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オウレン(黄蓮) [山野草]

北海道、本州、四国に分布する毎年花を咲かせる多年草です。山野の針葉樹林下などに固まって自生することが多いです。根茎は古くから胃腸薬などに利用されており、薬用植物としてよく知られています。
開花期は早春で、新しい葉を出す前に地際から花茎を伸ばしてその先端に1~3輪の白い小花を咲かせます。花には雄しべと雌しべがある両性花と雄しべのみでタネを付ける能力のない雄花の2種類があります。
もともとこの名前は中国名起源で、中国に自生するオウレン(以下、中国産オウレン)に、日本産オウレンが似ているためこの名前で呼ばれるようになりました。ちなみに、中国産オウレンと日本産オウレンは同属ですが別種の植物です。
日本産オウレンは薬効が高いとされ、江戸時代には中国・朝鮮方面に輸出されていたそうです。現在も日本で栽培されており、生産の7割は福井県が占めます(2007年)。

葉っぱの形に違いがあり、キクバオウレン、セリバオウレン、コセリバオウレンの3タイプの変種に分けられます。単にオウレンというとキクバオウレンを指すのが一般的です。本州では(キクバ)オウレンは日本海側、コセリバオウレンは太平洋側に多く分布するとされ、セリバオウレンは太平洋・日本海両側で見られます。

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撮影:2018年3月1日 京都府立植物園にて

セリバオウレン(芹葉黄蓮)←こちらでご確認ください!

名称:オウレン(黄蓮)
科:キンポウゲ科 オウレン属
園芸分類:
形態:常緑多年草
原産地(分布):日本
品種名:
草丈/樹高:15~40cm
開花期:3~4月
花色:
その他:


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