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アベリア [花木]

約2mくらいの低木で、春~秋(6~10月)のかなり長期に渡って、鐘形の小さい花を多数咲かせる。花の香りは非常に強い。花は白色、ふつうやや淡紅色を帯びる。花冠の内側に網状紋がない。萼は基部まで2~5裂し、果実は結実しない。刈り込みによく耐え丈夫なので、公園などの生け垣によく使われる。
アベリアは、19世紀中期にイタリアで作出されたツクバネウツギ属の常緑低木の交配種

アベリアの野生種は、日本、中国、ヒマラヤ、メキシコに15種が分布する常緑、または落葉の低木で、日本には4種が自生しています。別名のツクバネウツギは漢字では「衝羽根空木」と書きますが、これはウツギに似た姿で、プロペラのように広がる5枚の萼が花後も残り、羽根つきの羽根のように見えることに由来しています。


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撮影:2021年9月19日 京都市伏見区にて

名称:アベリア
科:スイカズラ科 ツクバネウツギ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑性低木
原産地(分布):中国 園芸品種
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:白色,ピンク
花色:
その他:ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)


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ホソバナガミズアオイ(細長葉水葵) [水生生物]

ホソバナガミズアオイはミズアオイ科の多年草。北米東部の水湿地に群生して自生。草丈は50~150cm程度。葉は根出葉で、長い葉柄を持ち、その先に細長いヘラ状の葉をつける。葉は主脈を中心にして、下方に凹み、花形となる。6~10月頃、根茎から根茎よりも長い花柄を出し、先端に穂状花序をつくる。筒状の花穂の周囲には淡桃紫色の6弁花が多数開花する。中央の上弁には淡緑黄色の模様が入る。花は、下から上へと先上がる。葉柄と花柄だけで構成される珍しい植物で、茎や枝は見られない。

和名は、母種のナガバミズアオイより葉が細いことから。

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撮影:2021年10月7日 京都府立植物園にて

名称:ホソバナガミズアオイ(細長葉水葵)
科:ミズアオイ科 ポンテデリア属
園芸分類:水性植物
形態:多年生草本
原産地(分布):北米東部
品種名:
草丈/樹高:50~150cm
開花期:6~10月
花色:紫色
その他:


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キクイモ(菊芋) [山野草]

キクイモは、茎は高さ1.5~3mになる多年草。
地下に塊茎をもち、株全体に粗い毛が密にはえ、ざらざらする。
茎は上部で枝分かれし、葉は茎の下部では対生、上部で互生する単葉で、長楕円形となり、葉の縁には粗い鋸歯がある。
枝先に径8cmほどの頭状花序を上向きに単生させる。頭状花序は舌状花と筒状花からなり、周辺部にある舌状花は10~20個あり、黄色く、先が3~5裂する。
筒状花も黄色で、果実はできにくい。10月末地中に出来る塊茎は大きくサトイモのような形をしている。
北アメリカ北部から北東部を原産地とする。 南アメリカ、ヨーロッパ、アジア(日本を含む)、オセアニアに移入分布。日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝来した。栽培されているもの以外に、第二次世界大戦中に加工用や食用として栽培されたものが野生化したものもある。

塊茎を食用とする。
塊茎には、イヌリンという食物繊維が豊富。イヌリンには、中性脂肪の大部分を占めるトリグリセリド濃度を下げる効果が確認されているので、脂肪肝や動脈硬化の予防が期待できる。
また、イモ類の中ではでんぷんが少ないため、可食部100gあたりのエネルギー値が低いという特徴がある。
イヌリンは消化によってオリゴ糖の一種キクイモオリゴ糖(イヌロオリゴ糖)となるため、健康食品として顆粒やお茶として加工され市販されている。さらに、飼料とするほか、果糖の原料にもされる。

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撮影:2021年9月23日 京都市伏見区にて

名称:キクイモ(菊芋)
科:キク科 ヒマワリ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):北アメリカ原産
品種名:
草丈/樹高:1.3~3m
開花期:7~10月
花色:黄色
その他:別名 「唐薯」(からいも)、「八升芋」(はっしょういも)


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