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トキワナズナ (常盤薺) [草花]

トキワナズナは、南ヨーロッパから西南アジア、北アフリカに約50種が分布するアブラナ科の一年草、または多年草。
花期は、4~6月で、分枝した茎の頂部に散房花序、または総状花序を出し、花径1㎝前後の小花を多数咲かせる。
4枚の花弁を持つ花は外側の2枚が大きく特徴的な形をしている。
花を咲かせた茎は太陽の方に向いて曲がりやすい性質があり、「マガリバナ」の別名を持つ。

同じ名前の北米原産で、「トキワナズナ(常盤薺」というものがあるのでややこしい。こちらはアカネ科ヒナソウ属の小型の常緑多年草となる。

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撮影:2022年4月5日 京都府立植物園にて

名称:トキワナズナ (常盤薺)
科:アブラナ科 イベリス属
園芸分類:草花,山野草
形態:多年草
原産地(分布):地中海地方原産
品種名:
草丈/樹高:5~15cm
開花期:4~6月
花色:薄青色、白色
その他:別名 イベリス、イビリス、マガリバナ



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タンチョウソウ(丹頂草)

タンチョウソウは中国東北部から朝鮮半島の低山から山地に分布し、川岸の岩上や川沿いの岩壁に生えるユキノシタ科タンチョウソウ属(ムクデニア属)の多年草。
タンチョウソウ属に分類されている植物は本種のみで一属一種の植物。
花期になると、葉の間から花茎を伸ばし、頂部の花序に小さな白い花を多数咲かせる。
花は花径1㎝前後の小さなもので、5~6枚の花弁と、5~6裂した花弁より大きな白い咢から形成される。
蕾は先が薄紅色を帯びる。
春、地面を這う頑丈な根茎から、ヤツデやモミジを思わせるような7裂に切れ込んだ葉を数枚広げる。
別名は、大きな葉が八手に似ていて、岩場に生えることから「岩八手(いわやつで)」と呼ばれる。
   
タンチョウソウの名前は、紅色を帯びる蕾の様子をタンチョウソウの頭に見立てたもの。

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撮影:2023年4月3日 京都府立植物園にて

名称:タンチョウソウ(丹頂草)
科:ユキノシタ科 タンチョウソウ属(ムクデニア属)
園芸分類:草花,山野草
形態:多年草
原産地(分布):中国東北部~朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:10~20cm
開花期:2~4月
花色:白色
その他:別名 イワヤツデ(岩八手)


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アキヒメサクラ(彬姫桜) [花木]

「第六代佐野藤右衛門氏により作出された品種。門外不出。早咲き、薄桃色の鮮やかな花を咲かせる桜。(京都植物園の説明より)

花色は、淡紅色で径:2cm、一重で平開、花弁数は5。

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撮影:2023年3月19日 京都府立植物園にて

名称:アキヒメサクラ(彬姫桜)
科:バラ科 サクラ属
園芸分類:花木
形態:落葉樹
原産地(分布):園芸品
品種名:
草丈/樹高:
開花期:3~4月
花色:薄桃色
その他:


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ニワザクラ(庭桜) [花木]

中国北部及び中部を原産とするバラ科の落葉樹で、ニワウメの変種とされる。背丈が大きくならず、狭い庭でも育てることができるためニワザクラと呼ばれるが、ソメイヨシノなどのサクラよりも、ユスラウメやニワウメに近い雰囲気を持つ低木の一つ。
開花は3月下旬~4月で、葉の展開よりもやや早いか、ほぼ同時に咲き、一重咲きの庭梅(ニワウメ)の近縁種で、八重咲きである。 花の色は、淡い紅色のものと白いものがある。花弁は5~50枚で、花径は15~20mmくらいでニワウメよりも大きい。
花の後に果実がなるのは稀であるため観賞用にはニワザクラ、果樹用にはユスラウメやニワウメがふさわしいとも。

古名を「はねず」といい、万葉集にも詠まれている。

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撮影:2022年3月28日 京都府立植物園にて

名称:ニワザクラ(庭桜)
科:バラ科 ニワザクラ属
園芸分類:花木
形態:落葉樹
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:3~4月
花色:白色、淡い紅色
その他:別名 ハネズ


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ウコンザクラ(鬱金桜) [花木]

オオシマザクラ系のサトザクラであり、江戸中期以前に人の手によって作られた品種と考えられている。花弁が香辛料で知られるウコン(鬱金)に似た萌黄色になることからウコンザクラと名付けられた。
開花は4月中旬~5月上旬で、カンザンやフゲンゾウといった代表的なサトザクラよりは少しだけ遅れて咲く。花の直径は3.5~4cmほどで、10~20枚の花弁が重なり合う八重咲きとなる。
咲き始めは文字どおりのウコン色あるいは薄緑色だが、すぐに白っぽくなり、最後は中心部からピンク色に染まっていく。

