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アマミカジカエデ(奄美梶楓) [落葉樹]

葉は長い葉柄を持った掌状で5裂し、縁部には粗い鋸歯があり、枝に対生します。奄美大島に生えるカジカエデ の固有種で、カジカエデの葉柄や葉の裏には毛が生えますが、このアマミカジカエデは無毛である点で区別されています。更に、果実にも長い剛毛が無い点も特徴とされています。
4~5月頃、暗紅色の花をつけます。花後には翼果を下垂させます。秋には、葉色が赤く紅葉をします。
「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に指定されている。

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撮影:2020年4月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年12月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年4月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年4月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年6月20日 京都府立植物園にて

名称:アマミカジカエデ(奄美梶楓)
科:ムクロジ科 カエデ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉小高木
原産地(分布):日本(奄美大島)
品種名:
草丈/樹高:4m
開花期:4~5月
花色:暗紅色
その他: 絶滅危惧ⅠA類 (CR)


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タチバナ(橘) [果樹]

タチバナは、わが国では数少ないミカン科の自生種となります。
枝は緑色で密に生え、若い幹には棘があります。 葉は、濃い緑色の楕円状披針形で、全縁で互生し、葉柄には翼がありません。5~6月に白色の5弁花をつけます。果実はやや平たい球形の液果で、 10~11月に黄色に熟します。
みかんみたいな実で、直径3cmほど。酸味が強く生食用には向かないため、マーマレードなどの加工品にされることがあります。

 タチバナの名前の由来は、天皇の命によりこの木を持ち帰った田道間守(たぢまもり)にちなんだ名、とされています。
別名はヤマトタチバナ、ニッポンタチバナとも言われます。
 このタチバナは、京都御所の紫宸殿の正面の階段の右側(階段から見て)に橘の木がありますが、それと同じ種類となります(銘板にそんな記載がありました)。左側には桜があり左近桜、右近橘と相対して有名ですね。
ここに橘が植えられた理由は、平安京遷都以前からこの場所が橘姓の太夫宅で、橘の木が植えたあったためとされます。橘姓の太夫ではなく聖徳太子の側近で、秦河勝という渡来人の宅地であったとする説もあるようですが。いずれにしろ橘が非時香実(常に香りのある実)として、不老長寿のめでたい樹とされたために受け継がれ、現代の京都御所にも植えられているとのことです。


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撮影:2018年5月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年12月25日 京都府立植物園にて

名称:タチバナ(橘)
科:ミカン科 ミカン属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):日本(静岡県以西の太平洋側、四国、九州)、台湾
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:別名はヤマトタチバナ、ニッポンタチバナ。


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メタセコイア [落葉樹]

樹高は生長すると高さ25~30m、直径1.5mになる高木落葉樹です。
葉はモミやネズに似て線のように細長く、長さは3cm程度、幅は1~2 mm程度で、羽状に対生です。秋に赤茶色に紅葉した後、落葉します。雌雄同株で、花期は2~3月で、雄花は総状花序、あるいは円錐花序となって枝から垂れ下がります。
結実は多く、秋から冬にかけて無数の種が地表に落ちます。
メタセコイアの化石は日本各地の新生代第三紀層に見られ、カナダ北部・シベリア・グリーンランドなど北半球の北極周辺に広く分布していたとのことです。1939年に日本の関西地方の第三紀層で、常緑種のセコイアに似た落葉種の植物遺体(化石の1種)が発見されました。発見者の三木茂氏により、セコイアに「のちの、変わった」という意味の接頭語である「メタ」をつけて「メタセコイア」と命名されました。

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撮影:2018年12月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年12月14日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年6月29日 京都府立植物園にて

名称:メタセコイア
科:、ヒノキ科 メタセコイア属
園芸分類:
形態:落葉樹
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:25~30m
開花期:2~3月
花色:
その他:



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ロテカ ミリコイデス [花木]

その花の見た目からBlue Elfin(青い妖精)やBlue wing(青い翼)と呼ばれ、高さ1~3mほどになる常緑低木となります。
葉は対生する単葉で、楕円形~倒卵形であり、縁は全縁または小さな鋸歯があります。
枝先に長さ10~25cmで円錐状になる集散花序を出します。花は径2cmほどで、花冠は5裂し、下側の中央裂片は青紫色で大きく、ほかの4片は淡い青色です。
花の上側に長く湾曲して伸びる4本の雄しべと1本の雌しべがよくめだちます。

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撮影:2022年7月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年10月15日 京都府立植物園にて

名称:ロテカ ミリコイデス
科:シソ科 ウスギクサギ属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):熱帯アフリカ
品種名:
草丈/樹高:1~3m
開花期:7~10月
花色:青紫色、淡い青色
その他:別名クレロデンドルム・ウガンデンセ


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アキチョウジ(秋丁字) [山野草]

 9~10月の山の木陰などでよく見かける多年草で青紫色の花となります。50cm程度の高さの草の先端から花穂を出して淡紫色の細長い花を沢山付けます。花は花茎の一方向に向いており、先端はシソ科特有の唇形となります。上唇は鈍く3裂です。この花の形が、チョウジノキ(丁字の木、フトモモ科の木)の花蕾の形に近いので、「秋丁字」と呼ばれちとのことです。

