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アワユキエリカ(淡雪エリカ) [花木]

南アフリカのケープ地方が原産で、秋が深まって花が少なくなった頃から、細かく分枝した繊細な小枝の先に、明るいピンクの鐘形の小花がちらほらと咲き始め、春になるまで次々と咲いて、花が枝や葉を埋めつくします。
花の名は、粟粒のように小さなエリカの花が小枝に降り積もった雪のように見えることから名づけられたとのことです。

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撮影:2018年2月23日 京都府立植物園にて

名称:アワユキエリカ(淡雪エリカ)
科:ツツジ科 エリカ属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):南アメリカ
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:11~3月
花色:
その他:


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アメリカテマリシモツケ(ディアボロ) [花木]

アメリカテマリシモツケの仲間は、北アメリカを中心に6~12種が分布するバラ科テマリシモツケ属の落葉性低木です。
ほとんどの種は北米に分布しており、1種がアジア北東部に分布しています。
アメリカテマリシモツケも原産地は北米で、アメリカ東部を中心に川沿いや岩場、雑木林などに自生しています。
葉と花の美しさもさることながら、強健な性質と幅広い環境に適応可能で、近年急速に人気が高まりつつある花木の一つです。
花は春先に葉が展開した後に開花し、上部の分枝した枝先に、径3~5㎝程度の半球状の花序を出し、小さな花を多数咲かせます。
花はコデマリに似ており、花径1㎝程度の大きさで5枚の花弁を持ち、多数の雄蕊が長く突出します。
花は花序の外側から開花し、花序は枝先に付いたものから順次咲き進みます。
花後には果実を実らせ、果実は熟すと赤く色付きます。
葉は楕円形で縁に鋸歯があり、浅く3~5裂し、枝に互生します。
今回撮影したのは園芸品種で「ディアボロ」と呼ばれる赤葉が特徴のものです。
「ディアボロ」とはイタリア語で悪魔という意味の品種だそうです。


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撮影:2018年5月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年6月2日 京都府立植物園にて

名称:アメリカテマリシモツケ(ディアボロ)
科:バラ科 テマリシモツケ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):北アメリカ東部
品種名:
草丈/樹高:1.5~2m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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ツツジ(躑躅) [花木]

古くから栽培されるツツジは、日本人に最も親しまれている植物の一つとなります。
ツツジ科ツツジ属の植物の総称となります。常緑または落葉性の低木、まれに小高木もあります。よく分枝し、枝や葉に毛があります。春から夏、白・紅・紫色などの漏斗形で先の5裂した花が咲きます。

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撮影:2017年4月30日 京都府立植物園にて

名称:ツツジ(躑躅)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:庭木・花木
形態:半常緑性低木
原産地(分布):日本・中国を中心としたアジア東部
品種名:
草丈/樹高:0.5~2m
開花期:4~5月
花色:白,赤,ピンク,紫,複色
その他:


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アガパンサス [草花]

南アフリカに10~20種が知られる、毎年花を咲かせる多年草です。
冬でも葉が枯れない常緑種と、枯れて休眠する落葉種の2タイプがあります。また、その2つの中をとった性質の種もあり、それらは中間タイプと呼ばれます。
地際から光沢のある細長い葉を何枚も出します。その間から花茎を長く伸ばし、先端に数十輪の花を放射状に咲かせます。開花時期は種によって若干異なりますが、梅雨時期を中心として早いものでは初夏、遅いものは夏~秋です。
さわやかな涼感のあり、花の形は先端の大きく開いたラッパ型で横向きに咲くものが多いですが、下向きや上向きに花が開くものもあります。立ち姿が優雅で美しく、厚みのある革質の葉が茂る様子には力強さも感じられます。
ユリ科の植物とされていますが、分類体系によってはユリ科から分離されたネギ科に分類されたり、さらにさらにそこから独立したムラサキクンシラン(アガパンサス)科とすることもあります。分類的にはあやふやな点の多い植物です。

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撮影:2022年6月24日 京都・京都府立植物園にて

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撮影:2018年7月1日 京都・伏見区にて

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撮影:2018年7月15日 京都・伏見区にて

名称:アガパンサス
科:ユリ科 アガパンサス属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):南アフリカ
品種名:
草丈/樹高:30~150cm
開花期:5~8月
花色:青紫,白,複色
その他:和名:ムラサキクンシラン(紫君子蘭)


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ルイヨウボタン(類葉牡丹) [山野草]

ボタン の葉に似ることからこの名前が付いていますが、ボタン科ではなくメギ科の野草です。花は2~3cmと小さく黄緑色。なお、ルイヨウ(類葉)とは葉が似るという意味とのことです。
葉は2~3回3出複葉。花期は4~6月で、萼片は6枚で黄緑色、花弁よりはるかに大きく、花弁と見間違うほど。花弁は6枚で、小さく、雄蕊6本と重なり合うように付いています。秋に黒紫色の液果状の種子をつけます。
今年は花を見逃がしましたので、また来年挑戦ですが、花があまり目立たないのでまた見逃しそうですね。

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撮影:2019年4月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年7月13日 京都府立植物園にて

名称:ルイヨウボタン(類葉牡丹)
科:メギ科 ルイヨウボタン属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):樺太、ウスリー、中国、朝鮮半島、日本
品種名:
草丈/樹高:40~70cm
開花期:4~6月
花色:黄緑色
その他:


