タラノキ [落葉樹]
タラノキは、全体に鋭いとげがあるのが特徴であり、かなり大きく成長しても幹の棘は残っています。
タラノキは、全身刺で武装しており葉にも鋭いとげがありますが、枝や幹にも刺があります。刺は生長しないので、幹が太くなるにつれて刺の密度は低くなりますが、痛いことには変わりありません。幹の直径が15cmを越えるほどに生長すると、さすがに刺は表皮と共にはがれて落ちてしまうようです。これほどの刺を作るのは大型の草食動物の食害を防止するための戦略ですが、このような重装備にもかかわらず、春の山菜好きの人間はものともせず、新芽を採取して回っています。昆虫に食べられないための独特の味付けが、天ぷらなどの調理法方を習得した人間には、なんともこたえられない美味となってしまっているようです。タラノキの新芽(タラの芽)は、春の山菜の王者とも呼ばれます。
タラノキは8月頃、枝先に大きな花序をつけます。3~4回枝分かれした花茎の先端に球状(散形)の花序をつけます。分かれた枝の頂端のものは両性の花が付きますが、下のほうには雄花が付くことが多いので、果実が稔る頃には下の方の花序は花柄だけとなってしまいます。花弁は白色で3角形、長さ約2mm。果実は11月頃に黒紫色に熟し、直径は約3mm。果実が稔った状態は重みで垂れ下がってわかりにくいが、手にとって見ればウコギ科の特徴をよく示しています。
種子は、土中で長期間休眠したままで生存し、伐採や山火事の直後から芽生えていち早く生長します。
撮影:2023年3月24日 京都府立植物園にて
撮影:2018年2月24日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて
撮影:2019年5月13日 京都府立植物園にて
撮影:2019年9月18日 京都府立植物園にて
撮影:2019年10月3日 京都府立植物園にて
名称:タラノキ
科:ウコギ科 タラノキ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):日本全国、中国・樺太・東シベリア
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:8月頃
花色:白色
その他:
タラノキは、全身刺で武装しており葉にも鋭いとげがありますが、枝や幹にも刺があります。刺は生長しないので、幹が太くなるにつれて刺の密度は低くなりますが、痛いことには変わりありません。幹の直径が15cmを越えるほどに生長すると、さすがに刺は表皮と共にはがれて落ちてしまうようです。これほどの刺を作るのは大型の草食動物の食害を防止するための戦略ですが、このような重装備にもかかわらず、春の山菜好きの人間はものともせず、新芽を採取して回っています。昆虫に食べられないための独特の味付けが、天ぷらなどの調理法方を習得した人間には、なんともこたえられない美味となってしまっているようです。タラノキの新芽(タラの芽)は、春の山菜の王者とも呼ばれます。
タラノキは8月頃、枝先に大きな花序をつけます。3~4回枝分かれした花茎の先端に球状(散形)の花序をつけます。分かれた枝の頂端のものは両性の花が付きますが、下のほうには雄花が付くことが多いので、果実が稔る頃には下の方の花序は花柄だけとなってしまいます。花弁は白色で3角形、長さ約2mm。果実は11月頃に黒紫色に熟し、直径は約3mm。果実が稔った状態は重みで垂れ下がってわかりにくいが、手にとって見ればウコギ科の特徴をよく示しています。
種子は、土中で長期間休眠したままで生存し、伐採や山火事の直後から芽生えていち早く生長します。
撮影:2023年3月24日 京都府立植物園にて
撮影:2018年2月24日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて
撮影:2019年5月13日 京都府立植物園にて
撮影:2019年9月18日 京都府立植物園にて
撮影:2019年10月3日 京都府立植物園にて
名称:タラノキ
科:ウコギ科 タラノキ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):日本全国、中国・樺太・東シベリア
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:8月頃
花色:白色
その他:
【 掲載植物リスト一覧表】
2018-03-04 05:25
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