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ハナミズキ(花水木) [花木]

ハナミズキは、明治45(1912)年に、東京がサクラをアメリカに贈ったお礼に送られました。
4~5月に花を開きます。白い花弁のように見えるのは総苞片(花のつけ根の葉)です。中心にある黄緑色のツブツブの一つ一つが花で、頭状花序を作ります。総苞片の先端が凹むのが特徴です。仲間のヤマボウシは、先端が尖ります。
観賞期間も長く、秋の紅葉や赤熟した果実なども楽しめ、また、自然に樹形が整う木であることから、街路樹、公園木のほか、個人庭園のシンボルツリー、景観木としても広く利用されています。
 ハナミズキの名は、ミズキの仲間で花が目立つことに由来します。また、アメリカヤマボウシの名は、アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。

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撮影:2021年4月19日 京都市内にて

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撮影:2006年4月22日 京都市内にて

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撮影:2019年9月27日 京都市内にて

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撮影:2019年11月24日 京都市内にて

名称:ハナミズキ(花水木)
科:ミズキ科 ミズキ属ヤマボウシ亜属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉高木
原産地(分布):北米東部からメキシコ北東部
品種名:
草丈/樹高:4~10m
開花期:4~5月
花色:白色、赤色、ピンク
その他:和名:アメリカヤマボウシ 


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タンキリマメ(痰切豆) [つる性]

 タンキリマメは関東地方以西から沖縄にかけての山野に生育する多年生のつる植物です。
葉は互生、長さ約3~5cmの柄をもつ3出複葉(1枚の葉が複数の小葉に分かれている)で、小葉はクズ(葛)の葉をミニチュアにしたような、丸みを帯びた菱形をしています。葉の表裏を含めて全体に褐色の毛があります。
花は長さ1cm弱の薄い黄色をした蝶形花を総状に付けます。花期は長く、日当たりのよい場所なら初夏から晩秋まで次々と花をつけるので秋には花と実(種子)を同時に見ることができるようになります。果実は長さ約1~2cmほどの豆果、いわゆる豆のさやができ、さやの色は熟すに従って淡黄色から鮮やかな朱色に変化します。さやの内部には1~3個ほどの光沢のある直径5mmほどの黒い種子(豆)が入っています。野生のマメの仲間は種子が熟すと、さやがはじけて種子を弾き飛ばす種類が多いのですが、このタンキリマメは種が落ちず、さやの縁に付いたままになり、鳥に食べられる事によって散布されます。
 和名の由来は、種子(豆)を食べると痰を止める作用があるという俗説からつけられているそうです。しかし、実際には薬用としてはほとんど用いられないようで、現在の薬用植物の図鑑では、民間薬として掲載されていることがあるぐらいで、あまり掲載されていません。

・タンキリマメとトキリマメ、すごくよく似ていますが、葉っぱの形などで見分けられます。

 【タンキリマメ(痰切豆)】
   葉っぱが厚い。
   葉っぱの先端寄りに一番幅の広いところがある。
   枝葉に毛がいっぱい。

 【トキリマメ(吐切豆)】
   葉っぱはタンキリマメより薄い葉っぱのつけ根寄りに、一番幅の広いところがある。
   枝葉の毛はタンキリマメより少ない。

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撮影:2019年11月28日 京都府立植物園にて

名称:タンキリマメ(痰切豆)
科:マメ科 タンキリマメ属
園芸分類:
形態:つる性多年草
原産地(分布):本州の関東以西から四国、九州、沖縄、朝鮮半島、台湾、中国大陸、フィリピンなど
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:7~10月
花色:黄色
その他:



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チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔) [草花]

チョウセンアサガオは、ナス科の植物です。園芸用にはダチュラの名で広く流通しているほか、マンダラゲ(曼陀羅華)、キチガイナスビ(気違い茄子)の異名もあります。
原産地は南アジアであって、「チョウセン」は、特定の地域を表すものではなく、朝鮮半島原産という意味ではありません。日本へは、江戸時代(1684年)に薬用植物としてもたらされ、現在は本州以南で帰化・野生化したものが見られます。
夏から秋にかけて長さ10~15cmほどの漏斗状の白い花を咲かせます。がくは筒状で、長さ4~5cm、先が5つに分かれています。果実は球形で直径3~5cmほどとなります。短いとげが多数付いており、中に多くの種子が入っており、熟すと割れて種子を飛ばします。
 名の由来は、江戸時代に薬用として渡来して、チョウセンとし、花がアサガオに似ているので、チョウセンアサガオになったとのことです。
また、漢名の、曼陀羅華(まんだらげ)とは梵語(ぼんご)で、仏様が説法するとき、天から降りてきて人の心に喜びを感じることができる花という意味で、中国で呼ばれたことから由来します。

