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ノササゲ(野大角豆) [つる性]

本州~九州の山地の林縁などに生えるつる性の多年草。
黒紫色のつるが周りの草木に巻きついてのびます。花は先が蝶のような形。淡い黄色で葉の脇から出る花序(かじょ) に3~10個が下向きに咲きます。花のもとにつく萼(がく)は淡い黄緑色の円筒形で、萼片(がくへん)の切れ込みは浅い。
葉は3出複葉で互生し、小葉は長さ3~15cm、幅2~6cmの長卵形で 薄く、裏面は白みがかかり、毛がまばらに生えます。
名はササゲに似ていて、野に生えることからついたもの。別名キツネササゲという。


花序(かじょ):花をつけた茎

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撮影:2021年6月30日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年9月29日 京都府立植物園にて

名称:ノササゲ(野大角豆)
科:マメ科 ノササゲ属
園芸分類:野に咲く花
形態:つる性多年草
原産地(分布):日本特産種
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:8~9月
花色:黄色
その他: 別名:キツネササゲ


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フェイジョア [果樹]

フトモモ科アッカ属に分類されるフェイジョア。「パイナップルグァバ」の別名も持つ果樹で、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部が原産地です。亜熱帯性果樹に分類されますが、意外に寒さに強く、温暖地であれば庭植えにして越冬できるようです。常緑性で、一年を通してシルバーがかった明るい葉をつけているので、冬の瑞々しい木姿も魅力的とか。

夏に径4cmほどの花をつけます。花弁は内側が赤褐色、外側が白色で分厚く、糖分を含んで甘みがあります。ハチドリのような小鳥類がこの花弁を摂食するときに花粉が運ばれますが、日本ではヒヨドリなどが花弁を摂食しますが、花粉の媒介は蜂によるものがほとんどのようです。多数ある赤い雄蕊が非常に目立ちますが、芳香はほとんどありません。愛らしい花姿で、花木としても人気があります。
果実の収穫期は10月中旬~12月上旬。ただし、一部の品種を除いたほとんどが自家不結実性で、1本だけでは実がつきません。

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撮影:2021年6月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年10月8日 京都府立植物園にて

名称:フェイジョア
科:フトモモ科 アッカ属
園芸分類:果樹
形態:中高木 常緑性
原産地(分布):ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部
品種名:
草丈/樹高:1.5m以上
開花期:5~6月
花色:淡いピンク色
その他:


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ネムノキ(合歓木)‘サマーチョコレート’ [落葉樹]

サマーチョコレートは、名前の通りチョコレート色の葉が美しい木です。20~30cmの羽状の葉が夜になると閉じるのが特徴です。夏には濃ローズピンク色花が集まり咲き、葉との美しいコントラストが楽しめます。庭木に好適です。

暗紫色の葉色が特徴の栽培品種

花が咲いているところを見たいです。

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撮影:2021年6月23日 京都府立植物園にて

名称: ネムノキ(合歓木) ‘サマーチョコレート’
科:マメ科 ネムノキ属
園芸分類:庭木・花木
形態:
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:5m
開花期:6~7月
花色:ピンク色
その他:別名 チョコレートネム


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オニグルミ(鬼胡桃) [落葉樹]

樹高7~10mになる落葉高木。川沿いや窪地など、湿り気の多いところを好みます。
花期は5月頃、葉の展葉と同時に開花し、雌花序は新梢、雄花序は前年枝の葉腋から、それぞれ垂れ下がります。
成木は、長さ3~4cmの卵球状の堅果をつけ、秋に熟します。本来、げっ歯類やリスによる動物散布種子ですが、人間にとっても食用になります。よく栽培されるのは変種のヒメグルミで、実は扁平で表面も滑らかです。
大型の冬芽は、いわゆる「裸芽」でサルや小人の顔に見えます。目鼻に見えるのは維菅束痕で、道管や師菅の断面が集まった状態です。

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撮影:2022年4月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年6月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年3月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年1月17日 京都府立植物園にて

名称:オニグルミ(鬼胡桃)
科:クルミ科 クルミ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):北海道~九州、サハリン
品種名:
草丈/樹高:7~10m
開花期:5~6月
花色:
その他:


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イズアサツキ(伊豆浅葱) [山野草]

草丈30~50cmの多年草。葉は直径3~5mmで中空。アサツキに似ていますが、花茎が葉束の横から出ることがあり、 花は白色~淡紅紫色、花被片は長さ7~9mmと短く、幅3~3.5mm。
アサツキの仲間で、伊豆で発見されたことから、この名がつけられました。
アサツキの名は、葉がネギよりも浅い緑色をしていることから。
イズアサツキは、伊豆から三浦半島の海岸に分布し、厳しい環境にいるため絶滅が危惧されて絶滅危惧lB類(EN)とのことです。
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撮影:2021年6月24日 京都府立植物園にて

名称:イズアサツキ(伊豆浅葱)
科:ヒガンバナ科 ネギ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):三浦半島~伊豆半島
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:6~7月
花色:白~淡ピンク
その他:エゾネギの変種  ユリ科として分類されることも



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トリアシショウマ(鳥足升麻) [山野草]

