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アキギリ(秋桐) [山野草]

茎先の短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花を8~10月につけます。花の先は上下に分かれた唇形で、つけ根のほうは細い筒形となります。上唇は帽子のようになり、下唇は3つに裂けます。
花柱(雌しべ)は細長い糸状で、先が2つに裂けます。
本州中部地方、本州近畿地方、日本海側に分布し、山地の林縁などに生える多年草です。
キバナアキギリが全国に分布しているのに対して、このアキギリは分布している地域が限られています。
サルビアもこの仲間です。
和名の由来は、秋に桐に似た花を咲かせるというところからきています。

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撮影:2019年9月27日 京都府立植物園にて

名称:アキギリ(秋桐)
科:シソ科 アキギリ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):本州の中部地方から中国地方にかけての日本海側
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:8~10月
花色:紫色
その他:


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マユハケオモト(眉刷毛万年青) [観葉植物]

オモトという名前が付いているため、引っ越し等で贈られる万年青の仲間と間違われますが、マユハケオモトはヒガンバナ科・マユハケオモト属で、万年青(キジカクシ科・オモト属)とは違う種類の植物です。マユハケオモトは南アフリカから熱帯アフリカに分布している球根植物で、その種類は60種程あります。マユハケオモトは冬生育タイプ(夏期休眠性)と夏生育タイプ(冬季休眠性)の大きく2つに分かれます。
 冬生育タイプは葉が分厚く品種によって、夏に葉をつけたまま休眠するタイプと落葉してから休眠するタイプに分かれ、いずれも9~11月に花を咲かせます。夏生育タイプは葉が薄く冬に葉をつけたまま休眠するタイプと落葉して休眠するタイプに分かれ、6~8月に開花し、葉をつけたまま休眠するタイプと落葉してから休眠するタイプがあります。どちらのタイプも葉が出ている期間に球根を生長させ、大きく育った球根は大きな花を咲かせます。
9~11月上旬ごろ、長さ10~20cmの太い花茎を伸ばし、その先端に花が集まり、径7cmほどの白い刷毛(はけ)のようなフサフサの花を咲かせます。
葉っぱは多肉質で、太く、「万年青(おもと)」の葉に似ており、そこから花の形状と合わせて「眉刷毛万年青(まゆはけおもと)」と名付けられたようです。

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撮影:2018年10月15日 京都府立植物園にて

名称:マユハケオモト(眉刷毛万年青)
科:ヒガンバナ科 マユハケオモト属
園芸分類:観葉植物
形態:多年草 球根
原産地(分布):熱帯アフリカ~南アフリカ
品種名:
草丈/樹高:10~60cm
開花期:9~11月
花色:白、赤、ピンク
その他:別名・流通名 ハエマンサス


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