ウコンザクラに似た花木として、御衣黄桜(ギョイコウサクラ)があり、似たような黄緑色の花を咲かせるサクラだが、ウコンザクラよりも花の緑色が強く、花弁には厚みがある。

数百品種あるサクラの中で、黄色の花を咲かせる唯一の品種。

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撮影:2023年4月5日 京都府立植物園にて

名称:ウコンザクラ(鬱金桜)
科:バラ科 サクラ属
園芸分類:花木
形態:落葉広葉/小高木
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:3~5m
開花期:4月中旬~5月上旬
花色:淡黄緑色
その他:別名 キザクラ(黄桜)



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ミカイドウ(実海棠) [果樹]

花期は4-5月で、葉の展開と同時に、短枝の先に径3~4cmの花が3~7個付く。
ハナカイドウに似るが、ハナカイドウは花を下向きに、ミカイドウは上向きに付ける。
カイドウの別名がハナカイドウ(花海棠)で、ミカイドウは実を観賞することから実海棠と呼ばれる。中国原産で室町時代に渡来したといわれる。園芸では深山海棠の名前で流通している。
ハナカイドウはめったに実をつけないが、ミカイドウはヒメリンゴのような実をつける。果実は、液果で直径1.5~2cmの球形で10~11月に黄褐色、赤色に熟す。

始め長崎に渡来したことから長崎林檎の別名を持つ


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撮影:2023年4月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年7月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年10月3日 京都府立植物園にて

名称:ミカイドウ(実海棠)
科:バラ科 リンゴ属
園芸分類:果樹
形態:落葉低木
原産地(分布):中国原産
品種名:
草丈/樹高:3~5m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名 ミヤマカイドウ(深山海棠)、ナガサキリンゴ(長崎林檎)



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クラブアップル・ドルゴ [果樹]

クラブアップル・ドルゴは、春には花弁が5枚で一重咲きで香りある淡いピンクの花を咲かせる。7月下旬頃には実は明るい濃桃色に色付き、果実は小さく秋に赤く色づき、果実酒やジャムなどの加工品に使用されている。
クラブアップルは他のリンゴの受粉樹に適すといわれている。
小さな果実のリンゴを全般にクラブアップルと言い、姫リンゴともいわれる。

果実は加工することで美味しく食べることができるが、主に観賞用として親しまれる。

開花時期:4月ごろ
結実時期;8月~11月ごろ


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撮影:2023年4月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年6月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年7月13日 京都府立植物園にて

名称:クラブアップル・ドルゴ
科:バラ科 リンゴ属
園芸分類:果樹,庭木・花木
形態:低木,高木
原産地(分布):中国原産
品種名:ドルゴ
草丈/樹高:~5m
開花期:5月~6月頃
花色:白色
その他:別名 小玉リンゴ、姫リンゴ



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タムシバ(田虫葉)・ハスラー [花木]

タムシバ(田虫葉)は、モクレン科モクレン属に属する落葉高木から低木の1種である。別名、カムシバ、ニオイコブシなどともよばれる。葉はやや細長い披針形であり、早春の葉が展開する前に白い9枚の花弁があるが外側の3枚は小さく、内側の6枚は大きく、芳香がある花が咲く。日本固有種であり、本州、四国、九州に分布する。精油を含み、つぼみは辛夷(しんい)として生薬にされることがある。
花の後には小さな袋状の果実が集まった「集合果」ができ、10月頃に熟すと自然に裂けて、中から赤い種子が糸を引いて垂れ下がる。

コブシに似るが、樹高がやや低いこと、葉が細長く葉裏が白色を帯びる点、葉芽の鱗片が無毛である点、花の基部に葉がつかない点、萼片が比較的大き無毛である点などで異なる。

タムシバと風変わりな名の由来には、葉っぱにタムシ状の白い斑点があることから「タムシバ」、あるいは、葉を噛むと甘みがあるため「カムシバ」、これが転訛してタムシバとなったという二つの説がある。


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撮影:2023年4月4日 京都府立植物園にて

名称:タムシバ(田虫葉)・ハスラー
科:モクレン科 モクレン属
園芸分類:花木
形態:落葉広葉高木
原産地(分布):本州、四国及び九州の山地や深山に分布
品種名:ハスラー
草丈/樹高:3~10m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名 ニオイコブシ、カムシバ、サトウシバ



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