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ヤブツバキ(藪椿) [花木]

 ヤブツバキは東北以西の暖地に生育する常緑の小高木。照葉樹林(シイ・カシ帯など)の代表的な種。葉の表面にはクチクラが発達しており、光沢があります。
花は冬から早春にかけて赤又は白の五弁花を咲かせます。花は枝先に一輪ずつ、やや筒状に開くのが特徴。しばし混同されるサザンカのように全開せず、その控えめな様子が好まれて茶花に使われます。花にはヒヨドリやメジロが集まり、花粉を運びます。
9~10月にかけて熟す実には35個の種子ができます。この種子からはオレインを含む良質の油が採れ、かつては食用(てんぷら油など)、整髪用、薬用、工業用に使われました。
ヤブツバキの樹高は最大で15m以上になります。樹皮には細かな皴や模様が出ることもありますが触り心地は滑らか。材は緻密で耐久性が高く、光沢のある仕上がりはツゲに似ています。ツゲほどの高級品とは見なされませんが、櫛、将棋の駒、印鑑等に利用されます。

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撮影:2020年12月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月18日 京都府立植物園にて

名称:ヤブツバキ(藪椿)
科:ツバキ科 ツバキ属
園芸分類:花木
形態:常緑樹
原産地(分布):本州(青森県夏泊半島が北限)から沖縄(日本固有)
品種名:
草丈/樹高:~15m
開花期:2~4月
花色:赤色、白色
その他:




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