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コアジサイ(小紫陽花) [花木]

関東地方以西の本州、四国及び九州の低山に分布するアジサイの仲間。山地の林内や林道沿いに見られ、アジサイよりも小さな花が咲く(小さな花を咲かせることからコアジサイと)。
コアジサイの開花は6~7月。花は全て両性花で、直径は4mmほど。多数が半球状に集まって直径5cmほどの花序を作る。花色は薄い青紫色が基本だが、色の濃淡には個体差がある。
花には園芸品種のアジサイに見られるような花序には装飾花はないのとアジサイよりも全体に小さいのが特徴である。
葉はアジサイより小さく、枝から対になって生じる。また、縁に大きなギザギザがあるのが特徴。葉の両面に細かな毛があり、触れるとザラザラする。また、若い枝は紫色を帯び、細かな毛が上向きに生える。

花の後には長さ3mmほどの実ができ、9~10月になると黄褐色に熟す。果実の先端に花柱(雌しべ)が残る。

別名をシバアジサイといい、アジサイよりも背丈が低いことによる。

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撮影:2022年5月17日 京都府立植物園にて

名称:コアジサイ(小紫陽花)
科:アジサイ科 アジサイ属
園芸分類:花木
形態:落葉低木
原産地(分布):日本固有種で、本州の関東地方以西、四国、九州に分布
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:6~7月
花色:薄い青紫色
その他:別名、シバアジサイ(柴紫陽花)


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イベリス・センペルヴィレンス [草花]

イベリスは、砂糖菓子のようなかわいい花が株を覆うように咲く。名前は、スペインの昔の国名イベリアに由来し、この地域に多く自生していることからつけられた。中国名では屈曲花(マガリバナ)と呼ばれ、これは太陽を向く性質が強くて花茎が曲がりやすいことに由来する。
4枚の花弁のうち、外側の2枚が大きくなるのが特徴で、小花が多数集まって大きな花房になる。花房は、咲き始めは平らですが、咲き進むと盛り上がって長い穂になる。

別名トキワナズナという名前の花はアカネ科のフーストニア属の花で、アブラナ科のイベリスとは科が違いますが、このイベリスの品種センペルヴィレンスのみが「トキワナズナ」と別名で呼ばれているとか。

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撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

名称:イベリス・センペルヴィレンス
科:アブラナ科・マガリバナ属(イベリス属)
園芸分類:草花
形態:一年草,多年草
原産地(分布): 南欧、北アフリカ、西アジア
品種名:センペルヴィレンス
草丈/樹高:20~60cm
開花期:4~6月
花色:白色
その他:別名 屈曲花(マガリバナ) 常盤薺(トキワナズナ)


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バプティシア アルバ・ウェインズワールド [草花]

バプティシア アルバは、自生地が乾燥地のため、根が深く張る。早春に新芽が出るが、葉がたたまれたまま茎が立ち上がり、その後葉が展開する。茎は直立し、高さは50~150cm。葉は互生し、3出複葉、葉身は3~5cmの楕円形。4~5月に茎頂に総状花序をだし、2cm程の白色の蝶形の花を多数つける。穂状に連なって咲く姿が清楚な印象。
花柄と萼は濃灰紫色を帯びることが多い。花後、風船のようにぷっくりふくれた豆果をつけ、黒く熟す。

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撮影:2022年5月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年6月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年7月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年7月12日 京都府立植物園にて


名称:バプティシア アルバ・ウェインズワールド
科:マメ科
園芸分類:草花
形態:宿根草
原産地(分布):北アメリカ南東部 本品は園芸種
品種名:ウェインズワーリド
草丈/樹高:50~150cm
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名 白花ムラサキセンダイハギ


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ナスノヒオウギアヤメ(那須の檜扇文目) [草花]

那須の檜扇文目(ナスノヒオウギアヤメ)は、栃木県に分布し、那須高原の貯水池や水田の用水路に生える。
北海道から本州の中部地方にかけて分布する檜扇文目(ヒオウギアヤメ)の変種である。
基本種との違いは、全体に大形で、外花被片も幅が広い。

開花時期は5~6月で、茎先で枝分かれしてて花径8cmほどのの青紫色の花をつける。
外花被片は3枚あり、円形ないし心形で大きく、文目(アヤメ)と同様の網目模様が入る。
内花被片は文目(アヤメ)よりも短く、へら形をしている。
花は一日花で、朝開き夕方にはしぼんでしまう。
葉は剣状で、幅が2~3cmくらいあり、檜扇(ヒオウギ)に似る。

環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。

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撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

名称:ナスノヒオウギアヤメ(那須の檜扇文目)
科:アヤメ科 アヤメ属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):栃木県
品種名:
草丈/樹高:80~100cm
開花期:5~6月
花色:青紫色
その他:


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アリストロキア・ウエストランディー [つる性]

アリストロキア・ウエストランディーは、中国原産でウマノスズクサ科のツル植物。
花とは言い難い奇妙な形のものは、ガクの変形したもので、花弁はない植物。
手のひらくらいの大きな花(萼が変形したもの)で、虫をおびき寄せる開口部は、半月型。このような形をしていますが食虫植物ではないとのこと。
花(?)の背中側の袋は、開いたガク片の中にのめりこんでいる。
葉は、ウマノスズクサ科らしくない笹のような長い形。


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撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

名称:アリストロキア・ウエストランディー
科:ウマノスズクサ科 アリストロキア属
園芸分類:
形態:ツル性の多年草
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:4~5月
花色:紫色
その他:


