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ウスベニアオイ(薄紅葵) [草花]

薄紅葵(ウスベニアオイ)は、ヨーロッパが原産のアオイ科・ゼニアオイ属の多年草。別名「ブルーマロウ」や「コモンマロウ」とも呼ばれる。
高さは60~200cmになり、葉は掌状に切れ込みが入り、茎には荒い毛が生え直立。5~8月にかけて、葉腋に直径3~4cmの5弁花薄いピンク色や紫色の花を咲かせる。花は縁が白く中央が赤紫色であり、濃い赤紫の筋がはいる。
果実は約10個の分果からなる分離果で、 熟すと分果の表面がへこんで蜂の巣状になる。
花は青色のハーブティーになり、レモンを加えるとピンク色に変わるので、「夜明けのハーブティー」とも呼ばれる。また、咳や胃炎などに効果があるとされる薬用植物でもある。
ウスベニアオイ-1(20230527).jpg ウスベニアオイ-2(20230527).jpg ウスベニアオイ-3(20230527).jpg ウスベニアオイ-4(20230527).jpg


ウスベニアオイに似た植物としてゼニバアオイがある。
どちらもヨーロッパ西部から北アフリカを原産とする、アオイ科ゼニアオイ属(マロウ属)の多年草。
草姿が酷似しているのは当然で、ゼニアオイはウスベニアオイの変種(または園芸種)。
【花の違い】
◎ウスベニアオイ
 花色は淡いピンク~赤紫色で、花弁は凹形、葉の付け根に1~4個が付く。
 ※稀に5個の花が付くことがある。
◎ゼニアオイ
 花色は濃ピンク~紫色で、花弁は浅い凹形、葉の付け根に5~15個が付く。
 ※5個以下のことがある。

【葉の違い】
◎ウスベニアオイ
 葉は5~7裂し、切れ込みが深いのが特徴。
◎ゼニアオイ
 葉の切れ込みが浅く5~7裂した円形に近い形。
 
【茎の違い】
◎ウスベニアオイ
 全体に荒い毛が生える。
◎ゼニアオイ
 一般的に茎は無毛。
 ※葉柄の上部の溝には毛がある。


撮影:2023年5月27日 京都府立植物園にて

名称:ウスベニアオイ(薄紅葵)
科:アオイ科 ゼニアオイ属
園芸分類:花草
形態:1~2年草
原産地(分布):ヨーロッパ西部から北アフリカを原産
品種名:
草丈/樹高:60~200cm
開花期:6~8月
花色:淡紅色
その他:別名、ブルーマロウ、コモンマロウ


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