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オオモクゲンジ(大木欒子) [花木]

中国及び朝鮮半島の南部を原産とするムクロジ科の高木です。モクゲンジよりも葉が大きいため名付けられました。
樹皮は茶褐色で、若いときは滑らかで皮目が目立ますが、後に不規則に割れ、剥がれ落ちます。
葉は互生し、奇数二回羽状複葉です。
9月ごろにモクゲンジよりやや小さい花を咲かせます。
その後10~11月に、枝先の円錐花序に、袋状の淡紅色の実がたくさんつけます。実は特徴的な形状で、別名のフクロミ(袋実)モクゲンジのとおり袋状になり、遠目からもよく目立ちます。

【モクゲンジとの見分け方】
・モクゲンジは夏(7~8月上旬)に開花、オオモクゲンジは初秋(9月)に開花。
・モクゲンジの葉はギザギザがあったり複雑な形になったりしますが、オオモクゲンジは別名(マルバモクゲンジ)のとおり、基本的には丸に近い葉を持つ(幼樹は除く)。


今回の撮影は、時期が遅く、綺麗な袋状の淡紅色の実の姿を見逃してしまいましたが・・・

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撮影:2019年12月13日 京都府立植物園にて

名称:オオモクゲンジ(大木欒子)
科:ムクロジ科 モクゲンジ属
園芸分類:
形態:落葉広葉 高木
原産地(分布):中国原産
品種名:
草丈/樹高:10~20m
開花期:9月ごろ
花色:黄色
その他:別名 マルバノモクゲンジ、フクロミモクゲンジ


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タイワンモクゲンジ(台湾木欒子) [花木]

台湾では大きくなると樹高が20m前後にも達するそうですが、日本では高くてもせいぜい5~7mほど。花期は9~10月ごろで、枝先に長さ30~60cmの長い円錐花序を付け、小さい黄色の5弁花をいっぱい付けます。ただし、黄色い花火のような花の期間は非常に短いようです。その様子を金色の雨にたとえ、欧米では「ゴールデン・レイン・ツリー(金雨の木)」と呼ばれるとのことです。
花の後、果実が大きくなるにつれてピンク色の果皮が目立つようになります(私もそれを見て気がつきました)。ブーゲンビリアの花びら(苞)に似た紙質の袋状で、鈴なりになって紅葉のように樹冠を覆います。葉が落ちた後も樹上に長く付いたままで、それを花と間違えそうです。
果皮の中には、直径5mm程で真っ黒の種子が2、3個入っていて、固い。この種子の固い性質を利用して、数珠やネックレスが作られます。

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撮影:2019年11月22日 京都府立植物園にて

名称:タイワンモクゲンジ(台湾木欒子)
科:ムクロジ科 モクゲンジ属
園芸分類:花木
形態:落葉高木
原産地(分布):台湾、ジャワ島に分布
品種名:
草丈/樹高:日本では5~7m
開花期:9~10月
花色:黄色
その他:別名「センダンバノボダイジュ(栴檀葉の菩提樹)」


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