SSブログ

タイリンミツマタ (大輪三椏) [花木]

葉が芽吹く前に枝先に咲く春の花。花には甘い芳香性があり、小さな花が半球状にまとまって1つの花となる。色は黄色。ジンチョウゲと同じように、小さな花には花弁がなく、花弁に見えるのは筒状の萼の先端が4つに裂け反り返ったもの。萼は黄色い筒形で、外側は白い絹毛で覆われている。内側が黄色く、先端は花弁状となる。大輪三椏(タイリンミツマタ)は三椏の園芸品種で、特徴は花が大きいことである。
葉は互生し、細長い楕円形。葉の表面は鮮やかな緑色で、裏面には毛が密生する。

三又-1(20220308).jpg 三又-2(20220308).jpg 三又-3(20220308).jpg 三又-4(20220308).jpg 三又-5(20220308).jpg 三又-6(20220308).jpg 三又-7(20220308).jpg
撮影:2022年3月8日 京都府立植物園にて

三又-11(20220412).jpg 三又-12(20220412).jpg 三又-13(20220412).jpg 三又-14(20220412).jpg 三又-15(20220412).jpg 三又-16(20220412).jpg
撮影:2022年4月12日 京都府立植物園にて

名称:タイリンミツマタ (大輪三椏)
科:ジンチョウゲ科 ミツマタ属
園芸分類:花木
形態:落葉低木
原産地(分布):園芸種かかな?
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:2~4月
花色:黄色
その他:



nice!(2)  コメント(0) 

ミツガシワ(三槲) [水生植物]

ミツガシワは、初夏の頃、沼地や湿原で咲き、群生することが多い。
白い小さな花が下からだんだん上へと咲き上がっていく。
花びらの内側には白い毛が密生し、萼片は5枚である。 雄しべは5本、雌しべは1本。 株によって、雄しべのほうが長い花を咲かせるものと、雌しべのほうが長い花を咲かせるものがある。 長花柱花(雌しべのほうが長い花)が結実する。
花の終わるころには3枚に分かれた葉が広がって水面をおおってしまうことも。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。 葉には長い柄がある。 小葉の形は卵形で、縁は波打っている。
花の後にできる実は丸いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、黄赤色に熟する。

ミツガシワ属には三槲(ミツガシワ)1種のみしか存在しない。 いわゆる氷河期の遺存植物の1つと言われ約200万年前の氷河期には北半球全体に広がった、といわれる古い植物。

名前の由来は、柏(かしわ)のように大きな葉が3枚集まっていることから。(三柏、とも書く)

遺存種 (いぞんしゅ):かつては繁栄していた生物が絶滅しかかったり、あるいは地理的隔離をうけたり形態的,生理的に特殊化したことで絶滅しやすい状態におかれている生物種。

ミツガシワ-1(20220411).jpg ミツガシワ-2(20220411).jpg ミツガシワ-3(20220411).jpg ミツガシワ-4(20220411).jpg ミツガシワ-5(20220411).jpg ミツガシワ-6(20220411).jpg
ミツガシワ-7(20220411).jpg ミツガシワ-8(20220411).jpg ミツガシワ-9(20220411).jpg ミツガシワ-10(20220411).jpg
撮影:2022年4月11日 京都府立植物園にて

ミツガシワ-11(20220415).jpg ミツガシワ-12(20220415).jpg
撮影:2022年4月15日 京都府立植物園にて


名称:ミツガシワ(三槲)
科:ミツガシワ科 ミツガシワ属
園芸分類:水性植物
形態:多年草
原産地(分布):北方領土を含む北海道から九州にかけて分布。 海外では、北半球に広く分布し、「極地周辺植物」といわれる
品種名:
草丈/樹高:15~40cm
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名 水半夏(ミズハンゲ)


nice!(0)  コメント(0) 

マグノリア・ジョージヘンリーケーン [花木]

