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カギカズラ(鉤葛) [つる性]

本州の房総半島以南の山林に自生するつる性植物です。枝はつる状になって水平に伸び、葉は長楕円形で長さ5~12cmで、その葉腋には側枝が変形した太く曲がった鋭いかぎがあり、他の植物などに絡みつきます。
花は6~7月に咲きます。枝の先端近くの葉腋から2~3cmの枝が一本だけ伸び、その先端に多数の花が頭状に集まった球形の花序が一つつきます。
面白いのは、葉のつく節ごとに鉤がでるのであるが、二本が対になって出る節と一本だけ出る節が交互に現れることが多い点です。
この鉤は本来は枝であったものと考えられているそうです。葉の上側の基部は本来は枝のでる位置です。また、側枝のでた節には鉤がないし、花序を出した葉の基部にも鉤を生じない事でもそれがわかるとのことです。側枝では対生する葉は水平に展開し、鉤はその基部からでて少し下向きに曲がって伸びるため、葉に隠れる形になっており、下から見ないと分かりずらいです。

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撮影:2018年7月4日 京都府立植物園にて

名称:カギカズラ(鉤葛)
科:アカネ科 カギカズラ属
園芸分類:
形態:つる性植物
原産地(分布):本州の房総半島以南
品種名:
草丈/樹高:
開花期:6~7月
花色:淡黄色
その他:


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ニンジンボク(人参木) [花木]

広披針形の葉は掌状複葉で、3~5個の小葉があります。7~9月ごろ、葉腋に円錐花序をつけ、淡い紫色の小さな花を咲かせます。花冠の下部は筒状、上部は5裂します。果実は球形で黒く熟しますが、これを漢方では牡荊子(ぼけいし)と呼んで風邪薬に用いられます。名前は、葉のかたちが「チョウセンニンジン」に似ていることからとのことです。

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撮影:2018年6月27日 京都府立植物園にて

名称:ニンジンボク(人参木)
科:シソ科 ハマゴウ属(クマツヅラ科ハマゴウ属)
園芸分類:庭木・花木,ハーブ
形態:落葉低木
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:7~9月
花色:青紫色
その他:


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オランダカイウ(オランダ海芋)・カラー [球根]

花のように見える白い部分は、サトイモ科特有の「仏炎苞」という部分で、漏斗状に巻いています。
真ん中にある直立した黄色い部分が、小花の密生する肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)です。
葉は大形の矢尻形で、長い柄があります。葉は肉厚で艶があり、少し巻いています。
別名をカラー(Calla)ともいいます、これは以前の分類の名残です。
また、単に「海芋」としても流通しているとのことです。
「海芋」は「海外の芋」といった意味合いで、国交のあったオランダから伝わったのが和名の由来です。
私的にはカラーの方が馴染みが深いですが!

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撮影:2022年5月10日 京都市伏見区にて

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撮影:2018年6月26日 京都府立植物園にて

名称:オランダカイウ(オランダ海芋)・カラー
科:サトイモ科 オランダカイウ属
園芸分類:草花、球根
形態:多年草
原産地(分布):南アフリカ
品種名:
草丈/樹高:30~70cm
開花期:3~7月
花色:白,ピンク
その他:


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ユーコミス [球根]

ユーコミスは南アフリカ原産の球根草花です。夏に太い花茎を伸ばし、その頂部に星形の小さな花を多数つけ、先端に葉を茂らせます。
その姿がパイナップルに似ることから、パイナップルリリーの別名があります。
日本には明治時代の末期に渡来し「ホシオモト(星万年青)」の和名があります。

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撮影:2018年7月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年7月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年7月5日 京都府立植物園にて

名称:ユーコミス
科:ユリ科 ユーコミス属
園芸分類:球根
形態:多年草
原産地(分布):中央アフリカ 南アフリカ
品種名:
草丈/樹高:40~70cm
開花期:7~8月
花色:白、緑、ピンク、薄紫
その他:


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クサレダマ(草連玉) [山野草]

 クサレダマはサクラソウ科の多年草で、北海道、本州、九州の湿地に生えます。高さ150cm近くになる割と大型の植物です。
地下茎は横にはい、茎の上部や葉腋から出た枝先に円錐花序をつくり、1~2cmの5弁花を付けます。葉は対生または3~4枚輪生です。
マメ科の「連玉(れだま)」という黄色い花の木に似ている草、からこの名前になったとのことですが、レダマはマメ科というくらいですから花の形は当然違いますよね。
 すぐ連想しそうな、「腐れ玉(クサレ ダマ)」ではなく「草連玉(クサ レダマ)」です。

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撮影:2018年6月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年7月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年9月1/3)2日 京都府立植物園にて

名称:クサレダマ(草連玉)
科:サクラソウ科 オカトラノオ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州、九州
品種名:
草丈/樹高:150cm程度
開花期:7~8月
花色:黄色
その他:別名は「硫黄草(いおうそう)」で花の色が黄色いところから


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カセンソウ(歌仙草) [山野草]

山野の日当りのよいやや湿った場所に生え、長い地下茎を出して増える一年交代の多年草。茎は高さ60~80cmで硬く、葉とともに毛があります。葉は互生しやや硬く、葉脈は裏面に隆起します。茎の上部で分枝して7~9月に黄色い頭花をつけます。総苞の下に苞葉があります。

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撮影:2018年6月26日 京都府立植物園にて

名称:カセンソウ(歌仙草)
科:キク科 オグルマ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:60~80cm
開花期:7~9月
花色:黄色
その他:


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サンゴバナ(珊瑚花) [花木]

サンゴバナは南アメリカ、ブラジル原産のキツネノマゴ科の常緑小低木で、我が国へは江戸時代に渡来してきた。
茎の先端にピンク色の細長い唇形の(フラミンゴのような)花が集まり、次々と花開いていく。
花冠は長さ7cm前後で、まとまって咲くと、かなり豪華に見える。
高さは約0.3~2mほどで、よく枝分かれして大きな葉を茂らせ、葉の形は、先端がとがった少し長い卵形をしていて対生。
葉の表面は光沢のあり暗緑色、裏面は淡暗紫赤色となる。
和名である「珊瑚花」の名前の由来はピンク色の花が珊瑚のように見えることからで、別名であるフラミンゴプランツは花の形がフラミンゴに似ていることからのようである。
我が家には昨年に嫁の実家からお裾分けでした。

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撮影:2018年7月1日 京都市伏見区にて

名称:サンゴバナ(珊瑚花)
科:キツネノマゴ科 ジャスティシア属 
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑小低木
原産地(分布):ブラジル
品種名:
草丈/樹高:0.3~2m
開花期:5~10月
花色:ピンク色
その他:


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