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ドイツスズラン(独逸鈴蘭) [草花]

スズランは春の訪れを知らせる代表的な花です。日本で最も多く栽培され、なじみがあるのは、ヨーロッパ原産のドイツスズランで、日本原産のスズランよりも草姿および花ともに大型で丈夫です。
葉の脇から花茎を立て、十数個の白い鐘形の花を総状につけます。花の長さは10mmくらい、花径は10mmから15mmくらいで、短い柄があります。
花被片はつけ根の部分で合着し、雄しべが6本、雌しべが1本です。
葉は卵状の楕円形で、2,3枚が根際から出てつけ根の部分は茎を包みます。
花の後には球形の実(液果)ができ、秋には赤く熟します。花と実にはコンバラトキシンと呼ばれる有毒物質が含まれるので、取り扱いに注意が必要になります。

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撮影:2018年2月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年7月3日 京都府立植物園にて

名称:ドイツスズラン(独逸鈴蘭)
科:キジカクシ科 スズラン属
園芸分類:草花,山野草
形態:多年草
原産地(分布):ヨーロッパ、北米
品種名:
草丈/樹高:20~30cm
開花期:4~6月
花色:白色
その他:


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ツルコウジ(蔓柑子) [つる性]

暖地の林下に生える常緑小低木。匍匐枝は長く這い、所々輪生状に2~数個の葉をつけ、先は立ち上がって高さ5~15cmほどにになります。
赤く色づいたツルコウジの果実はヤブコウジよりも大きく、また茎もよく伸びています。
花は6~8月頃にヤブコウジ同様、目立たない小さな花を咲かせます。

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撮影:2018年7月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年2月1日 京都府立植物園にて

名称:ツルコウジ(蔓柑子)
科:ヤブコウジ科 ヤブコウジ属
園芸分類:
形態:常緑小低木
原産地(分布):在来種 本州(千葉県以西)、四国、九州、朝鮮、中国、マレーシア、フィリピン
品種名:
草丈/樹高:10~15cm
開花期:6~8月
花色:
その他:


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ツキヌキオトギリ(突抜弟切) [山野草]

低山地の水辺などに生え、2枚の葉の間からつきだしたように枝を出し花を咲かせます。
ツキヌキオトギリのツキヌキは、対生する2枚の葉が繋がって、1枚の葉になったところを茎が通る。つまり、茎が葉を「突き抜けて」見えるところからツキヌキオトギリの名が付けられたと言われています。面白いですよね、どうしてこんな葉っぱの形になったのかな?。
ツキヌキオトギリの名の
オトギリ(弟切)部分は、鷹飼晴頼がこの草を鷹の治療の秘薬としていたのを、その弟が他人に洩らしたのに怒り、斬り殺してしまったという伝説に基づくそうです。止血などの薬用に使われます。

花期は5~7月で他のオトギリソウの仲間より少し早く咲きます。

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撮影:2018年6月11日 京都府立植物園にて

名称:ツキヌキオトギリ(突抜弟切)
科:オトギリソウ科 オトギリソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):四国、九州
品種名:
草丈/樹高:20~100cm
開花期:5~7月
花色:黄色
その他:


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