チョロギ [野菜]
中国原産地のシソ科の植物で、塊茎と呼ばれる地下茎が肥大化して養分を蓄えた部分を食する野菜です。ちなみに、塊茎の部分を食する野菜の代表格としてジャガイモが有名です。
高さ60cmほどに育ち、6~8月頃に薄い青紫の花を咲かせます。10~11月頃に根にできる塊茎を収穫し食用とします。
ちょろぎの塊茎の大きさは1~3cm程の白くて巻貝のような形をしています。
巻貝に似ているほかに、一見すると芋虫にも似ています。中国では石蚕(いさごむし)と呼ばれるトビケラの幼虫に似ていることから「草石蚕(くさいさご)」とも呼ばれます。
お正月の御節料理に長寿の縁起物として、梅酢漬けなどで赤く染まったカリカリとした食感のちょろぎを黒豆に添えて食べられています。
ちょろぎは、沢山の漢字を持っています。言葉の音から「丁呂木」「丁梠木」、縁起をかついで「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」などの漢字があります。
チョロギは観賞用のハーブとしても栽培されるようです。
○食用とされる塊茎部分
撮影:2020年9月16日 京都府立植物園にて
名称:チョロギ
科:シソ科 カッコウ属
園芸分類:野菜
形態:多年草
原産地(分布):中国原産地
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:6~8月
花色:薄紫色
その他:
高さ60cmほどに育ち、6~8月頃に薄い青紫の花を咲かせます。10~11月頃に根にできる塊茎を収穫し食用とします。
ちょろぎの塊茎の大きさは1~3cm程の白くて巻貝のような形をしています。
巻貝に似ているほかに、一見すると芋虫にも似ています。中国では石蚕(いさごむし)と呼ばれるトビケラの幼虫に似ていることから「草石蚕(くさいさご)」とも呼ばれます。
お正月の御節料理に長寿の縁起物として、梅酢漬けなどで赤く染まったカリカリとした食感のちょろぎを黒豆に添えて食べられています。
ちょろぎは、沢山の漢字を持っています。言葉の音から「丁呂木」「丁梠木」、縁起をかついで「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」などの漢字があります。
チョロギは観賞用のハーブとしても栽培されるようです。
○食用とされる塊茎部分
撮影:2020年9月16日 京都府立植物園にて
名称:チョロギ
科:シソ科 カッコウ属
園芸分類:野菜
形態:多年草
原産地(分布):中国原産地
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:6~8月
花色:薄紫色
その他:
【 掲載植物リスト一覧表】
スイタグワイ(吹田慈姑) [水生植物]
大阪府吹田市を中心に、古くからその周辺のたんぼに栽培される多年草となります。
本種は野生種のオモダカ科のオモダカより自然に生じたもので、クワイからの系統のものでありません(水田雑草として生えているオモダカから塊茎の大きい系統が選ばれ、栽培化されたもの)。花茎に雄花、雌花を開き、緑色3枚の額と、白色3枚の花弁を持ち、雌花は花茎の下方に、雄花は上方につきます。
名前の由来は、産地の名をとってこの名になりました。
クワイによく似ていますが、クワイに比べると塊茎はずっと小さく、径1.5cmほど、肉質が緻密(ちみつ)で苦味が少なく美味で、日本料理に使われます。京都を中心に栽培されましたが、現在は少なくなっています。
撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて
名称:スイタグワイ(吹田慈姑)
科:オモダカ科
園芸分類:水田雑草
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:白色
その他:
本種は野生種のオモダカ科のオモダカより自然に生じたもので、クワイからの系統のものでありません(水田雑草として生えているオモダカから塊茎の大きい系統が選ばれ、栽培化されたもの)。花茎に雄花、雌花を開き、緑色3枚の額と、白色3枚の花弁を持ち、雌花は花茎の下方に、雄花は上方につきます。
名前の由来は、産地の名をとってこの名になりました。
クワイによく似ていますが、クワイに比べると塊茎はずっと小さく、径1.5cmほど、肉質が緻密(ちみつ)で苦味が少なく美味で、日本料理に使われます。京都を中心に栽培されましたが、現在は少なくなっています。
撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて
名称:スイタグワイ(吹田慈姑)
科:オモダカ科
園芸分類:水田雑草
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:白色
その他:
【 掲載植物リスト一覧表】
トチカガミ [水生植物]
トチカガミは北海道を除く全国の池、川に群生する浮葉性の多年草。
水中茎が横に伸び、各節から根毛の発達した根と数枚の葉が展開します。
葉柄は長さ4~20cm、葉身は円形、直径2~7cm、基部は心形または深く切れ込み、裏面には気嚢(きのう)があってふくらみ浮袋の役割を果たします。
花期は7~10月。花は白色で3枚の花弁を持つ。雌雄異株で雌花と雄花があります。越冬は種子または殖芽。
名前の由来は、葉が丸いため、スッポン(鼈;方言でトチ)のカガミ(鏡)の意味から。
撮影:2020年9月11日 京都府立植物園にて
撮影:2020年9月15日 京都府立植物園にて
名称:トチカガミ
科:トチカガミ科トチカガミ属
園芸分類:水性植物
形態:浮葉性
原産地(分布):本州、四国、九州、沖縄 ・ 中東を除くアジア、オーストラリア
品種名:
草丈/樹高:
開花期:8~10月
花色:白色
その他:
水中茎が横に伸び、各節から根毛の発達した根と数枚の葉が展開します。
葉柄は長さ4~20cm、葉身は円形、直径2~7cm、基部は心形または深く切れ込み、裏面には気嚢(きのう)があってふくらみ浮袋の役割を果たします。
花期は7~10月。花は白色で3枚の花弁を持つ。雌雄異株で雌花と雄花があります。越冬は種子または殖芽。
名前の由来は、葉が丸いため、スッポン(鼈;方言でトチ)のカガミ(鏡)の意味から。
撮影:2020年9月11日 京都府立植物園にて
撮影:2020年9月15日 京都府立植物園にて
名称:トチカガミ
科:トチカガミ科トチカガミ属
園芸分類:水性植物
形態:浮葉性
原産地(分布):本州、四国、九州、沖縄 ・ 中東を除くアジア、オーストラリア
品種名:
草丈/樹高:
開花期:8~10月
花色:白色
その他:
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イリス レティキュラータ [球根]
球根アイリスに分類されており、地下部は鱗茎で、網状の薄皮に覆われています。草丈は10数センチと小さく、ミニアイリスとして販売されることもあります。
葉は、花と同時に生え、断面は四角形。単頂花序で、花茎に花が一つだけ咲きます。
花色は、赤紫~濃い青紫
撮影:2017年3月4日 京都府立植物園にて
名称:イリス レティキュラータ
科:アヤメ科 アヤメ属
園芸分類:
形態:
原産地(分布):トルコ、イラン、旧ソ連
品種名:
草丈/樹高:10cm
開花期:3~4月
花色:赤紫~濃い青紫
その他:
葉は、花と同時に生え、断面は四角形。単頂花序で、花茎に花が一つだけ咲きます。
花色は、赤紫~濃い青紫
撮影:2017年3月4日 京都府立植物園にて
名称:イリス レティキュラータ
科:アヤメ科 アヤメ属
園芸分類:
形態:
原産地(分布):トルコ、イラン、旧ソ連
品種名:
草丈/樹高:10cm
開花期:3~4月
花色:赤紫~濃い青紫
その他:
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