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ツチグリ(土栗) [菌類]

ツチグリはとてもユニークな形状をしており、幼菌時は土に少し埋もれ、大きさは2~4cmほどで形は球型、白色~灰褐色をしています。
成長するとヒトデのような形に外皮が開き、6~10つほどに分かれ、特徴的な形になります。
開いた外皮は硬くて厚みがあり、表面には地面にできるひび割れのような模様がでます。また、湿気を帯びると開きやすいと言われています。空中湿度を感じ取って開くので「きのこの晴雨計」とも言うそうです。
成長したツチグリの中心部分にある球型のグレバ(胞子が放出される部分)は微毛状の薄い膜で覆われており、色は褐色~濃褐色。
成熟すると頂上の中心部分に穴が開き、そこから胞子を放出します。
炒ると美味しいとされていますが、一般的にはあまり食べる事はないようです。

ツチグリ-1(20190129).jpg ツチグリ-2(20190129).jpg ツチグリ-3(20190129).jpg ツチグリ-4(20190129).jpg
撮影:2019年1月29日 京都府立植物園にて

名称:ツチグリ(土栗)
科:ツチグリ科 ツチグリ属
園芸分類:きのこ
形態:菌類
原産地(分布):日本全国に分布する在来種
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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アスナロ(翌檜) [常緑樹]

アスナロとは、ヒノキ科アスナロ属の常緑針葉樹の植物です。 普段目にするアスナロの大きさは大体5m前後が一般的で、手入れをせず自然のままに生長させると約10m程にもなる大きな樹になります。 アスナロはヒノキ科ではありますが、檜よりも材質は低いとされてきました。その為、「明日には檜になろう」と言う決意と侮蔑を含めた呼び方をされ、「明日檜」「翌檜」のような書き方をされてきました。 しかし、近年では檜に含まれる「ヒノキチオール」がアスナロの方が豊富に含まれていると証明され、檜と共にアスナロも需要が出てきています。
雌雄同株で、花は小さく葉先に1つ付け、暗茶色ないし褐色です。5月ごろに開花し、細枝の端に単生です。雄花は畏楕円形・青色を帯びます。鱗片内に3~5のやくがあり、黄色花粉を出します。雌花は8~10個の厚質の鱗片があり、その内面に各々5個の胚株があります。果実は球形の乾果で、色は淡褐色となります。長さ幅ともに12~16mm位で、種鱗は4~5対あり、先端が三角形針の鉤状(かぎじょう)をしていて、10月頃開いて種子を出します。種子は各種鱗内に3~5個あり、基部に直立しています。紡錘形または卵状長楕円体で、両側に広い翼があります。
ヒノキに似ていますが、枝や葉がより幅広く、また、ヒノキと異なり数年間枝についている間に幅がより広くなります。また、別属であり、鞠果の構造がやや異なります。

アスナロ-1(20190129).jpg アスナロ-2(20190129).jpg アスナロ-3(20190129).jpg アスナロ-4(20190129).jpg
撮影:2019年1月29日 京都府立植物園にて

名称:アスナロ(翌檜
科:ヒノキ科 アスナロ属
園芸分類:
形態:常緑針葉樹
原産地(分布):日本固有種
品種名:
草丈/樹高:10~30m
開花期:5月ごろ
花色:
その他:


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