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ムラサキナギナタタケ(紫薙刀茸) [菌類]

ムラサキナギナタタケは、シロソウメンタケ科のキノコで、発生時期は夏~秋となります。
ムラサキナギナタタケは長さは2~12cmで太さは0.2~0.5cmと名前の通り、そうめんのようにかなり細長い形状をしています。切り口の断面は円形~楕円形。表面の色は淡い紫~グレーがかった紫褐色です。キノコの表面の質感は滑らかで縦に浅い溝が入っています。基部は白色を帯び、毛が生えています。
黒松林の林床に自生し、時には10本以上の大株となっている事もあります。
無味無臭ですが、食用として用いられるキノコでもあります。
和名は形状が平たい棒状で、色合いが紫色のキノコであることから

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撮影:2021年5月25日 京都御苑にて

名称:ムラサキナギナタタケ(紫薙刀茸)
科:シロソウメンタケ科 ムラサキナギナタタケ属(シロソウメンタケ属)
園芸分類:菌類
形態:
原産地(分布):日本、ヨーロッパ、アメリカ
品種名:
草丈/樹高:2.5~12cm
開花期:
花色:
その他:発生場所/針葉樹林内(主にマツ)


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ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉) [花木]

ニオイバンマツリの花は花弁が5枚集まり、同じ場所から2輪ほど咲かせます。花はその色が最も特徴で、咲きはじめは濃い紫、そして時間が経つにつれて、薄い紫、最終的には白い色に変色します。一つの種類で三色もの色が楽しめるのも特徴です。
ニオイという名の通り甘い香りを放ち、香りは夜に強くなります。葉は硬質な印象でつるつるしており、葉脈が目立ちません。

和名の匂蕃茉莉は、匂(香り)があり、蕃(外国)からの、茉莉(ジャスミン類)の意味で「香りのある外国からのジャスミン」を意味します。 ただし、ジャスミンはモクセイ科ソケイ属であり別属です。

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撮影:2021年5月10日 京都市伏見区にて

名称:ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)
科:ナス科 バンマツリ属(ブルンフェルシア属)
園芸分類:熱帯植物,庭木・花木
形態:常緑性低木
原産地(分布):ブラジル、アルゼンチン
品種名:
草丈/樹高:0.3~3m
開花期:4~7月
花色:白~紫に変化
その他:別名「ブルンフェルシア」


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ヨシ(葦) [湿生植物]

イネ科ヨシ属の多年草。河川及び湖沼の水際に背の高い群落を形成します。地中には長く這う類白色の地下茎があり、節からひげ根を出し、条件がよければ一年に約5m伸びることもあります。
地上茎は中空で直立し、葉は線形で茎に斜めについて互生です。茎から直接葉が伸びており、葉の基部は茎を囲む葉鞘となり、茎から離れて葉身となります。
花期は夏から秋で、茎の頂から穂が出て、花は暗紫色から黄褐色で、小穂が多数ついた長さ15~40 cmの円錐花序に密集しています。花序はススキのように片側になびくことがなく小穂は2~4個の小花があり、第1小花は雄性花、その他は両性花で基部に毛を密生します。果実は穎果で、形は線状の楕円形をしており、熟すと小穂とほぼ同じ長さの白毛がつき、護頴の先から伸びて芒のように見えます。

和名ヨシの由来は、もともと本来の呼び名はアシであったが、「悪し」に通じるため、「ヨシ」と言い換えられたもの。

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撮影:2020年4月5日 京都市伏見区にて

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撮影:2021年4月21日 京都市伏見区にて

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撮影:2021年5月4日 京都市伏見区にて

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撮影:2020年5月7日 京都市伏見区にて


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撮影:2019年11月6日 京都市伏見区にて

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撮影:2023年11月5日 京都市伏見区にて

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撮影:2019年2月15日 京都市伏見区にて


名称:ヨシ(葦)
科:イネ科 ヨシ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):南太平洋のニューギニア島近辺であると言われているようです
品種名:
草丈/樹高:1.5~3m
開花期:8~10月
花色:暗紫色から黄褐色
その他:


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ブタナ(豚菜) [山野草]