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撮影:2019年11月7日 京都府立植物園にて

名称:チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)
科:ナス科 チョウセンアサガオ属
園芸分類:
形態:1年草
原産地(分布):熱帯アジア原産
品種名:パープルクイーン
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:8~9月
花色:白色
その他:


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マルバハタケムシロ(丸葉畑蓆) [山野草]

マルバハタケムシロは海岸近くの日当たり良い草地に自生するキキョウ科の常緑多年草です。茎は円筒形で、良く分枝をし、節部から根を出してマット状に広がりを見せます。葉は倒卵形または卵円形で、短い葉柄を持ちます。葉身はやや厚味が有り、表面には光沢があります。7~8月頃に淡青色の花を茎頂につけます。花形は筒状花でsり、花冠は5深裂です。
近い将来絶滅の危険性が高い絶滅危惧IB類に指定され、沖縄ではすでに絶滅したといわれているようです。
和名は、茎を這うように伸ばし地面を覆い隠すことからムシロ(筵)の名がつけられています。

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撮影:2019年11月1日 京都府立植物園にて

名称:マルバハタケムシロ(丸葉畑蓆)
科:キキョウ科 ミゾカクシ属
園芸分類:常緑多年生草本
形態:
原産地(分布):琉球列島固有種
品種名:
草丈/樹高:10cm
開花期:7~8月
花色:淡青色
その他:



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ヤクシマダイモンジソウ(屋久島大文字草) [山野草]

屋久島の固有品種で、秋になると標高1000mの以上の荒川沿いなどの高所の沢沿いで花を咲かせています。
本州~九州に分布している「ウチワダイモンジソウ(団扇ダイモンジソウ)」が矮小化したものと考えられています。
名前のとおり、屋久島の固有品種。 ダイモンジソウ、エチゼンダイモンジソウ 、ナチダイモンジソウなどと比べ、葉が小さいのが特徴となります。
草丈は5~15cmくらいで、根際から生える葉は直径1cmくらいと小さく、葉は5つくらいに切れ込みます。
開花時期は9~10月で、茎の上部に散状花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつけます。
花は短い花弁3枚と長い花弁2枚とで大の字に見えます。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)となります。

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撮影:2019年11月1日 京都府立植物園にて

名称:ヤクシマダイモンジソウ(屋久島大文字草)
科:ユキノシタ科 ユキノシタ属
園芸分類:山野草
形態:多年草
原産地(分布):屋久島固有種
品種名:
草丈/樹高:5~15cm
開花期:9~10月
花色:白色
その他:


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オキナワギク(沖縄菊) [山野草]

オキナワギクは、沖縄と奄美大島に生える小さな野菊。海岸の岩場に生え、しゃもじ形の独特の根生葉を出します。
花が終わる頃からほふく茎を出しロゼットを形成し、繁殖を繰り返します。ここがほかの野菊の仲間にはない最大の特徴となります。
葉はへら形のような独特の形状をし、表面には光沢がります。10~1月頃に花茎を伸ばし、径2cm程度の頭状花を咲かせ、舌状花は淡青紫色、筒状花は黄色です。
環境省RDB:絶滅危惧Ⅱ類指定植物

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撮影:2019年11月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月9日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年1月6日 京都府立植物園にて

名称:オキナワギク(沖縄菊)
科:キク科 シオン属
園芸分類:
形態:常緑多年生草本
原産地(分布):琉球列島固有種
品種名:
草丈/樹高:10cm程度
開花期:10~1月
花色:白色
その他:


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イトラッキョウ(糸辣韮) [球根]

イトラッキョウは九州の西部の海岸沿い、または山地や川沿いの岩場に見られます。
花茎は高さ10~20cmになり、葉をつけず、花茎が葉とは別につく点が特徴です。花茎の先に紅紫色の花が散形状に2~12個つきます。まれに白色の花があります。
花被片は長さ5.5㎜の広卵形。雄蕊は花被片より長く、花糸の間に小さな突起があります。葉の断面は円形で中が詰まっています。
※科名:ユリ科、ヒガンバナ科、ネギ科 ネギ属(アリウム属)で分類される場合もあります。
ここでは植物園の表示に従いヒガンバナ科で分類しています。

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撮影:2022年11月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年10月31日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月3日 京都府立植物園にて

名称:イトラッキョウ(糸辣韮)
科:ヒガンバナ科
園芸分類:球根,山野草
形態:多年草
原産地(分布):九州西部
品種名:
草丈/樹高:10~20cm
開花期:10~11月
花色:白色,紫色
その他:その他の名前:千島ラッキョウ、ミヤマラッキョウ、梅花咲きイトラッキョウ、薩摩ラッキョウ


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