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センボンヤリ(千本槍) [山野草]

日本全土の山地や丘陵の日当たりのよい草地などに生えます。春の花は丈が低く、秋の閉鎖花の半分以下の高さ。
春型の花茎は高さ10cmくらいになり、4~6月頃、径1.5cmの頭花をつけます。春型の頭花には、縁1列に舌状花がつき、中央には筒状花が付きます。筒状花はめしべとおしべを備える両性花で、舌状花はめしべだけが機能する雌花。花の色は白から赤紫で、ムラサキタンポポの別名はこの春花に由来します。
秋型の花茎は高さ30~60cmになって林立し、小さいながら千本槍の様相を見せます。花茎には線形の小葉が多数つきます。秋型の頭花は、自家受粉する閉鎖花で筒状花のみからなります。総苞は筒状で長さ15mm程度。果実は痩果となり長さ6mm、冠毛は褐色になり、長さは11mm。春と秋では、秋の花のほうが花の数、種子の数ともに多い。



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撮影:2020年11月27日 京都府立植物園にて

名称:センボンヤリ(千本槍)
科:キク科 センボンヤリ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、南千島、サハリン、シベリア、朝鮮半島、中国大陸
品種名:
草丈/樹高:春 5~20㎝  秋 30~60cm
開花期:春4~6月 秋9~11月
花色:
その他:別名 ムラサキタンポポ


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