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タムシバ(田虫葉)・ハスラー [花木]

タムシバ(田虫葉)は、モクレン科モクレン属に属する落葉高木から低木の1種である。別名、カムシバ、ニオイコブシなどともよばれる。葉はやや細長い披針形であり、早春の葉が展開する前に白い9枚の花弁があるが外側の3枚は小さく、内側の6枚は大きく、芳香がある花が咲く。日本固有種であり、本州、四国、九州に分布する。精油を含み、つぼみは辛夷(しんい)として生薬にされることがある。
花の後には小さな袋状の果実が集まった「集合果」ができ、10月頃に熟すと自然に裂けて、中から赤い種子が糸を引いて垂れ下がる。

コブシに似るが、樹高がやや低いこと、葉が細長く葉裏が白色を帯びる点、葉芽の鱗片が無毛である点、花の基部に葉がつかない点、萼片が比較的大き無毛である点などで異なる。

タムシバと風変わりな名の由来には、葉っぱにタムシ状の白い斑点があることから「タムシバ」、あるいは、葉を噛むと甘みがあるため「カムシバ」、これが転訛してタムシバとなったという二つの説がある。


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撮影:2023年4月4日 京都府立植物園にて

名称:タムシバ(田虫葉)・ハスラー
科:モクレン科 モクレン属
園芸分類:花木
形態:落葉広葉高木
原産地(分布):本州、四国及び九州の山地や深山に分布
品種名:ハスラー
草丈/樹高:3~10m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名 ニオイコブシ、カムシバ、サトウシバ



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