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ガンクビソウ(雁首草) [草本]

本州(秋田県以南)~沖縄島以北の琉球の山地の林内や林縁の半陰地に生える。茎は直立し、分枝が多い。葉は互生、縁は滑らかか鋸歯がある程度。花期に根出葉が残るものと残らないものがある。
頭花を構成する小花は雌花と両性花からなる。頭花の外側には雌花が複数列あり、その花冠は筒状、先端は3~5歯に分かれる。内側の両性花は、花冠はやはり筒状で先端は4~5裂する。ただし両性花の中に雄蘂が退化して雌花となるものが含まれる場合がある。数としては両性花の方が多い。いずれの花冠も黄色。頭花を包む総苞片は3~4列あり、半球形から扁円形である。

頭花は枝先にふつう1個ずつ下向きにつき、基部に2~4個の長楕円状倒披針形の反曲する葉状苞がある。総苞は卵球形で先端は少しすぼまることが多く、総苞片は4列で覆瓦状に並び。外片は短く、円頭または凸頭でほとんど緑色とならず、基部は淡黄緑色。内片は鈍頭。小花は黄色。そう果は円柱形で縦皺があり、無毛。

和名の由来は、花の姿と茎が折れ曲がっている様子が、キセルの頭の雁首に似ていることから。

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撮影:2022年10月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年1月23日 京都府立植物園にて

名称:ガンクビソウ(雁首草)
科:キク科 ヤブタバコ属
園芸分類:草本
形態:多年草
原産地(分布):本州(秋田県以南)~沖縄島 朝鮮、中国、台湾
品種名:
草丈/樹高:25~100cm
開花期:8~10月
花色:黄色
その他:


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