。紫色のアザミに似た総苞にトゲのある花を咲かせます。そう、私たちが普段、食べる野菜のゴボウです。
葉は根際から生え、長い柄のある心臓形で、葉の裏には柔らかい綿毛が密生しています。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)です。
根を野菜として食用にするのは日本と台湾、朝鮮半島だけだそうで、中国では漢方・西洋ではハーブとして用いられています。
2年以上の株を干したものを生薬の牛蒡根(ごぼうこん)といい、食欲増進、発汗利尿などの薬効があります。
種子を干したものを生薬の悪実(あくじつ)といい、抗菌、血糖降下、血管拡張などの薬効があります。

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撮影:2023年7月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月20日 京都府立植物園にて

名称:ゴボウ(牛蒡)
科:キク科 ゴボウ属
園芸分類:野菜
形態:多年草
原産地(分布):北部ヨーロッパ、シベリア、中国東北部
品種名:
草丈/樹高:40~150cm
開花期:6~8月
花色:紫
その他:


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