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オニタビラコ(鬼田平子) [山野草]

日本全土の道端や公園、庭のすみなどによく生えます。
花は、茎の上部を枝分かれさせて、それぞれに散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)をつけます。 花は花径6~8mmくらいの小さな黄色い頭花となります。 頭花は舌状花のみからなり、舌状花の数は18~30枚くらいと多く、舌状花の先は5つに裂けます。
葉には茎につく葉と根際から生える葉があり、茎につく葉は小さくて2~3枚つき、紫褐色を帯びた毛が生えています。 根際から生える葉は長い楕円形で縁が深く切れ込み、ロゼット状となります。
花の後にできる実はそう果(1つの種子しかなく開かないもの)で、白い冠毛がつきます。

和名の由来は、コオニタビラコに似て大きいことからきています。 「田平子」は、葉が放射状に伸びて田んぼに平らに張りつくというところからつけられた名前です。

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撮影:2021年4月18日 京都市伏見区にて

名称:オニタビラコ(鬼田平子)
科:キク科 オニタビラコ属
園芸分類:野に咲く花
形態:1~越年草
原産地(分布):北海道から沖縄 朝鮮半島、中国
品種名:
草丈/樹高:20~100cm
開花期:5~10月
花色:黄色
その他:


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クスダマツメクサ(薬玉詰草) [山野草]

ヨーロッパ原産の帰化植物。ツメクサの名前が付いていますから、シロツメクサの仲間です。
春から秋まで黄色いクスダマのような花を咲かせる耐寒性一年草となります。
コメツブツメクサやコメツブウマゴヤシより花が大きく、茎がすっと立ち、葉より上に花を付け、何よりも丸く集まる花の数が多いのも特徴です。
和名は、花序が薬玉のように見えることから。また、受粉後に花弁が大きくなり、花の終わりごろの形がビールの原材料のホップに似ていることから「ホップツメクサ」との別名もあります。

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撮影:2021年4月16日 京都市伏見区にて

名称:クスダマツメクサ(薬玉詰草)
科:マメ科 シャジクソウ属
園芸分類:野に咲く花
形態:
原産地(分布):ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:10~30cm
開花期:春~秋
花色:黄色
その他:別名:ホップツメクサ


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ノヂシャ(野萵苣) [山野草]

 ノヂシャはヨーロッパ原産の帰化植物。路傍や荒れ地などに生育。
秋に発芽し、ロゼットの状態で冬を過ごします。根生葉はへら形で、全縁。春頃から茎を立ち上げ、茎は直立し、二股に分枝を繰り返して成長。茎生葉は長倒卵形~長楕円形で、全縁または浅く粗い鋸歯があり、縁取るよう白い毛があり、対生します。茎上部の葉は基部が茎を抱く。4~6月頃、茎頂に集散花序を作り、青みがかった白色の花を咲かせます。花は筒状で先端が5裂し、雄しべは3個。花柄の基部には鋸歯のある苞葉が2個ずつつく。果実はやや扁平な痩果。
和名は、葉をサラダに利用し、野に生えるレタス(チシャ)の意味からノヂシャと付けられました。

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撮影:2021年4月16日 京都市伏見区にて

名称:ノヂシャ(野萵苣)
科:スイカズラ科 ノヂシャ属
園芸分類:野に咲く花
形態:1~越年草
原産地(分布):ヨーロッパ原産
品種名:
草丈/樹高:10~30cm
開花期:5~6月
花色:淡青色
その他:


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ムラサキサギゴケ(紫鷺苔) [山野草]

本州~九州のやや湿気のある田のあぜなどに生え、長いほふく枝を伸ばして、その先端に新しい株をつけ、マット状の群落をつくります。
根ぎわの葉の間から花茎を伸ばしてまばらに少数の花をつけます。萼は鐘形で半ばまで5裂し、無毛またはまばらに腺毛が生えます。花冠は紅紫色で、上唇は下唇よりやや短く、狭卵形で深く2裂。下唇は3裂し、中央部は隆起して黄色となり赤褐色の斑紋があります。さく果は扁球形で、萼に包まれます。
葉は、根元から出るものには柄があり、細長い卵形をしていますが、ほふく茎につくものは2枚ずつ対になり、小さくて柄が有りません。

名の由来は、花の形をサギの頭に、茎が地面にひろがる様子をコケに、見立ててつけたとされます。

※よく似た「常盤爆(トキワハゼ)」は花が半分ほどの大きさで、茎が這わないことで区別できます。

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撮影:2022年4月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年4月15日 京都府立植物園にて

名称:ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
科:ハエドクソウ科 サギゴケ属
園芸分類:草花,山野草
形態:多年草
原産地(分布):中国東部~南部、台湾、朝鮮半島南部、日本列島(本州~九州)
品種名:
草丈/樹高:3~10cm
開花期:3~5月
花色:白,紫,ピンク
その他:別名 サギシバ


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アメリカハナズオウ(アメリカ花蘇芳) [花木]