トリアシショウマは、ユキノシタ科の多年草で半日日陰の場所を好みます。
花期は7~8月。根出葉とは別に花茎を出し、花茎は分枝しないで数個の茎葉をつけ、その頂に円錐状の花序に長さ4~6㎜程の白い小さな5弁花を沢山つけます。
 トリアシショウマの若芽は、茹でてから水にさらしてから調理し、あえもの、汁の具や天ぷら、揚げ物などとして山菜としても食されます。くせが無く、美味しい山菜のひとつとして昔から親しまれています。

トリアシショウマは3回3出複葉。名前は、花の形ではなく、若芽の頃に茎の先端から出る3枚の葉の閉じた姿が、鳥の足に似ることからとのことのようです。

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撮影:2021年6月25日 京都府立植物園にて

名称:トリアシショウマ(鳥足升麻)
科:ユキノシタ科 チダケサシ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):在来種(日本固有種) 北海道、本州(近畿地方以北)
品種名:
草丈/樹高:40~100cm
開花期:6~8月
花色:白色
その他:


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セイヨウキョウチクトウ(西洋夾竹桃) [花木]

常緑小高木で、茎や葉を傷つけると白い乳液が出ます。
葉はふつう3輪生する単葉、長楕円形で、かたくて厚く、全縁です。
枝先に集散花序を出し、花は径3~4cmの高盆形~漏斗形で深く5裂。
花冠の喉部には深く3~4裂する付属物があり、花には芳香は無く、色は白~桃色、橙色などです。
果実は棍棒状の袋果で、下垂し、熟すと裂開します。

キョウチクトウ (夾竹桃)の和名は葉が細長いところが竹に似、花の色形が桃に似ることに由来します。

キョウチクトウは西洋キョウチクトウとは別種とされていましたが、新分類体系では、西洋キョウチクトウの亜種とされているとのことです。

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撮影:2021年6月23日 京都府立植物園にて

名称:セイヨウキョウチクトウ(西洋夾竹桃)
科: キョウチクトウ科 キョウチクトウ属
園芸分類:花木
形態:常緑小高木
原産地(分布):地中海沿岸、西インド諸島
品種名:
草丈/樹高:
開花期:6~9月
花色:白~桃色、橙色
その他:


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セイヨウバクチノキ(西洋博打木) [花木]

ヨーロッパ東南部(ブルガリア、セルビアなど)及びアジア西部を原産とするバラ科サクラ属の常緑樹。
4~5月頃になると前年に伸びた枝葉の間から長さ10cmほどの穂を伸ばし、芳香のある白い花をたくさん咲かせます。花の後には実ができ、黒紫色に熟します。穂状の花は一般的なサクラのイメージと程遠いですが、ウワミズザクラ、イヌザクラ、リンボクも同じような花にも見えます。
葉は長さ8~15cmで長楕円形。革質でやや厚く光沢があり、浅い鋸歯がまばらにあります。
近縁関係にある日本のバクチノキに似ることからセイヨウバクチノキと呼ばれますが、「博打の木(ばくちのき)」は秋に白い花が咲き別品種となります。

ちなみに、バクチノキは成長に伴って樹皮が剥げ落ちる様を、博打に負けて身包みをはがされることになぞらえて命名されたものですが、セイヨウバクチノキの樹皮は剥離しません。また、バクチノキは単幹で育つことが多いですが、セイヨウバクチノキは株立ち状に育ちます。

葉はタラヨウと同様に、裏に文字を書くことができます。


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撮影:2021年4月14日 京都府立植物園にて


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撮影:2021年6月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年7月7日 京都府立植物園にて

名称:セイヨウバクチノキ(西洋博打木)
科:バラ科 サクラ属
園芸分類:
形態:常緑広葉小高木
原産地(分布):ヨーロッパ東南部
品種名:
草丈/樹高:2~5m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別  名:ビランジュ/チェリーローレル


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アガベ・パリー [多肉植物]

メキシコ原産で、広い地域に分布し、様々な変種や亜種があるようです。
綺麗なロゼットを形成し、青白い美しい葉、太く立派な鋸歯(トゲ)を持ちます。株が古くなると3mを越す花柄を伸ばし、黄色い花を咲かせますが、開花に10年以上要し開花後に結実し、子株をつけて、親株はいずれ枯れとのこと。
ということは、この株は近いうちに枯れるのかな。
園芸名は、吉祥天(キッショウテン)

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撮影:2021年6月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年6月22日 京都府立植物園にて

名称:アガベ・パリー
科:キジカクシ科 アガベ属
園芸分類:多肉植物
形態:多年草
原産地(分布):メキシコ原産
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:淡い緑色
その他:園芸名は、吉祥天(キッショウテン)



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イヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾) [草花]

イヌヌマトラノオは、ヌマトラノオとオカトラノオの雑種。
雑種ということで双方の特徴を併せもちます。花穂につく花数が多く先が垂れることはオカトラノオに似ており、葉が細いことはヌマトラノオに似ています。
大雑把にいうと、オカトラノオに似た花で、葉が細長く水平に開く傾向があり、葉柄の付け根が赤くならないのが特徴です。
オカトラノオが高原や山に育つ植物なら、ヌマトラノオやイヌヌマトラノオは湿地に育ち、花冠は5裂し花径約1㎝程です。
また、オカトラノオのように花穂が付け根から急に曲がらず、直立した途中で垂れ下がる傾向があります。

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撮影:2021年6月18日 京都府立植物園にて

名称:イヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)
科:サクラソウ科 オカトラノオ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:60~100cm
開花期:6~7月
花色:白色
その他:


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