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ケマンソウ(華鬘草) [山野草]

ケマンソウは、釣り竿のように伸びた花序に、釣った魚が吊り下がっているように見える姿から、タイツリソウという名前がつけられ、中国、朝鮮半島に分布し世界中に広がりました。鯛釣り草(たいつりそう)の方が一般的かな?

ケマンソウは全体に水っぽくて柔らかく、葉は別名にあるようにボタンの葉に形が似ています。茎の先端や上部の枝に長い花茎を出して、独特の形の花を1列に吊り下げます。
ケマンソウは、室町時代には渡来し、古くから栽培されてきましたが、それほど多く栽培される植物ではありませんでした。最近は特異な形の花や美しい葉が見直されて、多く流通するようになったようです。

ケマンソウ(華鬘草)の名前は、花を寺院のお堂を飾る装飾品「華鬘(けまん)」に見立てて付けられましたとのことです。


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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

名称:ケマンソウ(華鬘草)
科:ケシ科 ケマンソウ属
園芸分類:山野草,草花
形態:多年草
原産地(分布):中国東北部(黒竜江省)から朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:4~5月
花色:ピンク,白色
その他:その他の名前:鯛釣り草(たいつりそう)、フジボタン、ケマンボタン、ヨウラクボタン

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