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コヤブタバコ(小薮煙草) [山野草]

本州~琉球の山野の疎林内や林縁にふつうに生える。茎は太く直立して、まばらに多くの枝を出し、全体に軟毛が密生する。根出葉は花時には枯れている。茎につく葉は互生し、下部の葉はさじ状長楕円形で、先端は鋭くとがり、基部はくさび形で翼のある葉柄に流れ、縁には不ぞろいな微凸な鋸歯があり、葉質はやわらかく軟毛におおわれる。茎葉は上部にいくにしたがって次第に小さくなり、鋸歯が低くなり、葉柄も短くなる。
花期は7~9月。枝の先端に下向きに開く頭状花序をつける。中心部に両性花、周りに雌性花があり全て筒状花のみからなる。総苞は広鐘形。外片は鈍頭、緑色で先は反り返り基部は乾いた膜質、内片は白い。雌性花の花冠は両端が狭まった筒状で緑白色。両性花の花冠は緑白色で下部は狭くなる。頭花には柄がある。
果実は痩果で、円柱形になり、腺があって粘り、冠毛はない。
よく似たヤブタバコは花が葉腋につく。

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撮影:2022年10月12日 京都府立植物園にて

名称:コヤブタバコ(小薮煙草)
科:キク科 ヤブタバコ属
園芸分類:山野草
形態:越年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、琉球に分布。東アジアからインド北西部、東ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:50~100cm
開花期:7~9月
花色:緑白色
その他:



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