ツタ「ナツツタ(夏蔦)」 [つる性]
秋になると美しく紅葉し、冬には葉が落ちてしまうのはブドウ科の「ツタ」で、「夏蔦」とも呼ばれています。この夏蔦をよく見てみると、ブドウ科だけあってブドウのような実をつけています。また、落葉時には葉を支えている柄(え)の部分を残して先に葉の部分だけが落ち、そのあと残った柄が落ちるのも特徴です。
幼木では3つの小葉からなる3出複葉ですが、成長すると単葉になります。葉はやや光沢があり、3裂し、まばらな鋸歯があり、長い柄があります。6~7月頃、短枝の先に複集散花序を作り、淡い黄緑色の花を咲かせます。果実は球形の液果で、10月頃藍黒色に熟します。
花も実も小さく葉陰に隠れ、鑑賞の対象にはなりませんが、秋の紅葉が美しい。また、新緑も美しい。吸盤で壁面を登はんするので、大小さまざまな構造物の緑化に用いることができます。落葉性なので、冬季は蔓だけになりますが、それはそれで風情がありますよね。
実は、冬でも葉が落ちず緑色で、紅葉しない常緑の蔦は「冬蔦(フユツタ)」と呼ばれますが、こちらはブドウ科ではなくウコギ科なのです。
常緑のほうが冬蔦で、紅葉し、葉が落ちるほうが夏蔦……少々ややこしいネーミングですが、面白いですね。
撮影:2020年4月2日 京都市伏見区にて
撮影:2020年4月10日 京都市伏見区にて
撮影:2019年11月23日 京都府立植物園にて
撮影:2019年12月8日 京都市伏見区にて
撮影:2020年6月26日 京都市伏見区にて
撮影:2020年6月27日 京都市伏見区にて
撮影:2020年7月21日 京都市伏見区にて
名称:ナツツタ(夏蔦)
科:ブドウ科 ツタ属
園芸分類:つる性木本
形態:落葉広葉樹
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、山野の林内や林縁
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:6~7月
花色:淡い黄緑色
その他:10月ごろに実が紫黒色に熟す
幼木では3つの小葉からなる3出複葉ですが、成長すると単葉になります。葉はやや光沢があり、3裂し、まばらな鋸歯があり、長い柄があります。6~7月頃、短枝の先に複集散花序を作り、淡い黄緑色の花を咲かせます。果実は球形の液果で、10月頃藍黒色に熟します。
花も実も小さく葉陰に隠れ、鑑賞の対象にはなりませんが、秋の紅葉が美しい。また、新緑も美しい。吸盤で壁面を登はんするので、大小さまざまな構造物の緑化に用いることができます。落葉性なので、冬季は蔓だけになりますが、それはそれで風情がありますよね。
実は、冬でも葉が落ちず緑色で、紅葉しない常緑の蔦は「冬蔦(フユツタ)」と呼ばれますが、こちらはブドウ科ではなくウコギ科なのです。
常緑のほうが冬蔦で、紅葉し、葉が落ちるほうが夏蔦……少々ややこしいネーミングですが、面白いですね。
撮影:2020年4月2日 京都市伏見区にて
撮影:2020年4月10日 京都市伏見区にて
撮影:2019年11月23日 京都府立植物園にて
撮影:2019年12月8日 京都市伏見区にて
撮影:2020年6月26日 京都市伏見区にて
撮影:2020年6月27日 京都市伏見区にて
撮影:2020年7月21日 京都市伏見区にて
名称:ナツツタ(夏蔦)
科:ブドウ科 ツタ属
園芸分類:つる性木本
形態:落葉広葉樹
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、山野の林内や林縁
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:6~7月
花色:淡い黄緑色
その他:10月ごろに実が紫黒色に熟す
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