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コヤブラン(小藪蘭) [球根]

ヤブランに似ていますが、 葉が細く、匐枝で広がり、花は色が薄くてまばらに咲く点が異なります。
ジャノヒゲは数個の花が下向きに咲きますが、コヤブランは10~20個の花が上向きに咲く点が異なります。
根茎は短く、走出枝(匐枝)を伸ばしてまばらに広がり群落を作ります。葉は平たく細長い線状で、根元から叢生する。7~9月頃、花茎を出し、淡紫色の小花多数を穂状につけます。花は、昼間開き、夜間は閉じ、果実は痩果で果皮は薄くすぐ脱落します。種子は秋に光沢のある黒紫色に熟します。


識別点:
ヤブラン  :匐枝は出さず大株となる、葉の幅8~12ミリ、花は色が濃くて密集。
コヤブラン :匐枝で広がる、葉の幅4~7ミリ、花は色が薄くてまばらで20~30個。
ヒメヤブラン:匐枝で広がる、葉の幅2~3ミリ、花は色が薄くてまばらで約10個。


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撮影:2019年8月19日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年9月2日 京都府立植物園にて

名称:コヤブラン(小藪蘭)
科:キジカクシ科 ヤブラン属
園芸分類:
形態:球根植物、常緑、多年草
原産地(分布):日本(本州中部~沖縄)、台湾、中国大陸、朝鮮半島、インドシナ
品種名:
草丈/樹高:20~40cm
開花期:7~9月
花色:白に近い淡紫色
その他:


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アリウム グレースフルビューティー [球根]

小型のアリウム。直径6cmほどの可愛らしいボール状のグレースフルは、白い小花にラベンダー色のおしべが映える品種です。アリウムはネギやタマネギの仲間の球根植物。主に北半球に広く分布し、寒さに強く育てやすい品種です。
花が独特の形なので、花壇などで他の草花と合わせて植えると存在感があります。
ユリ科に分類しているところもあります。

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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

名称:アリウム グレースフルビューティー
科:ネギ科 ネギ属(アリウム属)
園芸分類:球根植物(多年草)
形態:
原産地(分布):園芸種
品種名:
草丈/樹高:30~45cm
開花期:4~5月
花色:白色
その他:


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アクイレギア オリンピカ [草花]

現在の日本で西洋オダマキと呼ばれているものは、ヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリスと北米産の大輪の花を咲かせる数種との交配種をさすようになっています。オダマキの仲間はもともと雑種をつくりやすいこともあって、きわめて多数の園芸品種があります。
アクイレギア オリンピカは、原種の西洋オダマキの一つとなります。花の外側の花弁のようなものは、花弁ではなく萼となります。

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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

名称:アクイレギア オリンピカ
科:キンポウゲ科 オダマキ属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):イラン、トルコ
品種名:オリンピカ
草丈/樹高:30~50cm
開花期:5~6月
花色:青紫色
その他:


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ナツノタムラソウ(夏の田村草) [山野草]

樹陰の岩がちのところにはえる多年草。茎は高さ約20~50cm程度。葉は対生し、羽状複葉で、小葉は先端の葉が大きく長さ約2~4cm、縁には粗い鋸歯があります。花期は6~7月、長さ1cmほどの濃紫色の唇形花。雄しべは2個あり、花の外に長くつき出ます。
アキノタムラソウの仲間で、ちょっと早めに咲く傾向があるので、名前にナツ(夏)とつけられたとのことです。
アキノタムラソウと比べ、濃いの紫色をしていました。
アキノタムラソウとの違いは、花が濃いの紫色で雄しべや雌しべが外に大きくつき出している点となります。

京都府カテゴリー:準絶滅危惧種

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撮影:2019年7月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年7月5日 京都府立植物園にて

名称:ナツノタムラソウ(夏の田村草)
科:シソ科 アキギリ属
園芸分類:種子植物
形態:多年草
原産地(分布):本州(神奈川県から近畿の太平洋側)
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:6~8月
花色:濃紫色
その他:


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アキノタムラソウ(秋の田村草) [草花]

本州~沖縄の山野の道ばたなどにふつうに見られます。葉は対生し、3~7個の小葉からなる奇数羽状複葉。下部の葉には長い柄があります。小葉は広卵形です。茎の上部に長さ10~25cmの花穂をだし、長さ1~1.3cmの青紫色の唇形花を数段輪生します。花冠の外側には白い毛が多いのも特徴です。
秋と名が付いていますが、花は梅雨の頃から咲き始め、秋の初めには終わってしまうとのことです。

夏の名のつく「ケナツノタムラソウ」 。春の「ハルノタムラソウ 」も存在します。同じタムラソウの名のつく「タムラソウ」 、「ホソバタムラソウ」 は、シソ科ではなくアザミの仲間となります。

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撮影:2019年7月29日 京都府立植物園にて

名称:アキノタムラソウ(秋の田村草)
科:シソ科 アキギリ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):本州から琉球、朝鮮と中国
品種名:
草丈/樹高:20~80cm
開花期:7~11月
花色:青紫色
その他:



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カノコユリ「白花」(鹿の子百合・白花) [球根]

