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ホシアサガオ(星朝顔) [つる性]

つる性一年草で、熱帯アメリカ原産。北アメリカ、オーストラリア、東南アジアなどに広く帰化している。全体無毛。茎はつるとなってよく分岐し、他物に巻き付いて長さ数mになる。葉は卵円形から心臓形で全縁または3裂し、葉柄があって互生する。
葉腋に葉柄より長い花柄を出し、淡紅色で正面から見ると星型、ロート形の花を数個固めて着ける。中心部が濃い紅紫色。果実は球形で上部に長い毛がはえる。
第二次世界大戦後に輸入食品に混じってわが国に入ってきたといわれている。現在では、関東以西の地域で野生化。
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似た花に、「マメアサガオ」がある。

比較表」←違いはここで確認できる

撮影:2021年9月23日 京都市伏見区にて

名称:ホシアサガオ(星朝顔)
科:ヒルガオ科 サツマイモ属
園芸分類:つる性草本
形態:1年草
原産地(分布):熱帯アメリカ原産
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:7~10月
花色:淡い紅紫色
その他:

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【ホシアサガオとマメアサガオの比較】

よく似た2つのお花の名前は、ホシアサガオとマメアサガオ。
両者とも花の形はよく似ている。花の大きさもほぼ同じくらいで、直径が2cm足らず。
薄い紅紫色の花をホシアサガオ、白い方の花の名前が、マメアサガオ。
並べてみると、明らかに色の違いは分かる。更に、ホシアサガオの花の中心部分は濃い色の紅紫色。ここが、見分けるポイントになる。

○葯の違い
 次に違いが分かるのが、お花の中心部にある葯の違い。
ホシアサガオの雄しべの先の葯は白い色ですが、マメアサガオの葯には赤い色が付いて入る。
○花柄の長さが違う
左のホシアサガオは花柄が長く、右のマメアサガオは花柄が短い。
○葉っぱの形
葉っぱの形にも違いが有る。左のホシアサガオは丸っこいハート型で、右のマメアサガオは先の尖った細長い形が多いように見える。でも、葉っぱだけを見て両者を区別するのは難しい。
○ホシアサガオは熱帯アメリカ原産のつる性一年草で、第二次世界大戦後に輸入食品に混じってわが国に入ってきたといわれている。現在では、関東以西の地域で野生化している。
マメアサガオは北アメリカ原産のつる性の一年草。1940年代に穀物に種子が混入してわが国に入ってきて、今では、東北以南のほとんどの地域で野生化している。

比較(2).jpg 画像3.jpg


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ゼフィランサス・エージャックス [球根]

ゼフィランサスにはいくつか種類がありますが白花のタマスダレ(カンディタ)が一般的。
ピンク(サフランモドキ:カリナータ)や赤紫(ロゼア)などもある。黄色の花(シトリナ)もありますがあまり流通していません。取り上げたものは、レモンイエローの花を咲かせていましたので、交配品種の「ゼフィランサス・エージャックス」ではないかと推測(このあたりは素人には難しい)。
タマスダレの葉は線状でツンツンした感じで、他の種はやや幅があり柔らかめ。
別名でレインリリーと呼ばれるようにある程度乾燥した時期が続いた後、雨が降ると花を咲かせる性質がある。

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撮影:2021年9月28日 京都市伏見区にて

名称:ゼフィランサス・エージャックス
科:ヒガンバナ科 タマスダレ属(ゼフィランサス属)
園芸分類:球根,草花
形態:多年草
原産地(分布):中央~南アメリカ
品種名:エージャックス
草丈/樹高:15~30cm
開花期:6~11月
花色:レモンイエロー
その他:別名 レインリリー


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ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花) [花木]

 ヤノネボンテンカは南米原産の草本状低木で、常緑。茶花などとして植栽されるが、寒さに比較的強いので、路傍などで野生状態になっているのを見かける。
葉は互生する単葉ほこ形で、葉の縁には鋸歯がある。
花は葉腋に単生し、径5~6cmほどで淡い桃色の5弁花で、中心部が暗い紅色。
雄蕊筒は花外に突き出ない。
果実は分果です。