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撮影:2018年10月15日 京都府立植物園にて

名称:アキチョウジ(秋丁字)
科:シソ科 ヤマハッカ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):岐阜県以西~九州
品種名:
草丈/樹高:70~100cm
開花期:8~10月
花色:青紫色
その他:


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アキギリ(秋桐) [山野草]

茎先の短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花を8~10月につけます。花の先は上下に分かれた唇形で、つけ根のほうは細い筒形となります。上唇は帽子のようになり、下唇は3つに裂けます。
花柱(雌しべ)は細長い糸状で、先が2つに裂けます。
本州中部地方、本州近畿地方、日本海側に分布し、山地の林縁などに生える多年草です。
キバナアキギリが全国に分布しているのに対して、このアキギリは分布している地域が限られています。
サルビアもこの仲間です。
和名の由来は、秋に桐に似た花を咲かせるというところからきています。

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撮影:2019年9月27日 京都府立植物園にて

名称:アキギリ(秋桐)
科:シソ科 アキギリ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):本州の中部地方から中国地方にかけての日本海側
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:8~10月
花色:紫色
その他:


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マユハケオモト(眉刷毛万年青) [観葉植物]

オモトという名前が付いているため、引っ越し等で贈られる万年青の仲間と間違われますが、マユハケオモトはヒガンバナ科・マユハケオモト属で、万年青(キジカクシ科・オモト属)とは違う種類の植物です。マユハケオモトは南アフリカから熱帯アフリカに分布している球根植物で、その種類は60種程あります。マユハケオモトは冬生育タイプ(夏期休眠性)と夏生育タイプ(冬季休眠性)の大きく2つに分かれます。
 冬生育タイプは葉が分厚く品種によって、夏に葉をつけたまま休眠するタイプと落葉してから休眠するタイプに分かれ、いずれも9~11月に花を咲かせます。夏生育タイプは葉が薄く冬に葉をつけたまま休眠するタイプと落葉して休眠するタイプに分かれ、6~8月に開花し、葉をつけたまま休眠するタイプと落葉してから休眠するタイプがあります。どちらのタイプも葉が出ている期間に球根を生長させ、大きく育った球根は大きな花を咲かせます。
9~11月上旬ごろ、長さ10~20cmの太い花茎を伸ばし、その先端に花が集まり、径7cmほどの白い刷毛(はけ)のようなフサフサの花を咲かせます。
葉っぱは多肉質で、太く、「万年青(おもと)」の葉に似ており、そこから花の形状と合わせて「眉刷毛万年青(まゆはけおもと)」と名付けられたようです。

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撮影:2018年10月15日 京都府立植物園にて

名称:マユハケオモト(眉刷毛万年青)
科:ヒガンバナ科 マユハケオモト属
園芸分類:観葉植物
形態:多年草 球根
原産地(分布):熱帯アフリカ~南アフリカ
品種名:
草丈/樹高:10~60cm
開花期:9~11月
花色:白、赤、ピンク
その他:別名・流通名 ハエマンサス


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シロマンエ(白万重) [つる性]

白万重(シロマンエ)は、中国原産の「テッセン」の枝変わりで、やわらかいツルの節々にたくさんの八重咲の花を咲かせます。
気温が低い時には緑がかった乳白色で咲きます。四季咲き性も高く晩秋まで咲き続けます。

*枝変わり(えだがわり)とは
植物体の一部の枝のみが他と異なる遺伝形質を示す現象。
植物にみられる突然変異のひとつで、一部分だけ枝葉、花、果実が他の部分と違った性質になって、子に伝えられていくもの。これにより新しい品種が得られた例が果樹に多い。花の例では、もともと花の色が赤であるのに、一枝だけは白い花が咲くような状態。
長十郎ナシから二十世紀ナシを得たのがこの例です。

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撮影:2018年12月4日 京都府立植物園にて

名称:シロマンエ(白万重)
科:キンポウゲ科 センニンソウ属
園芸分類:つる性
形態:
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:黄緑色で次第に乳白色
その他:


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ビッチュウフウロ (備中風露) [草花]

山の草地や湿原の周辺に生育する多年草です。名前の通り備中を中心とした地域の湿原に見られ、他所では個体数も生育確認地点も少ないようです。
 花は直径2cmほどで間近に見ると脈が紫紅色であざやかであり、繊細で美しい。夏に開花し、根生葉は5深裂していますが、夏に延びる花茎に着く葉は3裂となります。種子が稔ると果実が割れて反り返り、種子を飛ばします。

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撮影:2018年10月15日 京都府立植物園にて

名称:ビッチュウフウロ (備中風露)
科:フウロソウ科 フウロソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:30~40cm
開花期:8~11月
花色:淡紅紫色
その他:


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ナスターチューム [草花]

1600年代にヨーロッパの探検隊が南米ペルーで見つけ、北米、欧州などで定着していたものが、江戸末期に渡来したと言われいます。花はオレンジ、イエローなどの鮮やかさと、味が若干刺激的であるので葉と共にサラダなどのアクセントに使われてきました。
ハスのような丸い葉に特徴があるナスタチウムは、別名、金蓮花(キンレンカ)とも呼ばれています。

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撮影:2018年11月23日 京都府立植物園にて

名称:ナスターチューム
科:ノウゼンハレン科
園芸分類:つる性 草花
形態:
原産地(分布):南米
品種名:
草丈/樹高:
開花期:6~10月
花色:オレンジ、イエローなど
その他:別名、金蓮花(キンレンカ)


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