SSブログ

ヤマグワ(山桑) [果樹]

北海道から九州まで日本全国の丘陵や山地に広く自生するクワ科の落葉樹。かつては中国産のマグワと共に養蚕のための重要な飼料として栽培され、最も普通に見られるクワの一種で、単にクワという場合は本種を示すことが多い。
葉は長さ7~20cm、幅5~12cmほどで、枝から互い違いに生じる。葉の形は多様だが、いづれも付け根付近から3本に分かれる葉脈が目立つ。
若い木の葉は裂け目が多く、成木になると楕円や卵形になりやすい。ヤマグワの葉はマグワと異なって先端が細く尖り、縁にはギザギザがある。
ヤマグワの開花は4~5月頃。その年に伸びた枝葉の脇に花が咲く。雌雄異株(稀に同株。その場合は枝により雌雄が分かれている)で、花弁はなく、雄花には4本の雄しべ、雌花には長さ2~3cmの雌しべが1本あり、その先端(柱頭)は二つに裂ける。
雌の木に咲く雌花の後には長さ5~14cmほどの果実ができる。でき始めの実は白っぽく、次第に赤、紫、黒へと変化しながら6~8月頃に熟していく。甘く美味しい。正しくは果肉の部分は花被片の成熟したもので、中の種子が果実(痩果)にあたる。

ヤマグワ-1(20220524).jpg ヤマグワ-2(20220524).jpg ヤマグワ-3(20220524).jpg ヤマグワ-4(20220524).jpg ヤマグワ-5(20220524).jpg ヤマグワ-6(20220524).jpg
撮影:2022年5月24日 京都府立植物園にて

名称:ヤマグワ(山桑)
科:クワ科 クワ属
園芸分類:果樹
形態: 落葉低木
原産地(分布):北海道~九州。南樺太、朝鮮、中国、ベトナム、ビルマ、ヒマラヤ
品種名:
草丈/樹高:3~12m
開花期:4~5月
花色:淡黄色
その他:


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。