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ササクサ(笹草) [山野草]

葉は笹の葉形に似て、先が次第に尖り、基部は丸く、長さ5~7mmの葉柄があります。葉の縁は細かい鋸歯があり、ざらつきます。葉舌は切形。茎を長く上に伸ばした先に長さ20~30cmの円錐花序を付けます。小穂は片側に並んで付き、小穂は長さ7~8mmの長披針形、5~7個の小花をつけます。第1小花だけが完全で大きく、他は不完全です。護頴の先端には芒があり、芒には下向きの刺があります。衣類にくっつく、いわゆる「ひっつき虫」
花期は8~9月で、果実は光沢があり、長楕円形となります。
和名は、葉がササ(笹)の葉に似ているためです。

ササクサ-1(20180928).jpg ササクサ-2(20180928).jpg ササクサ-3(20180928).jpg ササクサ-4(20180928).jpg ササクサ-5(20180928).jpg
撮影:2018年9月28日 京都府立植物園にて

名称:ササクサ(笹草)
科:イネ科 ササクサ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):関東以西~沖縄の林地
品種名:
草丈/樹高:40~90cm
開花期:8~9月
花色:淡いピンク(?)
その他:


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アズマシロカネソウ(東白銀草) [山野草]

湿り気のある林内や沢の縁に生える、高さ10~25cmの多年草です。
本州の秋田県・岩手県から鳥取県・岡山県にかけての日本海側に偏った地域に分布する日本固有種です。
葉は茎に向かい合ってつきます。葉は鳥足状に分裂します。花はわずかに開き、垂れ下がって咲きます。黄緑色で外側が紫色を帯びます。2個の実がくっついてつき、魚の尾のように見えます。
漢字では、「東白銀草」と書きます。東日本に多いシロカネソウの仲間という意味で、シロカネソウは白い花です。

実はこの植物を「サイゴクサバノオ(西国鯖の尾)」としてアップしていましたが、どうやら「アズマシロカネソウ(東白銀草)」ではないかと変更いたしました。
間違いがあればどんどんと言ってください。

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撮影:2018年4月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月4日 京都府立植物園にて

名称:アズマシロカネソウ(東白銀草)
科:キンポウゲ科 シロカネソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):本州の秋田県から福井県までの日本海側
品種名:
草丈/樹高:10~25cm
開花期:5~6月
花色:黄緑色
その他:

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ゴンズイ(権翠) [落葉樹]

低山の雑木林の縁などで普通に見られる木で、5~6月に枝先に円錐花序を出し、淡黄緑色の小さな花を多数つけます。花は小さく閉鎖花のように花弁が少ししか開かないので蕾のようにも見え、小花であまり目立だちません。
果実はミカンの房状の袋果。9月半ばには、赤く熟して裂け、中から黒い光沢のある種子が、1~2個現れ、この赤い実が人目を惹きます。
 名前の由来には諸説ありますが、毒を持つナマズの仲間「ゴンズイ」と同様、役に立たないためとする説が有名です。

別名「クロクサギ(黒臭木)」は、葉をちぎると独特の香りがすることから。また、「狐の茶袋(きつねのちゃぶくろ)」は実の形からのようです。

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撮影:2018年5月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年7月20日 京都府立植物園にて

名称:ゴンズイ(権翠)
科:ミツバウッギ科 ゴンズイ属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄。朝鮮、中国、台湾
品種名:
草丈/樹高:3~4m
開花期:5~6月
花色:淡黄緑色
その他:別名 狐の茶袋(きつねのちゃぶくろ)、黒臭木(くろくさぎ)


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