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マルバチシャノキ(丸葉萵苣の木) [落葉樹]

 ムラサキ科の落葉樹で、チシャノキの変種とされ、暖地性であり海辺の山地に多い。
名前の由来は、葉が丸いチシャノキという意味合いでマルバチシャノキと命名されました。チシャ(萵苣)はレタスのことで、若葉を食べるとレタスのような味がすることからきています。
葉は直径8~20cmほどの楕円形で、チシャノキよりも丸くて大きい。先端は急に尖り、縁にはギザギザが目立ちます。表にも裏にも毛が多く、触れれば相当ザラつきます。
5~7月ころ、芳香のある小さな白い花を枝先にびっしりと咲かせます。花の後にできる実は直径1~1.5cmほどで、9月頃に黄色く熟します。黄色い実の中には種が二つあり、それを包む果肉はバナナの風味があって食用となるようです。

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撮影:2018年9月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月24日 京都府立植物園にて

名称:マルバチシャノキ(丸葉萵苣の木)
科:ムラサキ科 チシャノキ属
園芸分類:
形態:落葉広葉 小高木
原産地(分布):関東以西の本州、四国、九州及び沖縄
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~7月
花色:白色
その他:


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コノテガシワ(児の手柏) [常緑樹]

樹皮は赤褐色。老木では繊維状に縦に裂けます。葉は長さ約2mmの鱗片状で、くすんだ緑色で光沢はなく、表裏の区別がありません。雌雄同株。花は3~4月に雌雄とも枝先に付きます。果実は球果、長さ1~2.5cmの長楕円形となります。はじめ緑白色で、10~11月に完熟すると褐色になって裂開します。種子は長さ約7mm、長卵球形、翼はありません。果鱗は木質で、2個ずつ種子が付きます。
平面状の葉が子供の手のひらに似ることからコノテガシワと呼ばれます。
最近では園芸種のエレガンティシマの方が有名です。

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撮影:2018年9月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年12月27日 京都府立植物園にて

名称:コノテガシワ(児の手柏)
科:ヒノキ科 コノテガシワ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑針葉高木
原産地(分布):中国、朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:5~15m
開花期:3~4月
花色:
その他:


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ムラサキイヌグス(紫犬楠) [常緑樹]

ムラサキイヌグスはクスノキ科の常緑樹となります。樹皮は灰白色で、樹高は5~15mぐらいになります。葉は展開時は、葉・若枝ともに赤紫色となります。葉は、楕円形で、縁部は全縁。先端部は尾状に尖り、枝に互生です。4~5月頃、枝先の葉腋から7~15cm程度の円錐花序を出し、径4~5mm程度の無花弁の花をつけます。雌雄異花で、萼片の裏面には白色の細毛が密生します。花後には径1cm程度の卵形の果実をつけます。
和名は、出芽が紫色帯びていて、クスノキに似ているが非なる樹種のことによります。


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撮影:2021年6月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月5日 京都府立植物園にて

名称:ムラサキイヌグス(紫犬楠)
科:クスノキ科 フォエバ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑高木
原産地(分布):中国~ベトナム
品種名:
草丈/樹高:5~15m
開花期:4~5月
花色:淡黄緑
その他:


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シダレクラブアップル [落葉樹]

晩春~初夏に、桜に似た美しい花を咲かせ、秋には熟した果実が綺麗な木となります。食用リンゴの受粉樹としても活躍しているとのことです。自家結実性があり、一本で実をつけます。
秋には淡紅色の3~4cmの実がたわわに実ります。
撮影したのは、レッドジェイドではないかと思っています。このレッドジェイドはクラブアップル系の中でも数少ない枝垂れ性の品種のようです。

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撮影:2023年4月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年7月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年9月2日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年10月5日 京都府立植物園にて

名称:シダレクラブアップル
科:バラ科
園芸分類:果樹
形態:落葉性
原産地(分布):ヨーロッパ、北アメリカで改良された園芸品種
品種名:
草丈/樹高:
開花期:晩春~初夏
花色:白またはピンク色
その他:


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ハボタン(葉牡丹、葉ボタン) [草花]

ハボタンは、夏にタネをまいて育て、寒くなるとともに色づく葉を冬から春にかけて観賞する植物です。キャベツの仲間である非結球性ケールから改良されたと考えられています。日本には江戸時代に食用として渡来しましたが、その後は観賞用として改良されてきました。
葉が平滑な東京丸葉が江戸時代からの直系であり、これに縮緬性のケールを再交配し、葉の先が大きく縮れる名古屋縮緬が鉢植え向けに作出されました。戦後、両者を交配してその中間の、葉が波を打っている大阪丸葉が生まれ、この3種が代表的で、それぞれに白と紅(赤紫色)、薄紅の3色があります。品種名は紅スズメ、白スズメ(縮緬系)、紅ハト、白ハト、ツグミ(丸葉系)など世界屈指の多様な系統があります。
 名前の由来は、葉を牡丹の花に見立てたもの。耐寒性に優れ、冬の公園を彩るほか、門松の添え物にも利用されますが、暖地では色づかず、寒地では屋外越冬出来ません。
主に冬期の花壇やプランターなどで、屋外栽培されます。花は黄色で4~5月に開花しますが、観賞の対象とされず、薹(とう)が立つ前に処分されてしまうことが多いです。
また、多年草として育てれば樹木のような枝を出し、それぞれの枝の先端にハボタンがついた姿(踊りハボタン)となります。

薹(とう)が立・つ:
野菜などの花茎が伸びてかたくなり、食用に適する時期を過ぎる。
盛りが過ぎる。年ごろが過ぎる。「新人というには―・っている」

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撮影:2018年12月18日 京都府立植物園にて

名称:ハボタン(葉牡丹、葉ボタン)
科:アブラナ科 アブラナ属
園芸分類:草花
形態:二年草,多年草
原産地(分布):ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:5~100cm
開花期:4~5月
花色:黄色
その他:



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キビ(黍) [穀物]

紀元前新石器時代からの人類の食用穀物で、中国の華北地方では、アワとともに古代の主要穀物であったとのことです。
生長すると草丈1m程度になり、夏から秋にかけて茎の先に20cm程度の穂ができ、垂れ下がります。夏に花が咲き、黄色い実がなります。実が黄色であることから、「黄実(きみ)」→「きび」となったとするのが有力な語源説と言われています。実はアワより少し大きく、実は2ミリほどの扁球形で、白または黄色となります。アワ同様、うるち種ともち種があります。
実(み)は「きびもち」や「きびだんご」にします。桃太郎の話に出てくる「きびだんご」はキビの粉で作られました。現在の岡山名物の「きびだんご」は白玉粉で作られているそうです。
いわゆる「五穀(ごこく)」と呼ばれるものの一つ。

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撮影:2023年7月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年9月2日 京都府立植物園にて

名称:キビ(黍)
科:イネ科 キビ属
園芸分類:穀物
形態:一年草
原産地(分布):東インド原産
品種名:
草丈/樹高:1m
開花期:夏から秋
花色:
その他:


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ケジギタリス [薬用植物]

多年草。葉は短い毛を有し、ほとんどしわがありません。(ジキタリスは、しわがよって縮んでいます)花は黄白色で褐色の網目状の模様があります。薬用植物として利用、栽培されています。
花冠はジギタリスよりも小さく、花の色は淡い褐色に褐色の網目模様が入ります。花冠下唇は白色で、伸びだし垂れ下がります。
和名は、ジギタリスの近縁種で、茎や花に綿毛が目立つことからつけられました。

薬用部位葉
用途強心、利尿、ジゴキシン原料

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撮影:2020年6月2日 京都府立植物園にて

名称:ケジギタリス
科:ゴマノハグサ科 オオバコ科
園芸分類:薬用植物
形態:多年草
原産地(分布):バルカン半島~西南アジア
品種名:
草丈/樹高:50~100cn
開花期:
花色:黄白色
その他:


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ツルマサキ(蔓柾) [つる性]

 北海道~沖縄の山野の林内に生え、各地の山野でふつうに見られます。気根をだして樹上によじ登ります。樹皮は暗褐色。本年枝は緑色で丸く、こぶ状の細かい突起があります。葉は対生、まれに互性となります。
花期は6~7月、今年枝の下部の葉腋や芽鱗痕わきから集散花序を付け、花は4弁花で淡緑色、花弁の長さは2mm、花の径5mm程度です。雄蕊は4本となります。果期は10~12月、果実は蒴果で径5~6mm、割れると橙赤色の仮種皮を持つ種子が現れます。

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撮影:2018年12月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年12月8日 京都府立植物園にて

名称:ツルマサキ(蔓柾)
科:ニシキギ科 ニシキギ属
園芸分類:樹に咲く花
形態:常緑つる性木本
原産地(分布):日本(北海道、本州、四国、九州、沖縄)、朝鮮、中国、フィリピン
品種名:
草丈/樹高:
開花期:6~7月
花色:淡緑色
その他:


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オウバイモドキ(黄梅擬) [つる性]

オウバイモドキは、中国南西部に分布するモクセイ科ソケイ属の常緑性低木です。
分布域は中国南西部の雲南省、貴州省、四川省にあり、標高500~2600mの渓谷、森林などに自生しています。
オウバイやソケイの仲間で、オウバイは落葉性ですが、本種は一年を通じて緑色の葉を持ちます。
開花時期は3~4月でオウバイよりやや遅れて咲きます。花の直径は4~5cmほどでオウバイより大きく、花びらが6~10枚に分裂するため、二重あるいは八重先に見えるのが特徴です。
つる状に伸びる枝は、若いうちは緑色ですが、古くなると灰色っぽく、また枝の断面は四角いのも特徴です。
別名のウンナンオウバイは、雲南省原産で梅の時期に梅に似た花を咲かせることに由来しています。
名前に「梅」と付きますが梅の仲間ではなく、モクセイ科ソケイ属に属する植物で、ジャスミンの近縁種です。
ジャスミンの仲間というと特有の強い香りを想像しますが、ウンナンオウバイの花に香りはほとんどありません。
日本へは明治初期に渡来しています。

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撮影:2019年4月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年2月23日 京都府立植物園にて

名称:オウバイモドキ(黄梅擬)
科:モクセイ科 ソケイ属
園芸分類:花木
形態:常緑広葉 半つる性
原産地(分布):ヒマラヤ地方
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:3~4月
花色:黄色
その他:別名 ウンナンオウバイ(雲南黄梅)/ウンナンソケイ(雲南素馨)


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ロニケラ・レモンビューティー [落葉樹]

スイカズラ科スイカズラ属の半常緑低木で、園芸品種となります。
潅木状で、高さは1.5~3mほどになります。葉や茎は無毛で、1~3月ごろに、芳香のある白い花を咲かせます。

詳しいことは後日の挑戦となります。

*潅木状(かんぼくじょう):丈の低い木本植物。一般に2~3m以下のものをいい、幹は細く、根から叢生する状態をいいます。

*このロニケラは、丈の低い木本植物で、3mほどの高さでした。それと生え方が、潅木状(かんぼくじょう)です。
潅木状とは、一般に2~3m以下の丈の低い木本植物いい、幹は細く、根から叢生(そうせい)する状態をいいます。
叢生とは、歯がデコボコに生えている歯ならびのことや、草木などが群がって生えること

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撮影:2021年1月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年1月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年12月13日 京都府立植物園にて

名称:ロニケラ・レモンビューティー
科:スイカズラ科 スイカズラ属
園芸分類:
形態:半常緑低木
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:1.5~3m
開花期:1~3月
花色:白色
その他:


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