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ピレオギク(ぴれお菊) [山野草]

北海道の日本海側からサハリンの海岸に分布する イワギク の近縁種。
草丈は低く、葉は羽状深裂します。
夏に、花茎を伸ばし茎頂に頭花を咲かせます。頭花は舌状花は淡紅色或いは白、筒状花は黄色です。
花後の種が痩果(そうか)となります。
冬の季節風がまともに吹きつける岩場は脆く傾斜も急で、大きな木は見られず背の低い草が生えている、そんな場所に生えているのが、葉の切れ込みが大きく、厚くてツヤがあるのがこの花で、広義のイワギクに含まれるとする考え方と、海岸に生え、葉が厚くいことから別種とする考え方があります。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。

ピレオの名前は樺太(サハリン)のピレオ(鰭尾)の地名にちなみます。

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撮影:2020年10月28日 京都府立植物園にて

名称:ピレオギク(ぴれお菊)
科:キク科 キク属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):北海道~サハリン原産
品種名:
草丈/樹高:10~50cm
開花期:8~9月
花色:白色
その他:別名 エゾノソナレギク(蝦夷の磯馴菊)、チシマソナレギク(千島磯馴菊)


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サトウカエデ(砂糖楓) [落葉樹]

北アメリカ原産。葉も日本の在来種のカエデと比べるとかなり大ぶりで、特徴ある形状をしています。
カナダを代表する木とされ、同国では国旗にこのサトウカエデの葉がデザインされているほか、メイプルリーフ金貨などの硬貨のデザインにも取り入れられています。
他のカエデ同様に春には黄緑色の小花を咲かせ、初秋には鞘状の種子が実る。
葉はカジカエデに似ており、3~5に裂け、長さ7~15cmの大型になります。秋には写真のとおり黄色や赤に色付きます。
樹液を煮詰めたものをメープルシロップとして利用。また、樹木はその堅牢性から、家具などに利用されます。

国産のイタヤカエデなどをカエデ材と呼ぶのに対し北米から輸入したサトウカエデはメープル材と呼ぶ事が多い。

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撮影:2020年11月5日 京都府立植物園にて

名称:サトウカエデ(砂糖楓)
科:ムクロジ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):北アメリカ原産
品種名:
草丈/樹高:30~40m
開花期:春
花色:黄緑色
その他:


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