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ミカエリソウ(見返草) [草本]

低山~山地の林床に生育する落葉低木。地下茎を横走し、高さ50~100cmとなり茎が木化するシソ科唯一の木本となります。
葉は単葉で対生で、楕円形または卵状楕円形であり葉先は鋭尖頭、裏面の脈状に毛が密生します。
先端に長さ7~15センチの総状花序を直立して出し、筒状のくちびる形の花が3個ずつ対生して密につきます。上唇はあさく2裂、下唇はやや長く先は3裂です。
名前「見返り草」は、美しい花なので、通り過ぎたときに人が「見返る」ほどだから、という由来するそうです。でも、残念ながらそれほどでも感じてしまいました、花に失礼かも! 
なお、ほんとは草ではなく木です(冬でも地上部が残る)。

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撮影:2020年10月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年10月15日 京都府立植物園にて

名称:ミカエリソウ(見返草)
科:シソ科 テンニンソウ属
園芸分類:
形態:落葉小低木
原産地(分布):本州(福井県以西)
品種名:
草丈/樹高:0.5~1m
開花期:9~10月
花色:紅紫色
その他:別名: イトカケソウ(糸掛草) テンニソウの仲間


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トラノオスズカケ(虎の尾鈴懸) [草本]

樹林内や林縁に生育する多年草です。茎は斜上して長さ70~150cm。葉は互生し、長さ10cm程度の楕円状卵形で先は短く尖ります。両面無毛で、葉縁には細かい尖った鋸歯があります。葉腋に短い円錐花序を出し、花期は8~10月で、葉のわきに円錐形の花穂をつけ、多くの紅紫色の小さな花がすき間なくつきます。
和名は、トラノオスズカケのスズカケは、花を山伏が着る法衣についた丸くて大きな房に見立てたものらしい。さらに円錐形をした花穂を虎の尾に形容したもののようです。

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撮影:2018年9月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年9月27日 京都府立植物園にて

名称:トラノオスズカケ(虎の尾鈴懸)
科:ゴマノハグサ科 クガイソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):四国(南部)・九州
品種名:
草丈/樹高:70~150cm
開花期:8~9月
花色:紅紫色
その他:


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ハナゼキショウ(花石菖) [草本]

関東以西の山地の岩場に育ち、清楚な穂状の白い花をつけます。名前はセキショウに似ることからですが、似るのは花ではなく葉の姿です。なお「セキショウ」の名前は、岩や石に着生して生長することからとのことです。
花茎は高さ10~30cmで、2~3個の小型の茎葉があります。花期は7~8月。白色の花が総状花序に付きます。花被片は線状長楕円形。雄しべは花被片と同長か少し長く、葯は淡紫色です。
京都府では絶滅危惧種に指定されています。

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撮影:2018年8月20日 京都府立植物園にて

名称:ハナゼキショウ(花石菖)
科:チシマゼキショウ科 チシマゼキショウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):本州(関東以西)、九州
品種名:
草丈/樹高:10~30㎝
開花期:7~8月
花色:白色
その他:イワゼキショウ(岩石菖)


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ギンセンカ(銀銭花) [草本]

ギンセンカは、中部アフリカ原産とも地中海沿岸原産ともいわれるアオイ科の1年草で、日本には江戸時代に渡来し、観賞用として栽培されていたと言われています。現在では野生化したものが、畑や路傍にまれに見られるだけになってしまいました。
 茎の高さは30~60cm、葉の形は西瓜の形を連想させるような切れ込みがあり、夏から秋にかけて黄白色の花を付けます。花は朝から昼までの短い命です。
名前の由来は、花の感じを、“銀銭”に見立てたもので、また別名の朝露草(チョウロソウ)は、花が咲いているのが、朝から朝露が消える頃までから朝露にかけたものです。


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撮影:2018年8月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年9月2日 京都府立植物園にて

名称:ギンセンカ(銀銭花)
科:アオイ科 フヨウ属
園芸分類:一年生草本
形態:
原産地(分布):中部アフリカ原産とも地中海沿岸原産ともいわれています
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:7~9月
花色:白~淡黄色
その他:別名は、朝露草(チョウロソウ)


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ミヤマヨメナ(深山嫁菜) [草本]

本州~九州の山地の渓谷沿いや落葉樹林下に群生する多年生の草本となります。栽培されるミヤコワスレの原種です。茎は叢生し、高さ20~50cm。根生葉は花の頃も残り、翼のある長い柄があります。茎葉は互生し、柄がなく、長さ3.5~6cmの長楕円形で両面に毛があり、大きな鋸歯があります。枝の先に直径3~4cmの頭花を1個つけます。舌状花は青紫~白色で、管状花は黄色となります。
和名は深山に生えるヨメナの意となります。