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ユリ(百合) [球根]

ユリ(百合)は、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属の多年草の総称です。
北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上、品種は約130品種(アジア71種、北アメリカ37種、ヨーロッパ12種、ユーラシア大陸10種)を数えます。日本には15種があり7種は日本特産種です。 山岳地帯を含む森林や草原に自生することが多いが、数種は湿地に自生するようです。
ユリは花姿や草姿、開花期などがさまざまで、多くの園芸品種があります。減少したとはいえ、日本には、ヤマユリやササユリ、テッポウユリなどが野山に自生しており、古くから愛されてきました。庭植え、鉢植え、切り花に加え、ゆり根を食用にするなど、さまざまな楽しみ方があります。
和名の由来は、細い茎に大きな花がつくので風に揺れることから「ゆる(揺)」、それが変化して「ゆり」になった。漢字の「百合」は漢名からで葉や鱗茎(りんけい)が多数重なり合うことからなどのようです。

このコーナーでは、ユリ科 ユリ属をまとめてみました。

名称:ユリ(百合)
科:ユリ科 ユリ属
園芸分類:球根
形態:多年草
原産地(分布):北半球の温帯地域
品種名:
草丈/樹高:50~200cm
開花期:6~8月
花色:白,赤,ピンク,オレンジ,黄,複色
その他:


ウケユリ
(請百合)

オウゴンオニユリ
(黄金鬼百合)

オニユリ
(鬼百合)

カノコユリ
(鹿の子百合)

カノコユリ「白花」
(鹿の子百合・白花)

キカノコユリ
(黄鹿の子百合)

コオニユリ
(小鬼百合)

サクユリ
(作百合)

ササユリ
(笹百合)

タキユリ
(崖百合)

タニマユリ
(谷間百合)

ヒメユリ
(姫百合)

ベニスジヤマユリ
(紅筋山百合)

ヤマユリ
(山百合)

リリウム・コンカドール
-

リリウム・レガレ
-

テッポウユリ
(鉄砲百合)

タカサゴユリ
(高砂百合)
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スカシユリ
透百合




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リョウブ(令法) [落葉樹]

日本全国の山間に見られる落葉樹で、6~9月にかけて穂状の白い花を咲かせます。一つ一つの花はよく見ればウメに似ており、おびただしい数の蝶や蜂が蜜を求めて集まります。花には同時期に咲くシナノキやボダイジュに通じる芳香があります。
リョウブの幹はサルスベリやナツツバキのように樹皮が剥離し、カゴノキようにまだら模様が見られます。特に老木は独特の風情があるがあり、冬枯れの庭にも映え、庭木としても人気があるとか。
リョウブという名は、飢饉に備えて貯蔵と採取を「令法(りょうぼう)」によって命じたという歴史に由来するとのことです。

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撮影:2023年7月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年7月5日 京都府立植物園にて



名称:リョウブ(令法)
科:リョウブ科 リョウブ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉高木
原産地(分布):北海道南部、本州、四国、九州、済州島
品種名:
草丈/樹高:3~7m
開花期:7~9月
花色:白色
その他:


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ホザキシモツケ(穂咲き下野) [花木]

北海道と本州の一部(岩手県玉山村、栃木県奥日光小田代ヶ原・戦場ヶ原や長野県霧ケ峰など)に分布し、高原に生える落葉低木。
花穂は長さ5~15cmの円錐状で、上部から下部へ咲いていきます。小さな花は淡紅色で花びらが5枚あり、長い雄しべが多数となります。葉は狭長卵形で長さ3~10cmで、多数互生となります。
環境省レッドデータブック:絶滅危惧II類(VU)のようです。

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撮影:2018年7月12日 京都府立植物園にて

名称:ホザキシモツケ(穂咲き下野)
科:バラ科 シモツケ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):北海道と本州の一部
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:6~8月
花色:淡紅色
その他:


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ヤハズアジサイ(矢筈紫陽花) [花木]

落葉の低木で林の縁や林の中などのに生えます。
花は散房花序につき、小さい両性花と周りに緑白色の装飾花をつけます。
葉の形がおもしろいアジサイの仲間で、ヤハズ(矢筈)とは、矢の末端で、弓の弦にあてる部分のことですが、葉の先端が矢筈状に2つに分かれることから来ています。

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撮影:2018年6月21日 京都府立植物園にて

名称:ヤハズアジサイ(矢筈紫陽花)
科:ユキノシタ科 アジサイ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):本州(紀伊半島)四国、九州
品種名:
草丈/樹高:1~3m
開花期:7~8月
花色:緑白色
その他:


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トネリコ [落葉樹]

日本原産種であり、東北地方から中部地方にかけての温暖な山地に自生します。
木材としてのトネリコは弾力性に優れ、野球のバットや建築資材などに使用されます。
樹皮は民間薬では止瀉薬や結膜炎時の洗浄剤として用いられます。
和名の由来は、樹皮に付着している蝋物質を戸に塗って滑りをよくしていたことから「戸に塗る木(トニヌルキ)」がいつのまにか変わって「トネリコ」と言われるようになったとか。

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撮影:2018年7月3日 京都府立植物園にて

名称:トネリコ
科:モクセイ科 トネリコ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):日本
品種名:
草丈/樹高:10~15m
開花期:5~6月
花色:
その他:


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