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ナデシコ(撫子) [草花]

ナデシコの仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。
わが国では、秋の七草の一つであるカワラナデシコをはじめ、ハマナデシコなど4種が自生し、このほか、ヨーロッパ原産のタツタナデシコやヒメナデシコ、中国原産のセキチク、北米原産のヒゲナデシコなどが古くから観賞用に栽培されてきました。品種も多く、種間交配によってさらに多くの園芸品種が育成されています。花壇やコンテナ、鉢植えだけでなく、高性種は切り花に利用され、幅広い用途があります。園芸品種には、四季咲き性のものが多く、常緑性で耐寒性も強いので、品種や場所によってはほぼ周年にわたって観賞できるほどです。

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撮影:2018年6月5日 京都府立植物園にて

【種類(原種、園芸品種)】
カワラナデシコ
 日本各地に自生。やさしい草姿で、花弁に深い切れ込みが入る。秋の七草の一つ。

◇ヒゲナデシコ
 ヨーロッパ原産。茎の先端に多数の小花が集まって咲く。アメリカナデシコとも呼ばれます。

◇タツタナデシコ
 ヨーロッパ原産。蛇の目模様のある花。銀白色を帯びた葉が密生し、冬でも観葉植物として楽しめます。

◇ヒメナデシコ
 ヨーロッパ原産の小型種。繊細な草姿で、こぼれダネでもよく増えます。

◇セキチク
 中国原産。

◇「フォトン」シリーズ
 ヒゲナデシコとカワラナデシコの種間雑種。草丈が高く、丈夫。四季咲き。

◇‘初恋’
 草丈が高く、やさしい草姿で花つきがよい。四季咲き。

◇テルスター系
 セキチクとヒゲナデシコの種間雑種。四季咲き性の矮性種。

◇‘花はな’
 マット状に広がり、グラウンドカバーとして利用できます。




名称:ナデシコ(撫子)
科:ナデシコ科 ナデシコ属(ダイアンサス属)
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、南アフリカ
品種名:
草丈/樹高:10~60cm
開花期:4~8月(四季咲きの園芸品種もある)
花色:赤,ピンク,白,黄,複色,黒
その他:


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ナズナ(薺) [山野草]

日本全土の道ばたや畑などで生えます。高さ10~40cmほど。根生葉はロゼット状で、羽状に深裂します。茎の上部の葉は裂けず、基部は茎を抱きます。花は白色で直径約3mm。果実は長さ6~7mmの倒三角形の扁平な短角果で、先端がへこむ。 花期は3~6月です。
秋に芽が生え、早春に咲き始める、春の七草のひとつとなります。
名前の由来は、「薺(ナズナ)」は「撫菜」(なでな) からの変化したとのことです。なでたいほどかわいい菜、の意から。 また、夏に枯れて無くなることから「夏無(なつな)」、これが変化したとも言われています。
別名は、「ペンペン草(ぺんぺんぐさ)」で、風に揺れたときの音からとのことです。

また、ナズナは、民間薬として陰干ししたのちに煎じたり、煮詰めたり、黒焼きするなどしたものは肝臓病・解熱・血便・血尿・下痢・高血圧・止血・生理不順・腹痛・吐血・便秘・利尿・目の充血や痛みに効き、各種薬効に優れた薬草として用いられます。

ムギ栽培の伝来と共に日本に渡来した史前帰化植物と考えられているそうです。

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撮影:2018年3月8日 京都府立植物園にて

名称:ナズナ(薺)
科:アブラナ科 ナズナ属
園芸分類:野に咲く花
形態:越年草
原産地(分布):日本全土
品種名:
草丈/樹高:10~40cm
開花期:3~6月
花色:白色
その他:春の七草の一つ


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トキワキブシ(常緑木五倍子) [花木]

中国原産のキブシの仲間で、葉が銀色を帯びてとても美しい、常盤タイプの園芸種となります。
元のギブシは、
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3~4月、穂状花序を下垂させて、淡黄色の花を多数付けます。雄花は雄しべが8本あり、雌花は花穂が短く、雄しべは退化しているとのことです。
外見で雌雄の区別は難しいが、雄花の方が花序が一般的に長いと
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なので、この園芸種であるトキワキブシ・銀葉および細葉タイプの特徴も同様でしょうね。

ギブシの名前の由来は、藤のようにたれ下がった花かららキフジ(黄藤)とも呼ばれとのことです。

◇「銀葉」タイプ
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撮影:2018年4月18日 京都府立植物園にて

◇「細葉」タイプ
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撮影:2018年4月18日 京都府立植物園にて


名称:トキワキブシ(常緑木五倍子)
科:キブシ科 キブシ属
園芸分類:
形態:耐寒性常緑樹
原産地(分布):中国原産(園芸種)
品種名:
草丈/樹高:
開花期:3~4月
花色:淡黄色
その他:園芸種


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