カノコユリ(鹿の子百合)の園芸品種となります。
主な開花期は7月中旬~8月中旬で、日本に分布するユリの中ではやや遅めです。
『鹿ノ子百合』の漢字を当て、花に紅色の鹿ノ子絞りみたいな模様が入るところから来ていますが、この園芸品種は白一色です。
カノコユリについて詳しくは「カノコユリ」←こちらでご確認ください。


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撮影:2019年8月9日 京都府立植物園にて

名称:カノコユリ(鹿の子百合)
科:ユリ科 ユリ属
園芸分類:球根
形態: 多年草
原産地(分布):園芸品種
品種名:
草丈/樹高:1m~1.5m
開花期:7~8月
花色:白色
その他:




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ビロードムラサキ(天鵞絨紫) [落葉樹]

枝や葉、花序、萼などに星状毛や羽状毛が密生します。葉は長楕円形~倒披針形となります。縁には細かな鋸歯(きょし)があり、裏面には白い毛が密生しており、ビロード状の手触りとなります。7~8月、葉腋に集散花序をだし、淡紫色の小さな花を多数咲かせます。果実は直径約3mmの球形で白く熟します。
名前の由来は、全体にビロード状の毛が多いムラサキシキブの意味となります。別名のオニヤブムラサキは、ヤブムラサキに比べて大型であることによるようです。コウチムラサキは本種が高知県に比較的多いことに由来し、牧野富太郎氏が高知県の五台山で採集し命名したことによります。

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撮影:2021年8月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年8月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年8月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月22日 京都府立植物園にて

名称:ビロードムラサキ(天鵞絨紫)
科:クマツヅラ科 ムラサキシキブ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):本州(紀伊半島),四国(南部),九州、中国、インドシナ半島
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:7~8月
花色:淡紫色
その他:別名 オニヤブムラサキ、コウチムラサキ


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サンゴアブラギリ(珊瑚油桐) [多肉植物]

サンゴアブラギリは中央アメリカ、西インド諸島、コロンビアが原産の落葉低木で幹がずんぐりトックリ状にふくらんだユニークな形になります。濃い朱色の小花をかためて咲かせますが、花だけでなくその下の軸の部分も花と同色になって、その様子が珊瑚に似ています、。また、5つに分かれた手のひら状の葉っぱを桐の葉に見立てて、合わせて「珊瑚油桐」の名前が付けられました。


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撮影:2019年8月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年6月15日 京都府立植物園にて

名称:サンゴアブラギリ(珊瑚油桐)
科:トウダイグサ科 ヤトロファ属
園芸分類:
形態:常緑小低木、多肉植物
原産地(分布):西インド諸島、中米
品種名:
草丈/樹高:50~60cm
開花期:6~11月
花色:濃い朱色
その他:別名 トックリアブラギリ(徳利油桐)、イモサンゴ


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トキリマメ(吐切豆) [つる性]

本州、九州、朝鮮半島の山野にはえるマメ科のつる性多年草。葉は先のとがった卵形の小葉3枚からなり、下面に黄色の腺点があります。7~9月、葉腋から短い花穂を出し、黄色で長さ約1cmの蝶形花を十数個密につけます。
豆果は繭形の楕円形で、中に2個の黒色の種子があり、熟すと裂開します。さやが赤いのでベニカワとも言います。近縁のタンキリマメはトキリマメによく似ていますが、小葉は少し厚くて、毛が多く、広倒卵形で先はとがりません。本州(千葉県以西)~沖縄,東アジアに分布します。別名は、オオバタンキリマメ(大葉痰切豆)となります。種子や葉を薬用とし、別名の痰切豆の名もこれに基づきます。

健康茶として飲まれ、利尿作用もあるとのことです。

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撮影:2019年8月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年9月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年12月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年10月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年11月24日 京都府立植物園にて

名称:トキリマメ(吐切豆)
科:マメ科 タンキリマメ属
園芸分類:野に咲く花
形態:つる性多年草
原産地(分布):日本(本州の関東地方以西、四国、九州)、朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:
開花期:7~9月
花色:黄色
その他:別名 オオバタンキリマメ(大葉痰切豆)



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トモエソウ(巴草) [草花]

トモエソウも山地の草原などに生育し、茎は、高さ50~130cmくらいになり、直立し、分枝します。葉は茎に対生し、形は披針形で葉の基部は茎をなかば抱きます。花期は7~9月で、径5cm、花弁5個の大きな黄色の花を茎や枝の先につけます。花は巴形のゆがんだ形(ねじれた)をしており、和名の由来となっています。花の中心に雌蕊があり、花柱の先が5裂して反り返ります。その周りには多数の雄蕊があり、5束に分かれています。
果実は広卵形の蒴果で、先に5裂した花柱が残ります。熟すと鞘が5裂し、種子が風に飛ばされます。

 *「ともえ」とは、卍 のような形をした、うずまき模様のこと。 名前の由来は、花がこの形に似ていることからです。

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撮影:2022年7月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年6月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年9月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年12月20日 京都府立植物園にて

名称:トモエソウ(巴草)
科:オトギリソウ科 オトギリソウ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州に、朝鮮、中国、シベリア
品種名:
草丈/樹高:50~130cm
開花期:7~9月
花色:黄色
その他:別名 草未央(くさびよう)


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