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ソナレマツムシソウ(磯馴松虫草) [山野草]

海岸の草地、山地の芝地や裸地などに生える一稔生多年草または多年草で、丈は低く10~30cm程度。
葉は対生し質が厚く光沢があり、花期に根生葉がある。長さは10cmほどで羽状に深裂するが裂片は広く円い。
頭花は直径4cmほどで茎頂に上向きにつき、中心部は筒状花冠で等しく5裂する。周辺部は上下2唇形花冠で大きく、上唇は小さく2裂し下唇は大きく3深裂する。雄しべは4個が離生して花筒の中部につき花冠から突き出る。柱頭は1個。萼片は5個あり長さ4-5mmで刺状。
果実は紡錘形の痩果。痩果が集まって半球形の坊主頭のようになる。

名は「磯馴の松」と同じく、強い潮風を受ける海岸に生えるマツムシソウの意。「松虫」は、マツムシ(現在のスズムシ)が鳴く頃に咲き始めるからという。

*一稔生(一年ではなく花が咲いたら枯れる)


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撮影:2022年10月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年11月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年10月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年11月14日 京都府立植物園にて

名称:ソナレマツムシソウ(磯馴松虫草)
科:スイカズラ科 マツムシソウ属
園芸分類:野に咲く花
形態:一稔生多年草または多年草
原産地(分布):日本固有種  
品種名:
草丈/樹高:10~30cm
開花期:8~11月
花色:紫色
その他:絶滅危惧Ⅱ類


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