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ウワバミソウ(蟒蛇草) [山野草]

森の中など比較的日陰を好み、流れが殆ど視認できない水をたっぷり含んだ沢の近くの腐葉土層ほどよく成長します。
雌雄異株で、4~6月にかけて緑白色の小さな花をつけます。秋になると、葉の根元が肥大してむかごとなります。冬には地表部分は枯れますが、根は生きており、春にはまた芽が出る多年草となります。
 イラクサ科の多年草で、ミズナともミズとも呼ばれ山菜としても珍重されます。若い茎は汁の実、あえ物、煮物、漬物にして美味しいようです。特に東北地方で山菜として広く利用されます。
 名称の由来は、ウワバミ(大蛇)の住みそうな所に生えている草、という意味となります。山菜「みず」は方言で、水辺や湿地帯で自生していることに由来します。

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撮影:2018年6月19日 京都府立植物園にて

名称:ウワバミソウ(蟒蛇草)
科:イラクサ科 ウワバミソウ属
園芸分類:
形態:多年性植物
原産地(分布):北海道~九州
品種名:
草丈/樹高:30~40cm
開花期:4~6月
花色:緑白色
その他:


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ウラジロウツギ(裏白空木) [花木]

 葉の裏に星状毛が密生して白く見えるので、「ウラジロ」と呼ばれます。4~5月に花を咲かせる落葉低木で、ウツギに似ていますが、枝がやや細いのが特徴となります。
 花弁は5枚、雄しべは10本で花糸には翼があります。花糸が長く、花自体もやや細長くて俯いて咲くことが多いようです。

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撮影:2018年4月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月7日 京都府立植物園にて

名称:ウラジロウツギ(裏白空木)
科:ユキノシタ科 ウツギ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):本州(関東以西)、四国
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:果実 蒴果


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イタヤカエデ(板屋楓) [落葉樹]

北海道から九州まで日本の広い範囲に分布するカエデの仲間となります。東北地方など寒い場所の山地に多く、大きな五角形の葉が空を覆う様子を、板葺きの屋根に見立ててイタヤカエデと名付けられたようです。
秋に葉が黄色くなるカエデの代表ですが、別名「トキワカエデ(常磐楓)」のとおり基本的には秋季も緑色の葉を保ち、落葉直前のみ黄葉(稀に紅葉)します。
イタヤカエデは生育地が広いため環境による変種が多いようですが、基本的には対になって生じ、ほぼ円形で浅く拳状に裂け、先端が尖り、葉の縁にはギザギザがありません。
カエデの仲間としては花が目立つ樹種で、4~5月頃の芽出し前、枝いっぱいに黄緑色の花を房状に咲かせます。花が目立つため「ハナカエデ」や「ハナノキ」と呼ぶ地方もありますが、本種とは別にハナノキというカエデの仲間があるようです。花の後にできる実には2枚の羽根があり、10月頃に成熟します。

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撮影:2018年5月24日 京都府立植物園にて

名称:イタヤカエデ(板屋楓)
科:カエデ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉広葉 高木
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:15~20m
開花期:4~5月
花色:黄緑色
その他:別名 トキワカエデ、ハナノキ、エゾイタヤ、マイタヤ


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アズキナシ(小豆梨) [落葉樹]

 近年、雑木の庭に好んで使われるようになったアズキナシは北海道から九州の広い範囲に自生するバラ科の落葉樹です。
樹高は15m以上に達し、樹皮は灰黒褐色でざらつき、老木では縦に細長い裂け目が入ります。若い枝は紫黒色で白色の皮目があります。葉は互生し、葉身は卵状楕円形、楕円形または倒卵形で、先端は短くとがり、基部は切形から円形になり、縁は重鋸歯があります。
花期は5~6月となります。枝先に複散房花序をだし、白色の花を5~20個つけます。
果期は10~11月で果実は長楕円形になり、赤く熟します。
実は外見がアズキに似ており、ナシと同じような「石細胞」を持つことからアズキナシと名付けられました。
別名を「ハカリノメ」とも言います。葉脈が規則正しく並ぶのが特徴で、その様子を「測りの目(定規)」に見立てとも、同じように規則的に並ぶ、枝の皮目を由来とする説もあるようです。

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撮影:2023年8月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年12月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月27日 京都府立植物園にて

名称:アズキナシ(小豆梨)
科:バラ科 ナナカマド属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉広葉高木
原産地(分布):日本(北海道、本州、四国、九州)、朝鮮、中国、ウスリー地方
品種名:
草丈/樹高:15m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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アクロクリニューム(花かんざし) [草花]

ドライフラワーとして親しまれている品種です。分枝が旺盛で、草丈60cm前後、まっすぐに伸びた茎の先端に花径5cmほどの光沢ある濃桃系の花が1輪ずつ咲きます。夜になると花は閉じます。
ツボミが簪(かんざし)に似ていることから花簪と呼ばれます。
撮影した花の品種名は、ペーパードール ピンクとのことです。

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撮影:2018年2月23日 京都府立植物園にて

名称:アクロクリニューム(花かんざし)
科:キク科 ハナカンザシ属
園芸分類:
形態:1年草
原産地(分布):オーストラリア
品種名:
草丈/樹高:60㎝
開花期:種まき時期により異なります
花色:ピンク・白色
その他:品種名は、ペーパードール ピンク


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