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カギカズラ(鉤葛) [つる性]

本州の房総半島以南の山林に自生するつる性植物です。枝はつる状になって水平に伸び、葉は長楕円形で長さ5~12cmで、その葉腋には側枝が変形した太く曲がった鋭いかぎがあり、他の植物などに絡みつきます。
花は6~7月に咲きます。枝の先端近くの葉腋から2~3cmの枝が一本だけ伸び、その先端に多数の花が頭状に集まった球形の花序が一つつきます。
面白いのは、葉のつく節ごとに鉤がでるのであるが、二本が対になって出る節と一本だけ出る節が交互に現れることが多い点です。
この鉤は本来は枝であったものと考えられているそうです。葉の上側の基部は本来は枝のでる位置です。また、側枝のでた節には鉤がないし、花序を出した葉の基部にも鉤を生じない事でもそれがわかるとのことです。側枝では対生する葉は水平に展開し、鉤はその基部からでて少し下向きに曲がって伸びるため、葉に隠れる形になっており、下から見ないと分かりずらいです。

カギカズラ-1(20180704).jpg カギカズラ-2(20180704).jpg カギカズラ-3(20180704).jpg カギカズラ-4(20180704).jpg カギカズラ-5(20180704).jpg
撮影:2018年7月4日 京都府立植物園にて

名称:カギカズラ(鉤葛)
科:アカネ科 カギカズラ属
園芸分類:
形態:つる性植物
原産地(分布):本州の房総半島以南
品種名:
草丈/樹高:
開花期:6~7月
花色:淡黄色
その他:


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