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アカハナワラビ(赤花蕨) [シダ類]

アカハナワラビは、草丈20~50cmの冬緑性シダ。
葉は1個つき、担葉体は短い。
栄養葉は3出葉的に3回羽状に分岐、長さ、幅とも約10cm。葉柄は3~13cmと長く、羽片は下部で広卵形で短い柄があり、裂片は長楕円形~披針形で鋭鋸歯縁。冬には著しく葉が紅くなる。
胞子葉は栄養葉よりはるかに長く、1~2回羽状に分岐し、短い枝に直接胞子嚢をつけるので円錐花序のように見える。
11月下旬以降に葉の両面が赤くなり、春に緑色に戻る。胞子葉は9月~12月に出て、高いものは50㎝ほどにもなる。オオハナワラビと似るが胞子嚢穂は胞子散布後に枯れる。

◎フユノハナワラビは栄養葉が鮮緑色~濃緑色、3~4回羽状に深裂する。冬に葉が赤くなることも多いが、裏面が緑色である。
◎アカフユノハナワラビはフユノハナワラビに似ているが、葉の裏面まで赤くなる。
 オオハナワラビは大型で、葉の縁には鋭鋸歯がある。胞子葉の柄が春まで残る。胞子の表面にこぶ状の突起がある。

アカハナワラビ-1(20221104).jpg アカハナワラビ-2(20221104).jpg アカハナワラビ-3(20221104).jpg アカハナワラビ-4(20221104).jpg アカハナワラビ-5(20221104).jpg
撮影:2022年10月4日 京都府立植物園にて

名称:アカハナワラビ(赤花蕨)
科:ハナヤスリ科 ハナワラビ属
園芸分類:
形態:冬緑性シダ
原産地(分布):在来種 本州(青森県以南~広島県)、 四国、九州、朝鮮、中国
品種名:
草丈/樹高:20~50㎝
開花期:胞子葉は、9~12月
花色:
その他:


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