茎の先に花径3~4cmの舌状花だけからなる頭花をつけます。 舌状花は黄色で、遠くから見ると蒲公英(タンポポ)のように見えます。ただし、タンポポ属は、1つの花茎に1つの頭花がつきますが、ブタナは花茎が枝分かれして複数の頭花をつけることで容易に同定できます。
花茎には葉が付かず、地表面に葉を円形に展開してロゼットを形成します。葉には、不揃いの波形のぎざぎざ(鋸歯)があり蒲公英(タンポポ)に似ていますが、葉の両面や縁には剛毛が生えます。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)です。
ヨーロッパ原産で、日本では、昭和8年に北海道で最初に確認され、以後各地に広がったと言われています。 別名を蒲公英擬き(タンポポモドキ)と。
名前の由来は、フランス名の「ブタのサラダ」を訳したものとのことですが、それにしても「ブタナ」とはいかにもかわいそうな名前ですよね。

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撮影:2021年5月7日 京都市伏見区にて

名称:ブタナ(豚菜)
科:キク科 エゾコウゾリナ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):ヨーロッパ原産
品種名:
草丈/樹高:50~60cm
開花期:6~9月
花色:黄色
その他: 別名 タンポポモドキ



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チガヤ(茅萱) [山野草]

日当たりのよい草丈の低い草原や道端などに群がって生育します。
種子と地下茎の一種の根茎によって繁殖し、河原の土手など、刈り込みが定期的に行われる所では、一面に繁茂することがあります。
たくさん節のある根茎が地中を長く横に這い、春になると節から芽が地上へ伸長し、新しい個体になります。
地上には花茎と葉だけが出ています。葉には細くて硬い葉柄があり、直立します。葉の縁はややざらつくがススキほどではないようです。
 和名の由来は、群がって生えることから。開花前の若い花穂は「ツバナ」と呼ばれ、万葉集にも歌われています。かむと甘味があり、根茎は利尿、止血の漢方薬として用いられました。茎の節に毛があるものをチガヤ(ケチガヤ、フシゲチガヤ)、毛がないものをケナシチガヤと分類さされます。

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撮影:2021年5月4日 京都市伏見区にて

名称:チガヤ(茅萱)
科:イネ科 チガヤ属
園芸分類:野の植物
形態:宿根性多年草
原産地(分布):地中海沿岸地方 北海道、本州、四国、九州、沖縄
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:4~6月(夏に刈り込むと秋に咲くこともある)
花色:紫褐色
その他:別名:ツバナ(摘花菜、茅花)、ミノカヤ、アマカヤ


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トヤマシノブゴケ(富山忍蘚) [シダ・コケ類]

シダ植物を小さくしたような繊細で美しい姿と全国で普通に見られる品種となります。
植物体は平らで這い、茎と細かく分かれた枝にそれぞれ不透明な緑色~黄緑色の葉がつきます。
湿潤時はきれいですが、乾燥すると色あせて縮み美しさは半減します。
生育場所:低地~山地の半日陰の岩上や地上
分布:北海道~琉球、小笠原、朝鮮半島、中国、極東ロシア
形状・サイズ:大型で、茎は長く這い、長さ15cm前後になることもあります。左右に枝がつき、その枝からまた左右に枝がついて葉を出すという規則的な分枝(3回羽状)をします。
茎葉は長さ1.3~1.6mm、三角形で先端は長い透明尖となります。枝葉は茎葉に比べてはるかに小さく透明尖はありません。

別名は、「アソシノブゴケ」

ここでは、トヤマシノブゴケとして扱いました。

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撮影:2021年5月5日 京都市伏見区にて

名称:トヤマシノブゴケ(富山忍蘚)
科:シノブゴケ科 シノブゴケ属
園芸分類:蘚類
形態:
原産地(分布):日本全土、朝鮮、中国
品種名:
草丈/樹高:5~10㎝(長さ)
開花期:
花色:
その他:生育場所 、山地の日陰の岩上、地上


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アジアンタム [観葉植物]

アジアンタムはイノモトソウ科ホウライシダ属に分類されるシダ植物の総称です。
シダの仲間で、葉は繊細で柔らかく、涼しげな雰囲気を醸し出してくれます。さまざまな種類や品種があり、ミニ観葉から中・小鉢などで年間楽しめます。多湿を好み、乾燥させすぎないように注意して栽培します。原産地は世界の温帯から熱帯で、約200種が自生しています。
一般に流通しているのは園芸品種です。