モクレンは春には木いっぱいに明るい花を咲かせ、夏は涼しい葉陰を作るシンボルツリーとしても人気。
ジョージヘンリーキーンは、花弁の外側がローズピンクで、内側は柔らかな薄いピンク。
コンパクトに育ち、長期間にわたって花を観賞できる。花色はその年の気温で多少変わることがあり、淡い紫~白が混じることもある。

日本原産のコブシやタムシバ、シデコブシ、オオヤマレンゲ、中国産のモクレンやハクモクレン、ヒマラヤ地域のキャンベリー、北米のキモクレンなどを交配させて生まれた園芸品種を「マグノリア」と総称。

マグノリア-11(20230401).jpg マグノリア-12(20230401).jpg マグノリア-13(20230401).jpg マグノリア-14(20230401).jpg
撮影:2023年4月1日 京都府立植物園にて


マグノリア・ジョージヘンリーケーン-1(20220411).jpg マグノリア・ジョージヘンリーケーン-2(20220411).jpg マグノリア・ジョージヘンリーケーン-3(20220411).jpg マグノリア・ジョージヘンリーケーン-4(20220411).jpg マグノリア・ジョージヘンリーケーン-5(20220411).jpg マグノリア・ジョージヘンリーケーン-6(20220411).jpg
撮影:2022年4月11日 京都府立植物園にて

名称:マグノリア・ジョージヘンリーケーン
科:モクレン科 モクレン属
園芸分類:花木
形態:落葉低木
原産地(分布):園芸種
品種名:ジョージヘンリーケーン
草丈/樹高:3~5m
開花期:4月頃
花色:ローズピンク
その他:



nice!(2)  コメント(0) 

メリルマグノリア [花木]

モクレン属の野生種は、日本を含むアジアとアメリカに約90種が分布。これらのうち、日本原産のコブシやタムシバ、シデコブシ、オオヤマレンゲ、中国産のモクレンやハクモクレン、ヒマラヤ地域のキャンベリー、北米のキモクレンなどを交配させて生まれた園芸品種を「マグノリア」と総称する。
マグノリアの仲間にはカラタネオガタマなど常緑の種類も含まれる。

このマクノリアは、植物園の銘板では「メリルマグノリア」と表示されていた。

メリルマグノリア-1(20220406).jpg メリルマグノリア-2(20220406).jpg メリルマグノリア-3(20220406).jpg メリルマグノリア-4(20220406).jpg メリルマグノリア-5(20220406).jpg メリルマグノリア-6(20220406).jpg メリルマグノリア-7(20220406).jpg メリルマグノリア-8(20220406).jpg
撮影:2022年4月6日 京都府立植物園にて

名称:メリルマグノリア
科:モクレン科 / モクレン属
園芸分類:庭木・花木
形態:低木,高木
原産地(分布):園芸品種
品種名:
草丈/樹高:2~10m以上
開花期:4~5月
花色:赤
その他:


nice!(2)  コメント(0) 

ルリヂシャ(瑠璃萵苣) [ハーブ]

 ルリヂシャ(瑠璃萵苣)は、ムラサキ科ルリヂシャ属(ボラゴ属)の耐寒性一年草ハーブ。地中海沿岸が原産地です。ヨーロッパから北アフリカに分布。日本には明治の中頃に移入入された。
丈は20~80cm。全草に白い剛毛が生える。茎は中空。葉は互生し、葉身は楕円形で先は尖り、縁には鋸歯がある。よく分枝し、茎頂に、青い星形で下向きに十数個の径約2cmの花を付ける。花冠は5裂して平開し、弁先は尖って反り返る。花色は瑠璃色の他、赤紫色、白色等がある。1日花。剛毛がある蕾を多くつけて咲き続ける。

