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シシユズ(獅子柚子) [果樹]

中国が原産となります。わが国へは奈良時代に渡来したとされます。ブンタンの亜種にあたります。高さは3~4mになります。5~6月ごろ、芳香のある白色の花を咲かせます。果実は直径20cm以上、重さは1Kgくらいになります。果肉は酸味が強く、生食にはむきません。ジャムやマーマレード、ゆず酒などに利用されます。別名で「おにゆず(鬼柚)」や「ジャガタラゆず(ジャガタラ柚)」と呼ばれます。

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撮影:2018年11月23日 京都府立植物園にて

名称:獅子柚子(シシユズ)
科:ミカン科ミカン属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:3~4m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:別名 鬼柚子


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カナメモチ(要黐) [花木]

カナメモチは、葉の周囲に細かいギザギザ(鋸歯)があり、5~6月にソバの花を思わせる白い小花が集まって美しく開花します。
カナメモチの名前がありますが、モチノキ科モチノキ属のモチノキとはまったく違うものです。
カナメモチという名は、扇の要に使い、モチノキ(黐)に似るためといわれます。別名としては、かなめがし、かなめのき、あかめもち、あかめのき、そばのき(花序がソバに似るためと)などがあります。
カナメモチは生け垣として利用されることが多く、春に赤みを帯びた新葉が伸びます。樹形優先で刈り込まれるため、赤い新芽ほど花や実が観賞されていませんが、花と実もカナメモチの魅力です。

★ベニカナメモチ(レッドロビン・カナメモチとオオカナメモチの雑種):新芽が非常に鮮やかな赤になる。鑑賞価値が高く、生け垣などに利用されるようです。カナメモチとよく似ていますが、カナメモチの葉柄には鋸歯の痕跡(茶色の点に見える)が残りますが、レッドロビンには無いことで区別できます。

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撮影:2019年4月28日 京都市伏見区にて

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撮影:2018年11月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年12月20日 京都府立植物園にて



◇ベニカナメモチ(レッドロビン)
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撮影:2019年4月29日 京都市伏見区にて

名称:カナメモチ(要黐)
科:バラ科 カナメモチ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑中高木
原産地(分布):本州東海地方以西、四国、九州、中国南部、東南アジア
品種名:
草丈/樹高:3~10m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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オオカナメモチ(大要黐) [常緑樹]

 オオカナメモチは本州では希に生育する常緑広葉樹であり、岡山県や愛知県、奄美大島、沖縄などに分布する。世界では中国・台湾・フィリピンに分布します。
 カナメモチに比べて、葉も花も大きくなります。ホルトの木と同じく、新しい葉が出てから古い葉が鮮やかに紅葉して落ちます。カナメモチは春の若葉が赤く美しいので生け垣によく用いられます。オオカナメモチの幼葉も赤いですが、カナメモチの方がアカメモチとも呼ばれるだけあって赤みが強いです。しかし、カナメモチとオオカナメモチとの交配種であるレッドロビンはさらに赤みが強く、最近はこちらの方が生け垣に良く用いられているようです。
葉の長さは10~20cmになります。葉は落ちる前には赤く紅葉し、4月の終わり頃から6月に白い花を咲かせ、秋には直径約6mmの果実を総状に付けます。

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撮影:2019年3月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月10日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年11月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年12月21日 京都府立植物園にて

名称:オオカナメモチ(大要黐)
科:バラ科 カナメモチ属
園芸分類:
形態:常緑高木
原産地(分布):中国本土・台湾から東南アジア
品種名:
草丈/樹高:3~10m
開花期:4~6月
花色:白色
その他:


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シラキ(白木) [落葉樹]

本州中南部から九州の山地に生える落葉小高木です。名前の由来となる白味がかった樹皮に紅葉が映え、庭に一本植えるだけで山間の雰囲気が出せるということで、雑木ブームとともに人気が出ているようです。
樹皮は厳密に言えば灰白色でツルツルしており、触り心地がよい。外見上は分かりづらいですが、材(内部)はより白く、むしろこちらがシラキの由来になっているとする説もあります。また、育ち盛りの枝葉を折ったり、幹を傷付けたりすると白い乳液が出ることから白乳木との別名があります。
雌雄同株、雌雄異花で、花は、初夏に長さ5~10cm程度の黄色い穂状の花を咲かせますが、花弁が無いので蕾にも見え、地味で目立ません。花の形は、仲間のナンキンハゼにも似ています。
秋(10~11月)になると実を垂らし、やがて中から虎柄の種が飛び出してきます。爆発的な繁殖力で知られるナンキンハゼの仲間であり、ナンキンハゼ同様に種には脂分が多く、食用、灯油などに使用できる。

秋には紅~サーモンピンクに紅葉する。紅葉の綺麗なナンキンハゼの仲間で、綺麗に紅葉します。

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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年9月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月14日 京都府立植物園にて

名称:シラキ(白木)
科:トウダイグサ科 シラキ属
園芸分類:
形態:落葉広葉/中高木
原産地(分布):本州、四国、九州、沖縄。朝鮮、中国
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~6月
花色:黄色
その他:別名 白乳木/猛樹


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オッタチカンギク(乙立寒菊) [草花]

高さ50cm程度で葉は小さく3中裂し、基部は広いくさび形です。総苞外片は線形となります。花期は、10~11月です。
シマカンギクの変種で、島根県出雲市・立久恵峡(たちくえきょう)周辺のみに生えます。母種のシマカンギクよりも葉が小さく、シマカンギクの総苞外片が長楕円形~卵形になるのに対して本種は線形になる特徴がみられます。
和名は、栽培すると茎が立つことと立久恵峡がある乙立地区にかけて命名されました。