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撮影:2018年4月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年4月26日 京都府立植物園にて

名称:ミヤマヨメナ(深山嫁菜)
科:キク科 ミヤマヨメナ属
園芸分類:
形態:多年草本
原産地(分布):本州~九州
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:4~6月
花色:
その他:


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ウンナンハッカクレン(雲南八角蓮) [草本]

詳細不明です
中国大陸(東南部)と台湾に分布する多年草となります。
掌状に4~9裂する葉に特徴があります。
花期:3~5月。

これから調べたいと考えています。

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撮影:2018年4月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月9日 京都府立植物園にて

名称:ウンナンハッカクレン(雲南八角蓮)
科:メギ科 ミヤオソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):中国(雲南省)
品種名:
草丈/樹高:
開花期:3~5月
花色:赤色
その他:


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チョウジソウ(丁字草) [草本]

川岸の湿った草地や原野などに生える多年草です。
葉は普通互生し、長さ6~10cm、幅1~2cmの披針形で先端は鋭く尖ります。
茎の先に淡青紫色の花を集散状につけます。
花冠は直径約1.3cmの高杯形で、上部は5裂して平開します。
果実は袋果で円柱状。
この花の形が横から見ると「丁」の字形に見えるから「丁字草」の名にとか、香料で有名な「丁子」に似ていることから、ともいわれています。
他のキョウチクトウ科植物と同様、本種も全草にアルカロイドを含み有毒とのことです。

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撮影:2022年5月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月23日 京都府立植物園にて

名称:チョウジソウ(丁字草)
科:キョウチクトウ科 チョウジソウ属
園芸分類:
形態:多年生草本
原産地(分布):東アジア(日本、朝鮮半島、中国)
品種名:
草丈/樹高:30~70cm
開花期:4~5月
花色:青紫色
その他:


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マムシグサ(蝮草) [草本]

山地や原野の湿った林床に生えます。2つの葉の間から筒状の柄が伸び、先に仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)と呼ばれるものをつけます。
仏炎苞は淡い紫色ないし淡い緑色で、縦に白い筋が入ります。
雌雄異株で、雄株には暗い紫色をした2、3個の葯を持つ雄花がたくさんつきます。
雌株には棍棒のような穂軸の下に緑色の子房のある雌花がたくさんつきます。
花の後、雌花には小さな液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果がつき、秋には真っ赤に熟します。

茎につく斑点を蝮(マムシ)の銭形模様に見立てたのが和名の由来でです。
根茎を干したものを生薬の天南星(てんなんしょう)といい、去痰、鎮痙の薬効があります。

もしかすると同属同科の ウラシマソウ(浦島草) かも?

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撮影:2018年4月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月7日 京都府立植物園にて

名称:マムシグサ(蝮草)
科:サトイモ科 テンナンショウ属
園芸分類:
形態:多年草草本
原産地(分布):北海道~九州
品種名:
草丈/樹高:50~60cm
開花期:4~6月
花色:
その他:


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イソギク(磯菊) [草本]

イソギクは、千葉県犬吠崎から静岡県の御前崎の海岸に自生する、日本固有種の野生菊です。
栽培は江戸時代から始まっており、現在では逸失したものが自生地以外でも野生化しています。
磯の菊ということからイソギク(磯菊)の名です。
花期になると茎の頂部に、花径1.5㎝程度の頭花を散房状に咲かせます。
頭花は筒状花のみで構成されており、花弁はありません。
派手な花ではありませんが、花の少なくなる時期に咲くため、鮮やかな黄色が印象に残ります。
花色は黄色のみ。

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撮影:2017年12月13日 京都府立植物園にて

名称:イソギク(磯菊)
科: キク科 キク属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):日本
品種名:
草丈/樹高:20~40㎝
開花期:10~12月
花色:黄色
その他:


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オオツワブキ(大石蕗) [草本]

ツワブキ や ホタルフツワブキ の仲間で九州の海岸近くに生育。ツワブキより葉が大きく、背丈も高くなる野草です。草丈は1mほどです。
葉は根生し、長い葉柄の先に厚味のある径30~50cmの腎円形です。
10~12月頃に、長い花茎を立ち上げ黄色い頭花を多数つけます。周囲も舌状花も中央部の管状花も黄色です。

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撮影:2022年12月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年12月8日 京都府立植物園にて

名称:オオツワブキ(大石蕗)
科:キク科 ツワブキ属
園芸分類:
形態:多年生草本
原産地(分布):日本(四国・九州)
品種名:
草丈/樹高:1m
開花期:10~12月
花色:黄色
その他:


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