アメリカハナズオウは、北アメリカに分布するマメ科ハナズオウ属の落葉性高木です。
花期になると、葉の展開に先駆けて、幹や枝の節々に4~8個の花を房状に咲かせます。
花はマメ科の植物に多く見られる蝶形花で、長さ1.5㎝程度、短い花柄を持っています。
花はハナズオウよりやや小さく、淡い色をしています。基本種の花色はピンク色ですが、濃ピンク色や白花の品種もあります。
花後にはマメ科の植物らしい果実が実ります。
果実は長さ6~9㎝、幅1~1.5㎝程度の大きさで、熟すと茶色になります。
葉は互生し、長さ、幅共に3~15㎝程度のハート形~広卵形で、葉裏には微細な毛が生えています。

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撮影:2021年4月1日 京都府立植物園にて

名称:アメリカハナズオウ(アメリカ花蘇芳)
科:マメ科 ハナズオウ属
園芸分類:花木
形態:落葉性高木
原産地(分布):北アメリカ
品種名:
草丈/樹高:6~9m
開花期:3~4月
花色:ピンク、白色
その他:


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レンゲツツジ(蓮華躑躅) [花木]

高さ1~2mの落葉低木。
花は、葉が出た後、葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5~6cmくらいの大きな漏斗状の花を2輪から8輪くらいつけます。
葉は長い楕円形で、枝先に輪生状に互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖らず、縁には毛が生えます。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)、長さ2~3cmの円筒状で、10~11月に熟すると5裂して小さな種子を飛ばします。
蜜に毒を含む有毒植物で牛や馬が食べないこともあって、しばしば大群落を形成するようです。 名の由来は、花と葉が輪状に並ぶ様子を蓮華(ハス)に見立てたもの。
別名は、「ウマツツジ」「ベコツツジ」など。

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撮影:2021年4月13日 京都府立植物園にて

名称:レンゲツツジ(蓮華躑躅)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):日本、中国
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:4~6月
花色:黄,オレンジ
その他:


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イカリソウ(錨草)・羽衣 [草花]

イカリソウ(錨草)はメギ科イカリソウ属 の落葉多年草。低い山地の雑木林に生え、茎の先が3本の葉柄に分かれて、3枚の小葉がつきます。春に優しい色合いのピンク色の錨形の花を咲かせます。
イカリソウの品種となります。

イカリソウについて詳しくは「イカリソウ(錨草、碇草)」←こちらで確認できます。

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撮影:2022年4月14日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年4月2日 京都府立植物園にて

名称:イカリソウ(錨草)
科:メギ科 イカリソウ属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):日本(主に中部地方以北の本州)
品種名:羽衣(ハゴロモ)
草丈/樹高:30~50cm
開花期:4~5月
花色:ピンク
その他:


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ホタルカズラ(蛍葛) [山野草]

ホタルカズラは、日本、中国、朝鮮半島、台湾に分布するムラサキ科ムラサキ属の多年草です。
日本では、北海道から九州、沖縄に分布しており、山の斜面や茂み、草原などの日当たりの良い場所に自生しています。
花期は4~6月で、地面を這う茎の葉の付け根から茎を15~20cmほど立ち上げ、頂部、または上部の葉の付け根に、小さな花を咲かせます。
花は花径1.5~1.8㎝程度で花冠が深く5裂しており、それぞれの破片には特徴的な隆起する白い線が入ります。
花は咲き始めは淡い紫色ですが、咲き進んでいくと美しい青へと変化していきます。
※花色の変化には個体差があるようです。

葉は披針形から幅の狭い楕円形で互生し、茎葉には荒い毛が生えています。
地上を這う茎は30㎝程度まで成長し、葉の腋から花を咲かせる茎を立ち上げて、花後はランナーを出し、その先に翌年の株を作ります。

和名は、草むらの中に点々とつける花の色をホタルの光にたとえたことに由来します。

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撮影:2022年4月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年4月9日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年4月12日 京都府立植物園にて

名称:ホタルカズラ(蛍葛)
科:ムラサキ科 ムラサキ属
園芸分類:山野草
形態:多年草
原産地(分布):日本、中国、朝鮮半島、台湾
品種名:
草丈/樹高:15~20cm
開花期:4~6月
花色:紫~青色
その他:別名、ホタルソウ、ホタルカラクサ、ルリソウ


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ムレスズメ(群雀) [花木]

中国北部を原産とする落葉低木で、江戸時代に日本へ渡来しました。
桜の花が散るころ、蝶形の黄色の花を咲かせ、花は垂れ下がります。
咲き始めは黄色ですが、次第に赤みを帯びて着ます。季節外れの狂い咲きも多いようです。
雌雄同株で果実は扁平した円筒形ですが日本では結実が難しいとされます。そのため、地下茎を伸ばす性質があるため株分けや挿木で増やされています。
花だけでなく幹模様も面白く、枝には先の鋭いトゲ(托葉)がついています。
和名の由来は、細い枝に雀が並んでとまっているように見えることからムレスズメと名付けられました。
発酵させた根から抽出したエキスはファンデーションなどのスキンケアに使われるようです。

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撮影:2021年4月8日 京都府立植物園にて

名称:ムレスズメ(群雀)
科:マメ科 ムレスズメ属
園芸分類:
形態:落葉広葉 低木
原産地(分布):中国北部が原産
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期: 4~5月
花色:
その他:別名 金雀花


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