名は、瑠璃色の花をしたレタス(チシャ)の意で、若葉はサラダとして食べられる。
 花はスープやサラダの付け合わせに用いられる。新鮮なルリヂシャはキュウリに似た風味を持ち、セージやパセリ、ミントと共にサラダの材料になる。ルリジサを煎じ、ハーブティーとして飲用もされる。
 利尿作用、解熱作用もあり、薬用にも使われる。
 また、種子から抽出した油(ボリジオイル、ボラージオイル)はキャリアオイルやサプリメントとして利用される。

ルリヂシヤ-11(20220608).jpg ルリヂシヤ-12(20220608).jpg ルリヂシヤ-13(20220608).jpg ルリヂシヤ-14(20220608).jpg ルリヂシヤ-15(20220608).jpg ルリヂシヤ-16(20220608).jpg
撮影:2022年6月8日 京都府立植物園にて

ルリヂシヤ-1(20220406).jpg ルリヂシヤ-2(20220406).jpg ルリヂシヤ-3(20220406).jpg ルリヂシヤ-4(20220406).jpg ルリヂシヤ-5(20220406).jpg ルリヂシヤ-6(20220406).jpg ルリヂシヤ-7(20220406).jpg ルリヂシヤ-8(20220406).jpg ルリヂシヤ-9(20220406).jpg
撮影:2022年4月7日 京都府立植物園にて

名称:ルリヂシャ(瑠璃萵苣)
科:ムラサキ科 ルリヂシャ属(ボラゴ属)
園芸分類:ハーブ
形態:耐寒性一年草
原産地(分布):地中海沿岸原産地
品種名:
草丈/樹高:20~80cm
開花期:4~11月
花色:瑠璃色
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

ムスカリ・アルメニアカム [球根]

ブドウの実のような壺状の花を鈴なりに咲かせる、早春の花、ムスカリ。涼し気なブルー系の色合いがほかの植物と合わせやすいことから、寄せ植えやガーデニングに欠かせない、秋植えの球根植物。
今回撮影したのは、「ムスカリ・アルメニアカム」。
ユーゴスラビアからトルコ周辺の高い山に自生する種類で、さまざまな園芸用品種の元となった。現在、もっとも多く栽培されている原種のひとつ。草丈は15~20 ㎝まで成長します。花は青紫色、八重咲きや香りのあるものもある。

※科名:ヒアシンス科、ユリ科で分類される場合も。

ムスカリ-1(20220405).jpg ムスカリ-2(20220405).jpg ムスカリ-3(20220405).jpg ムスカリ-4(20220405).jpg ムスカリ-5(20220405).jpg ムスカリ-6(20220405).jpg ムスカリ-7(20220405).jpg ムスカリ-9(20220405).jpg
撮影:2022年4月5日 京都府立植物園にて

名称:ムスカリ
科:クサスギカズラ科 ムスカリ属
園芸分類:球根
形態:多年草
原産地(分布):地中海沿岸、南西アジア
品種名:アルメニアカム
草丈/樹高:15~20 ㎝
開花期:3~5月
花色:ピンク、黄、白、紫、緑、複色
その他:和名:葡萄風信子(ブドウフウシンシ)


nice!(0)  コメント(0) 

メギ(目木) [落葉樹]

メギは叢生する枝、黄色い花、赤い果実、紅葉と、1年を通じて観賞でき、また刈り込みにも耐えるため、生け垣や庭木として栽培されるメギは、本州、四国、九州に分布する落葉低木。
花期になると、枝の下部から先端に及ぶ葉の付け根に、総状、または散形の花序を形成し、小さな黄色い花を数輪、下向きに咲かせる。花は花径5~8mm程度の椀状で、それぞれ6枚の花弁と萼片から成り、6個の雄しべの中心には太い雌しべがある。
雄しべには刺激が加わると動く性質があり、指で触れると花の内側に向かってキュッと動く。これは蜜を求めてやって来た昆虫に、効率良く花粉を付けるための性質。
葉はへら形で、密につき、晩秋には美しく紅葉する。
園芸では、基本種の緑葉はほとんど用いられず、赤紫や黄金葉などの美しい葉色を楽しむカラーリーフとして利用される。
樹形は自然樹形だとアーチ状に広がり、枝には鋭いトゲがある。