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撮影:2018年11月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月8日 京都府立植物園にて

名称:オッタチカンギク(乙立寒菊)
科:キク科 キク属
園芸分類:
形態:
原産地(分布):島根県固有種
品種名:
草丈/樹高:50cm
開花期:10~11月
花色:黄色
その他:


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タイワンツバキ(台湾椿) [花木]

葉は光沢を持つ濃緑色、葉形は長楕円形で、先端に凹みが見られることも多い。一見して茶の葉にも似ていおり、葉脈部分が下方に凹む傾向があります。葉は枝が互生です。
10~2月頃に径10cm前後で白色の花を咲かせます。
花弁が白色で、雄しべが黄色のため、地上に落ちた様子から「卵焼きの木」とも呼ばれます。

和名は、産地名から

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撮影:2018年11月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年12月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年5月24日 京都府立植物園にて

名称:タイワンツバキ(台湾椿)
科:ツバキ科 タイワンツバキ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑高木
原産地(分布):台湾、中国南部、ベトナム
品種名:
草丈/樹高:15~20m
開花期:10~2月
花色:白色
その他:


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ノコギリシダ(鋸羊歯) [シダ類]

 根茎は細く、直径約3㎜、長く、地中を這い、やや群生です。葉柄は長さ 25~30㎝、直径約3㎜、基部には暗褐色、披針形の鱗片がまばらにつきます。葉身は黄緑色、やや光沢がある革質、長さ30~35㎝、幅8~14㎝の広披針形の単羽状葉です。葉脈がくぼみ、葉脈が明瞭。羽片は12~18対つき、頂羽片はなく、浅い鋸歯縁、先にいくほど小さくなります。下部の羽片は鎌状狭披針形です。羽片の基部前部に耳垂がつく。胞子嚢群(ソーラス)は長さ2.5~7㎜の線形、中肋寄りにつき、耳垂には付きません。
ヘラシダ属としている場合もあります。
和名は、側羽片の形と辺縁の鋭鋸歯を鋸に見たてたことからとのことです。

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撮影:2018年11月16日 京都府立植物園にて

名称:ノコギリシダ(鋸羊歯)
科:イワデンダ科 ノコギリシダ属
園芸分類:
形態:常緑シダ植物
原産地(分布):本州(房総半島以西)、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、東アジアに広く分布
品種名:
草丈/樹高:60~80cm
開花期:
花色:
その他:


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ニトベギク(腫柄菊) [花木]

大型の多年草または低木で、草丈が5mほどに達します。短日性の植物で、晩秋に直径15cmほどのヒマワリに似た黄色い花を咲かせます。
和名は、新渡戸稲造が日本に導入したとされることに由来するそうです。
日本では主に沖縄県で自生し、お茶として嗜まれています。その他に観賞用として庭先に育てられている様子が見られるそうです。
沖縄における開花時期は5月、11月頃で、年二回みられます。
別名コウテイヒマワリ(皇帝向日葵)。

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撮影:2018年11月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年12月5日 京都府立植物園にて

名称:ニトベギク(腫柄菊)
科:キク科 ニトベギク属
園芸分類:花木
形態:多年草または一年草
原産地(分布):中米・メキシコ
品種名:
草丈/樹高:2~5m
開花期:11月ごろ
花色:黄色
その他:


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シマジタムラソウ(島路田村草) [山野草]

 シマジタムラソウは東海地方に分布し、主に蛇紋岩地の林縁に生えます。
茎は四角形で、下部に毛があります。葉は1~2回羽状複葉で、茎の下部に集まってつくことが多い。小葉は卵形で、先端のものが一番大きく、側裂片はやや小型、縁には少数の鈍い鋸歯があります。
花は茎の先に穂状にややまばらにつき、花冠は淡青紫色で長さ8~10mm程度です。雄しべは曲がらず花冠の外に突きでます。
貧弱なナツノタムラソウといった印象で、花期や雄しべが花冠から飛びだすところも同じですが、葉は地表近くにまとまってつく特徴があります。

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撮影:2020年7月5日 京都府立植物園にて


名称:シマジタムラソウ(島路田村草)
科:シソ科 アキギリ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):東海地方の固有種
品種名:
草丈/樹高:10~60cm
開花期:9~10月
花色:淡青紫色
その他:


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トレニア フォウルニエリ [草花]

トレニアは暑い夏にたくさんの花を次々と咲かせ、耐陰性のある、とても育てやすい植物です。アジアからアフリカにかけて約40種が知られており、一年草のトレニア・フルニエリ(ナツスミレ、ハナウリクサ)、トレニア・バイロニーと、多年草のトレニア・コンカラー(ツルウリクサ)、これらの交雑による園芸品種が出回っています。一般的に「トレニア」と呼ばれているのは、今回のトレニア・フルニエリです。
和名では「ハナウリクサ(花瓜草)」といいます。「ビオラ」に似た花を咲かせるので、「ナツスミレ(夏菫)」や「パンダスミレ)とも呼ばれます。こんもりと整った姿になり、暑さに強く、性質は強健で、たいへんに多花性ですから、夏の花壇や鉢花に適し、4~10月ごろまで咲き続けます。花色は濃青の他に淡青、桃、黄、白などがあり、多くの品種があります。

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撮影:2018年10月30日 京都府立植物園にて

名称:トレニア フォウルニエリ
科:アゼトウガラシ科 ツルウリクサ属
園芸分類:草花
形態:一年草,多年草
原産地(分布):アジア、アフリカ
品種名:
草丈/樹高:20~30cm、匍匐性
開花期:4~11月
花色:青,紫,白,ピンク,黄
その他:


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