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キカラスウリ(黄烏瓜) [つる性]

北海道から九州に自生する。葉は切れ込みが入ったハート型で、表面は光沢をもち、葉の表面に多数の短毛を持つ。
雌雄異株で、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく。
6~9月にかけての日没後から開花し、翌日午前中から午後まで開花し続ける。花は白色、あるいはやや黄味がかった白色で直径5~10cm程度。花冠は3~6枚に裂ける。花の先は糸状になり、長さは多様であるがカラスウリよりも総じて太い。雌花はつぼみの段階で子房を持っているため、つぼみが付いた時点で、その株の雌雄が判別できる。主に夜行性のスズメガが飛来しポリネーターになる。
果実は長さ約10cmで黄色に熟す。種子にはカラスウリのような帯はない。熟した果実の種子周囲の果肉部分には甘みがあり食べる事ができる。但し、過熟により舌や口内の粘膜を強く刺激する物質(ククルビタシンD)が生成するため、注意が必要である。種子はウリ科に多い扁平な楕円形である。
地下にはカラスウリに似た芋状の塊根を持ちデンプンを多く含む。このデンプンから作られたものが、あせもの薬の天花粉(天瓜粉)となる。
和名はカラスウリに似て、果実が黄色であることから。

残念なことに、黄色く熟す前に誰かにとられてしまいました。
花と黄色く熟した状態は来年以降の課題ですね。

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撮影:2021年11月4日 京都府立植物園にて

名称:キカラスウリ(黄烏瓜)
科:ウリ科 カラスウリ属
園芸分類:野に咲く花
形態:つる性多年草
原産地(分布):北海道(奥尻島)~九州
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:6~9月
花色:白色
その他:

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