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トビカズラ(飛蔓) [つる性]

中国の長江流域が原産地とされ、日本にも広く分布していたとされるが、現在では国内での自生は、熊本県と長崎県佐世保市沖の無人島の二カ所のみとされている。
5~6月にかけ、芳香のある暗紅紫色の大きな蝶形の花を房状に十数個集まって咲かせる。幹は直径30cmにも達し、葉は3小葉から成る。
小葉は長楕円形、革質で光沢があり長さ7~15cm程度で、先端は急に細く尖る。
豆果の長さは60cmに達する。つる性植物とはいえ、幹囲は50cmを越す大きなものである。

和名は、源平合戦の時に千手観音像が空を飛んできてこの木に乗り移り、焼き打ちを逃れたという伝説に基づくとのこと。

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撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年5月31日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年6月8日 京都府立植物園にて

名称:トビカズラ(飛蔓)
科:マメ科 トビカズラ属
園芸分類:
形態:常緑つる性植物
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:5~6月
花色:暗紫色
その他:別名 アイラトビカズラ(相良飛葛)


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エキウム・カンディカンス [草花]

エキウム・カンディカンスは、アフリカ西岸のマデイラ島(ポルトガル)原産で、ムラサキ科エキウム属の耐寒性多年草。宝石の塔や、マデイラの誇りとも呼ばれる。
高さ1.5~3mになる大形の多年草または亜低木で、全体に毛が多くはえ、灰緑色にみえる。
葉は対生する単葉で、長さ20cmほどの披針形~線形となり、葉柄はない。
発芽後1年目はロゼットを作り、2年目以降、株の中央から円錐状の長い花穂を伸ばし、周囲に青い小花を20000個ほど咲かせる。花弁は青ですが長くて多数ある雄蕊が赤色で、花の外に長く突き出すことから遠目には紫色に見える。蝶や蜜蜂が集まる蜜源植物で、果実は分果。


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撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

名称:エキウム・カンディカンス
科:ムラサキ科 シャゼンムラサキ属
園芸分類:花草
形態:多年草または亜低木
原産地(分布):マデイラ島(ポルトガル)
品種名:カンディカンス
草丈/樹高:1.5~3m
開花期:4~6月
花色:青色
その他:別名:宝石の塔、マデイラの誇り


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ドイツアヤメ(ドイツ文目)・チャーター オーク [草花]

ドイツアヤメはアヤメ属の栽培種であり、非常に多くの品種が作り出されている。花の色は豊富で虹の花(レインボーフラワー)とも呼ばれる。
4~5月頃にかけて、紫色や黄色などいろんな色の、いかにも西洋風で原色の大きな花が咲く。
花のめくり上がった上の方のひらひら部分が大きめなのが特徴。

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撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

名称:ドイツアヤメ(ドイツ文目)
科:アヤメ科 アヤメ属
園芸分類:草花,球根
形態:多年草
原産地(分布):地中海地方原産 現品は園芸種
品種名:チャーター オーク
草丈/樹高:20~100cm
開花期:4~5月
花色: 赤,ピンク,オレンジ,青,紫,白,黄,複色
その他:別名 ジャーマンアイリス


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シャクヤク(芍薬) [草花]

芍薬(シャクヤク)はアジア原産のボタン科の多年草。春になると地面から新芽を出し、伸びた茎から大きな花を咲かせるのが特徴。
芍薬(シャクヤク)は中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されている。薬用植物としても知られ、花から根まで余すことなく使用され、江戸時代からは「茶花」として観賞用としても親しまれてきた。その後、改良され、現在では数多くの品種が作られ、初夏の切り花としても人気の高い植物。
 シャクヤク(芍薬)は数多くの園芸品種があり、花びらの数は品種によって様々。花の色は紅色や桃色のほか、紫紅色や白など、花の形は一重咲き、八重咲き、翁咲きなどの種類がある。最近では、芍薬(シャクヤク)と牡丹(ボタン)を掛け合わせたハイブリッドシャクヤクも登場し、以前はなかった黄色やアプリコット色、ベージュ味を帯びたニュアンスカラーの芍薬(シャクヤク)も流通しているとか。

花を見ただけでは見分けがつかない、よく似た花を咲かせる牡丹(ボタン)とは全く違う植物。
ボタンは木本で冬も枝が残るのに対し、シャクヤクのほうは草本で冬は地上部が枯れ、地中の根や芽で冬越しする点で区別が出来る。

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撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

名称:シャクヤク(芍薬)
科:ボタン科 ボタン属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):中国東北部~シベリア(ユーラシア大陸の東北部
品種名:
草丈/樹高:60~120cm
開花期:5~6月
花色:赤,ピンク,白,黄,複色
その他:その他の名前:エビスグサ,ピオニー


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イリス・パリダ [草花]

ジャーマンアイリスの交雑親の1種。
4~6月頃、うす紫のやさしい色合いの花を咲かせる。根茎を乾燥させるとよい香りがすることから、根が最高級の香料として栽培される。

イリス(別名:アイリス)はアヤメ科アヤメ属の植物の総称のこと。原産地は地中海沿岸。花の咲く時期は3~5月ごろ。花の色は紫、青、白、黄など。

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撮影:2022年5月4日 京都府立植物園にて

名称:イリス・パリダ
科:アヤメ科 アヤメ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):クロアチア・ダルマチア地方
品種名:
草丈/樹高:80~85cm
開花期:4~6月
花色:うす紫色
その他:和名:ニオイアヤメ



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