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撮影:2021年4月21日 京都府立植物園にて

名称:アジアンタム
科:イノモトソウ科 ホウライシダ属(アジアンタム属)
園芸分類:観葉植物,シダ
形態:多年草
原産地(分布):世界の温帯から熱帯
品種名:
草丈/樹高:5~100cm
開花期:
花色:
その他:


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ゼニゴケ [シダ・コケ類・セン類]

ゼニゴケは人家の近くにみられるコケであり、茎と葉の区別がない「平たい葉状体」を広げ、折り重なるようにして地面に広がります。表裏の区別がある苔類で、家の北側など、やや湿った場所に見られることが多い。
葉は光沢がほとんどなく深い緑色。特徴的なのは葉状体につけるカップ状の無性芽器「杯状体」です。この中にたくさんの無性芽が作られ、雨などの水がカップから溢れるのとともに散らばり、クローンとして繁殖します。
また、ゼニゴケは雄株と雌株があり、受精により胞子を作る方法でも繁殖します。
この2種類の繁殖は通年活発に行われているため、少しでも無性芽や胞子が残ると再びゼニゴケが増え、見栄えが良くないため、雑草として嫌われることも多くまた、非常に除去しにくいです。

○形状・サイズ
葉状体は緑色~灰緑色で、長さ3~10cm、幅7~15mm、縁は波打つ。
腹鱗片は透明で6列に並ぶ。
胞子は黄色。
雄雌異株

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◇ゼニゴケの雄株と雌株
「雄器托(ゆうきたく)」=ゼニゴケで精子を作る器官。雨が降ると精子が傘の表から流れて出て移動します。
「雌器托(しきたく)」=ゼニゴケで卵子を作る器官。破れ傘とも呼ばれる器官の裏側に精子が到達して受精します。
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撮影:2021年5月3日 京都市伏見区にて

名称:ゼニゴケ
科:ゼニゴケ科 ゼニゴケ属
園芸分類:
形態:苔類
原産地(分布):世界中に分布し、日本では北海道から九州ま
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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スズメノヤリ(雀の槍) [山野草]

北海道~九州の海岸から山地にかけて、草地にごくふつうに生え、茎は高さ10~30cmの多年草。
葉は線形で、縁に白色の長い毛があります。花期は4~5月で花序は普通1個で、赤黒褐色の花が多数集まり、ほぼ球形の花序となります。花は雌しべが先に現れ、のちに雄しべが伸びてきます。
さく果は褐色で花被片とほぼ同長。種子には種子の半分ほどの大きさの白い種枕があります。
名前の由来は、頭花が江戸時代の大名行列の毛槍に例えたもの。

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撮影:2021年4月19日 京都市伏見区にて

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一粒残っている丸いものが種かな
撮影:2021年5月4日 京都市伏見区にて

名称:スズメノヤリ(雀の槍)
科:イグサ科 スズメノヤリ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):日本では南西諸島より北の全土、中国からカムチャツカ半島、東シベリア
品種名:
草丈/樹高:10~30cm
開花期:4~5月
花色:赤褐色
その他:


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セイヨウカンボク(西洋肝木) [花木]

5~7月にアジサイのような形になる白い両性花を豪華に咲かせます。ヤブデマリとよく似ていますが、カンボクの葉の形は3つに割れているのが特徴となります。葉は長さ5~10cmで、裏面には軟毛があり、秋には紅葉します。
秋になると透明感のある赤い実を付け、そのまま越冬するので、小動物にとっては貴重な食糧となります。
 果実は苦味が強く、生食するには適さないようですが、晩秋から冬にかけて寒気に晒された実はやや甘味成分が増しますす。ロシアではその季節を待って収穫し、ドライフルーツにして冬の蓄えとしたり、ウォッカに漬けこんで果実酒、ジャム・ジュース・砂糖漬けなどに加工するようです。

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撮影:2021年4月24日 京都府立植物園にて

名称:セイヨウカンボク(西洋肝木)
科:スイカズラ科 ガマズミ属
園芸分類:花木
形態:落葉低木
原産地(分布):ヨーロッパ~北アフリカ
品種名:
草丈/樹高:2~5m
開花期:5~7月
花色:白色
その他:別名:ヨウシュカンボク(洋種肝木)


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