和名は矢の根梵天花であり、葉がやじりのような形であることに由来する。

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撮影:2021年11月5日 京都府立植物園にて

名称:ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)
科:アオイ科 ヤノネボンテンカ属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):南アメリカ(ブラジル、ボリビア、アルゼンチン)原産
品種名:
草丈/樹高:50~150cm
開花期:7~11月
花色:淡い桃色
その他:

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ナギイカダ(梛筏) [常緑樹]

ナギイカダは地中海沿岸原産の常緑低木。1860年代に渡来した。葉がナギに似ており、ハナイカダのように葉の中央部に花が咲くことからナギイカダの名前が付いた。
葉は退化しており、末端の茎が葉のように扁平になり、先は鋭いとげになっている。つまり、葉のように見えるものは、葉ではなく、「葉状枝」あるいは「仮葉枝」という枝が変化したものということになる。この葉状茎の上に花が1個つく。雌雄異株で、花は春から夏に咲き、冬に赤い果実をつける。
ちなみにハナイカダの実や花は葉に直接付いているが、ナギイカダの花や実は葉状枝に付着していない。


茎や根は多肉質で、そのエキスはナギイカダエキスとして健康食品に利用され、耳鳴りの改善等に効果があるとされる。

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撮影:202年11月5日 京都府立植物園にて

名称:ナギイカダ(梛筏)
科:ユリ科(諸説あり)ナギイカダ属
園芸分類:
形態:常緑広葉 低木
原産地(分布):地中海沿岸原産
品種名:
草丈/樹高:
開花期:3~5月
花色:
その他:

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キカラスウリ(黄烏瓜) [つる性]

北海道から九州に自生する。葉は切れ込みが入ったハート型で、表面は光沢をもち、葉の表面に多数の短毛を持つ。
雌雄異株で、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく。
6~9月にかけての日没後から開花し、翌日午前中から午後まで開花し続ける。花は白色、あるいはやや黄味がかった白色で直径5~10cm程度。花冠は3~6枚に裂ける。花の先は糸状になり、長さは多様であるがカラスウリよりも総じて太い。雌花はつぼみの段階で子房を持っているため、つぼみが付いた時点で、その株の雌雄が判別できる。主に夜行性のスズメガが飛来しポリネーターになる。
果実は長さ約10cmで黄色に熟す。種子にはカラスウリのような帯はない。熟した果実の種子周囲の果肉部分には甘みがあり食べる事ができる。但し、過熟により舌や口内の粘膜を強く刺激する物質(ククルビタシンD)が生成するため、注意が必要である。種子はウリ科に多い扁平な楕円形である。
地下にはカラスウリに似た芋状の塊根を持ちデンプンを多く含む。このデンプンから作られたものが、あせもの薬の天花粉(天瓜粉)となる。
和名はカラスウリに似て、果実が黄色であることから。

残念なことに、黄色く熟す前に誰かにとられてしまいました。
花と黄色く熟した状態は来年以降の課題ですね。

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撮影:2021年11月4日 京都府立植物園にて

名称:キカラスウリ(黄烏瓜)
科:ウリ科 カラスウリ属
園芸分類:野に咲く花
形態:つる性多年草
原産地(分布):北海道(奥尻島)~九州
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:6~9月
花色:白色
その他:

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キミノソヨゴ(黄実の冬青) [常緑樹]

葉は全縁、互生 縁が波打つ 中央の主脈がよく目立つ
花期5~6月で小さい白い花を咲かす。雌雄異株 雄花は散形花序で数個の花をつける、雌花は枝の先に1~3個つく。
果実期 10~11月で、花柄の先端に稔るので垂れる黄色の実が生る。果柄が長く中には核が4個入っている。

赤い実のソヨゴは縁起が良いとされ、昔から庭木や公園樹としてよく使われてきましたが、この淡黄色の地味な実を付ける、キミノソヨゴはあまり普及しなかった。
実の色を除いては、普通のソヨゴと特徴は同じ

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撮影:2021年11月2日 京都府立植物園にて

名称:キミノソヨゴ(黄実の冬青)
科:モチノキ科 モチノキ属
園芸分類:
形態:常緑樹小高木
原産地(分布):中国、台湾および、日本の本州
品種名:
草丈/樹高:3~7m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:

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