和名は「目木」の意味で、葉や樹皮の煮汁を洗眼に用いたためとされる。

メギ-11(20220415).jpg メギ-12(20220415).jpg メギ-13(20220415).jpg メギ-14(20220415).jpg メギ-15(20220415).jpg メギ-16(20220415).jpg メギ-17(20220415).jpg
撮影:2022年4月15日 京都府立植物園にて

メギ-1(20220407).jpg メギ-2(20220407).jpg メギ-3(20220407).jpg メギ-4(20220407).jpg メギ-5(20220407).jpg メギ-7(20220407).jpg メギ-6(20220407).jpg メギ-8(20220407).jpg
撮影:2022年4月7日 京都府立植物園にて

名称:メギ(目木)
科:メギ科 メギ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):日本(関東地方以西の本州、四国、九州)
品種名:
草丈/樹高:1.5~2m
開花期:4~5月
花色:黄色
その他:別名 コトリトマラズ



nice!(0)  コメント(0) 

タムシバ(田虫葉)・ミスジャック [花木]

タムシバ(田虫葉)は、モクレン科モクレン属に属する落葉高木から低木の1種である。葉はやや細長い披針形であり、早春の葉が展開する前に白い6花弁をもち芳香がある花が咲く。
日本固有種であり、本州、四国、九州に分布するが、西日本と雪深い日本海側に多く、関東地方ではほとんど見られない。
風変わりな名の由来には、葉っぱにタムシ状の白い斑点があることから「タムシバ」、あるいは、葉を噛むと甘みがあるため「カムシバ」、これが転訛してタムシバとなったという二つの説がある。葉にとどまらず、樹皮、枝にも甘い香りがある。
葉に先立って咲く花は直径6~10cmほどで、コブシより大きいものが多く、香りもより強い。

コブシに似るが、葉が細長く葉裏が白色を帯びる点、葉芽の鱗片が無毛である点、花の基部に葉がつかない点、萼片が比較的大きく(花弁長の1/3から1/2)無毛である点などで異なる。

タムシバ-1(20220330).jpg タムシバ-2(20220330).jpg タムシバ-3(20220330).jpg タムシバ-4(20220330).jpg タムシバ-5(20220330).jpg
撮影:2022年3月30日 京都府立植物園にて

名称:タムシバ(田虫葉)・ミスジャック
科:モクレン科 モクレン属
園芸分類:花木
形態:落葉高木から低木
原産地(分布):日本固有種であり、本州、四国、九州
品種名:ミスジャック
草丈/樹高:
開花期:4~5月
花色:白色
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

ユチャ(油茶) [花木]

ユチャ(油茶)はサザンカに近縁な常緑樹で、中国の長江流域以南では種子から油を採るために広く栽培され、「油茶」の名はこれに由来する。サザンカと同様に晩秋から初冬に開花し、花は白の一重咲き。
10~1月頃、径4~7cm程度で白色の花をつける。花弁数は5~9個。花後には径2~4cm程度で球状の果実をつける。
かつては採油用として中国より導入しているが、現在はほとんど観賞用として植栽される。
アブラツバキという別名
ユチャ-1(20220330).jpg ユチャ-2(20220330).jpg ユチャ-3(20220330).jpg ユチャ-4(20220330).jpg ユチャ-5(20220330).jpg ユチャ-6(20220330).jpg ユチャ-7(20220330).jpg ユチャ-8(20220330).jpg
撮影:2022年3月30日 京都府立植物園にて

名称:ユチャ(油茶)
科:ツバキ科 ツバキ属
園芸分類:花木
形態:常緑低木
原産地(分布):中国南西部~東南アジア原産
品種名:
草丈/樹高:1~5m
開花期:10~1月
花色:白色
その他:別名 アブラツバキ(油椿)



nice!(1)  コメント(0)