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コウゾリナ(剃刀菜・顔剃菜) [山野草]

 コウゾリナは日本の各地に生育する越年性の1年草本。路傍・原野・牧草地などに生育し、適湿のやや栄養分の良好な場所を好みます。
秋に芽生え、ロゼットで越冬します。夏草が茂る頃になると花茎を延ばして生長します。花は5月の終わり頃から咲き始め、枝を分けて夏まで次々と花を咲かせます。頭花は舌状花のみからなります。
茎や葉のザラザラした触感からカミソリにたとえ、剃刀菜と呼んでいたものがコウゾリナになまったとのことです。
 キク科の例にもれず、果実は羽毛状の冠毛のついた痩果が頭状になり、種子は風で遠くに運ばれ繁殖します。

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撮影:2020年5月14日 京都市伏見区にて

名称:コウゾリナ(剃刀菜・顔剃菜)
科:キク科 コウゾリナ属
園芸分類:
形態:越年草・短命な多年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州。サハリン
品種名:
草丈/樹高:20~200cm
開花期:5~10月
花色:黄色
その他:


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ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟) [山野草]

ナガミヒナゲシは、日本では東京都世田谷区で1960年に初めて確認されて以来、強健な性質と強い繁殖力から急速に広がりを見せ、現在では北海道から琉球に至る全国で繁殖が確認されているそうです。
その繁殖力の秘密は、根と葉からは、周辺の植物の生育を阻害する成分を含んだ物質が分泌されます。その上に、一つの果実には約1600粒の種子が内包されています。一個体は100個の果実を成すこともあるため、多い個体では15万粒の種子を持っている計算になります。種子の表面には凹凸があり未熟な状態でも発芽し、また、結実から5年を経たものでも発芽することができるという強力な帰化植物です。環境への影響も心配されているようです。見ているだけでは可愛いですが!。

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撮影:2020年5月14日 京都府立植物園にて

名称:ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟)
科:ケシ科 ケシ属
園芸分類:
形態:越年草
原産地(分布):地中海地方原産
品種名:
草丈/樹高:15~60cm
開花期:春~夏
花色:オレンジ色
その他:


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ハナキリン(花麒麟) [観葉植物]

ハナキリン(花麒麟)はマダガスカル原産のトウダイグサ科の低木。茎は直立しますが、高くなると半つる状になり、這ったり他の物によりかかったりします。葉は長さ3cmほどの楕円形で若い茎の先端付近に多数付き、生長すると棘に変わります。棘で他の物にからまります。花は茎の先端に径1~2cmほどの杯状花序(トウダイグサ属特有の形)となり、1対の花弁状の苞があって、これが赤、橙、黄、白などに着色し、大きくなると、多肉植物というより樹木のような印象を受けます。
ハナキリンは種類が多く、良く見かけるハナキリンは「スプレンデンス」と呼ばれる品種です。淡いピンクではなく濃い赤の花をつけるものは「ブレオニー」と呼ばれます。また大型の品種もあります。
ハナキリンの樹液は乳白色で粘り気があり、独特の臭いがします。皮膚などに付着すると体質によってはかぶれてしまうことがあり注意が必要となります。

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撮影:2020年5月6日 京都市伏見区にて

名称:ハナキリン(花麒麟)
科:トウダイグサ科 ユーフォルビア属
園芸分類:観葉植物
形態:多年草
原産地(分布):アフリカ、マダガスカル
品種名:
草丈/樹高:20~100cm
開花期:
花色:赤、橙、黄、白
その他:


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紫陽花「八溝山ヤマアジサイ」 [花木]

詳しい情報が見つかりません。
八溝山は福島県最南部に位置し、ヤマアジサイの北限地とされるそうです。
両性花、装飾花とも白色、一重、 額ブチ咲き。

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撮影:2018年5月29日 京都府立植物園にて

名称:紫陽花「八溝山ヤマアジサイ」
科:アジサイ科 アジサイ属
園芸分類:
形態:耐寒性低木 落葉樹
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:



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スイバ(酸葉) [山野草]

北海道~九州の道ばた、田畑のあぜに育つ多年草となります。
雌雄異株で、花は春遅くから初夏(5~8月)にかけて、雄株は黄色っぽい淡紫色の小花、雌株は淡紅紫色の小花を穂状に咲かせます。茎の先に総状花序を円錐状に出して、直径3mm)ほどの小花がたくさんつく。雄株にある雄花は風で花粉を運ぶ風媒花で、大きな雄しべがぶら下がっていて、風に揺れながら花粉を飛ばす。一方、雌株の雌花に見られる房状のものは柱頭で、花粉を受け止めるために細く分かれている縮れた感じの雌しべを花の外に出しています。
 山菜として葉を食べるが、酸っぱいのでこの名前がつきます。

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○雌株
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○雄株
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撮影:2020年5月10日 京都市伏見区にて

名称:スイバ(酸葉)
科:タデ科 ギシギシ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):北半球全域
品種名:
草丈/樹高:50~80cm
開花期:5~8月
花色:雄株は黄色っぽい淡紫色、雌株は淡紅紫色
その他:


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ヒメコバンソウ(姫小判草) [山野草]

ヒメコバンソウ(姫小判草)は単子葉植物イネ科コバンソウ属の雑草の一種。コバンソウに似た小さい小穂(形は三角形)をつけることから名付けられました。
一年生植物。草丈は10~60cmで、茎は株立ちまたは単生で直立し、根元はややほふくします。
花は長さ5~15cmの円錐花序になり、三角状卵形の糸状の枝を持つ小さな三角形の実がいっぱい垂れ下がります。
小穂はやや扁平で、淡い緑色(紫色を帯びることもある)をしていて、やや光沢があります。
種子繁殖し、春に発芽して、夏(6~9月)に花を着けます。

また、別名を 「鈴茅(すずがや)」、「鈴萱(すずがや)」と呼ばれます。実を振り動かすと、すり合う音がすることから。

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撮影:2020年5月10日 京都府立植物園にて

名称:ヒメコバンソウ(姫小判草)
科:イネ科 コバンソウ属
園芸分類:
形態:1年草
原産地(分布):ヨーロッパ原産
品種名:
草丈/樹高:10~60cm
開花期:5~6月
花色:淡い緑色
その他:


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シュロチク(棕櫚竹) [観葉植物]

シュロチクはヤシ科カンノンチク属の植物です。カンノンチク属を“ラピス属”とも呼びますが、ラピス(Rhapis)とはラテン語で“針”という意味です。葉が針のように尖っていることが由来です。
原産地は中国南部から南西部、そして東南アジアです。漢字では“棕櫚竹”と書きますが、竹の仲間ではなくヤシの仲間です。竹のように幹や葉が細長く似た特徴がありますが、竹はイネ科の植物です。シュロというヤシ科の植物に葉が非常に似ていて、日本人には身近な竹にも似た特徴があるので合わせて「シュロチク」の名前が付けられたようです。
常緑で四季を通じて緑の葉を楽しむことができ、環境合わせて育てやすく丈夫な観葉植物です。
観葉植物として人気のシュロチクですが、6月頃に花も咲き、黄色がかった白色をしています。しかし毎年必ず花が咲くわけではありません。
お花を発見したらすごく嬉しくなります。今年初めて花が咲くのを見かけました。シュロチクの花言葉は「思慮深い」「向上心」です。派手ではなく繊細で控えめなところから「思慮深い」、そして植物自体は寒さにも日陰にも強く生命力を感じるところから「向上心」という、優しさの中にも強さを感じる花言葉を持っているそうです。

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撮影:2020年5月11日 京都市伏見区にて

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撮影:2020年6月10日 京都市伏見区にて

名称:シュロチク(棕櫚竹)
科:ヤシ科 カンノンチク属(ラピス属)
園芸分類:観葉植物
形態:
原産地(分布):中国南部
品種名:
草丈/樹高:~2m程度
開花期:6月ごろ
花色:黄色がかった白色
その他:


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ミヤコグサ(都草) [山野草]

北海道~琉球の道ばたや鉄道線路、海岸などでふつうに見られる多年草。
茎は長さ5~40cmで根元からよく枝分かれして、地面を這い、茎先は斜めに立ち上がります。
茎には節ごとに葉を互生させます。
葉は5枚の小葉をもつ奇数羽状複葉ですが、基部の1対が小さく托葉状になるため、3出複葉にみえます。
花茎の先に散形状に1~3個の花がつき、花の基部には葉とほぼ同じ形で3出する苞がつきます。
花は鮮やかな黄色の蝶形花です。
果実は細長い円柱状の豆果で熟すと2片にねじれて裂け、20個ほどの種子が出ます。

ミヤコグサ(都草)の名前は、昔は都に多く自生していたことが由来だと言われています。この都が京都なのか奈良なのかは限定されていないようです。別名の烏帽子草(えぼしぐさ)の由来は、花の形が烏帽子に似ていることによります。

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撮影:2020年5月9日 京都市伏見区にて

名称:ミヤコグサ(都草)
科:マメ科 ミヤコグサ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):日本(北海道~琉球)、朝鮮、中国、台湾、ヒマラヤ
品種名:
草丈/樹高:匍匐、分枝
開花期:4~10月
花色:黄色
その他:別名 エボシグサ (烏帽子草)


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紫陽花「深山八重紫(ミヤマヤエムラサキ)」 [花木]

「深山八重紫(みやまやえむらさき)」は、ガク咲きの八重咲き花で、大輪丸弁八重咲きの品種です。
京都府南丹市(旧美山町)堀越峠産の八重ガク咲きのヤマアジサイ。
花色は青紫~赤紫色で土質により花色は変化します。

美山町で発見されたのに名前が「美山八重紫」でなく「深山八重紫」というのも面白いですね。
発見されたのが、奥深い山だったのでしょうね。

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撮影:2018年6月5日 京都府立植物園にて

名称:紫陽花「深山八重紫(ミヤマヤエムラサキ)」
科:アジサイ科 アジサイ属
園芸分類:
形態:耐寒性低木 落葉樹
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:5~6月
花色:青紫~赤紫色で土質により花色は変化します
その他:山アジサイ



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ネズミムギ(鼠麦) [山野草]

ネズミムギは、ヨーロッパ原産で、別名でイタリアンライグラスとよばれ、牧草として導入されましたが、その後緑化などに利用されて、各地の道路沿いの草地などによく群生しています。同属のホソムギとよく似ており、両種の交配によって様々な品種が作出されているので、中間的なものがあり、同定が困難なようです。
ここでは、ネズミムギとして扱います。

一年草ないし二年草で、根元で枝分かれして束生し、背丈は30~100cmに達します。全体にすらりとした印象。茎には数節があって葉をつけます。葉は細長く、ほぼ偏平で緑色。基部は葉鞘となります。
花期は5~7月で、茎の先端から一つの穂状花序を出し、穂は長さ15~30cm、ほぼ直立し、ほぼ等間隔に多数の小穂をつけます。主軸は小穂ごとにやや曲がります。小穂には柄がなく、二列に並んだ小花の列の一方を茎に向けます。
小穂は両端のとがったやや細めの披針形で偏平、長さ1~2.5cm。緑色で無毛、8~20花を含みます。穎はいずれも先がとがり、細い芒があります。

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撮影:2020年5月9日 京都市伏見区にて

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撮影:2020年5月19日 京都市伏見区にて

名称:ネズミムギ(鼠麦)
科:イネ科 ドクムギ属
園芸分類:
形態:1~越年草
原産地(分布):ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:30~100cm
開花期:5~7月
花色:緑色
その他:


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