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エンシュウハグマ(遠州白熊) [草花]

キク科モミジハグマ属の背丈10~30cmの多年草。
静岡県西部の遠州地域から愛知県東部の東三河地域の山地にかけて分布する。やや乾いた木陰を好み、茎は枝分かれをせずに直立し、茎の上部に白色から淡紅色を帯びた花を付け、葉は茎の下部に輪状に多数つく。
花は、風車型の回転対称型で花弁が少しねじれて独特のふわふわ感がある。
和名のエンシュウハグマは、「遠州白熊」の意。静岡県の西部に多いので「遠州」、「白熊(ハグマ)」とは、高僧が使う仏具である白い毛の払子、兜につける白い飾り、槍の柄の飾りなどにつけるヤクの尾の毛でつくった飾りをいい、花冠の細長い裂片が卍形に回転しかけているようすをそれに見立てたもの。

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撮影:2021年10月29日 京都府立植物園にて

名称:エンシュウハグマ(遠州白熊)
科:キク科 モミジハグマ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):静岡県西部(遠州)、愛知県東部(三河)、岐阜、三重、長野のごく一部
品種名:
草丈/樹高:10~30cm
開花期:9~10月
花色:淡いピンク色
その他:

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