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イヌハギ(犬萩) [花木]

イヌハギは、本州、四国、九州、沖縄にかけての、砂質の土壌で日当たりが良い、河川敷のような場所に生育する高さ1~150cmほどになる多年生の半低木。国外では朝鮮半島、中国、極東ロシアなど東アジアからインド、ヒマラヤ地域に分布。
茎頂や上部の葉腋から出る長い総状花序に、黄白色で長さ0.8~1cmの蝶形花が多数つく。萼は長さ約6mmで黄褐色の開出毛が密生して5深裂し、裂片は長さ4mmの狭披針形で先は針状にとがる。
花は黄白色~白色で、旗弁は長さ0.8~1cmの長楕円形。翼弁は短く、楕円形。竜骨弁は旗弁とほぼ同長。また閉鎖花が葉腋に多数集まってつく。
豆果は長さ4~5mmの楕円形の節果で全体に斜上する毛があり、1種子を入れる。閉鎖花は無弁で葉腋に多数が集まってつき、種子はやや小さい。
葉は3出複葉、小葉は3~6cmの長楕円形で鈍頭(先端が丸い)、頂小葉がもっとも長くなり、質は厚く革質、表面は緑色で短毛が薄く生え、裏面は淡緑色で黄褐色の軟毛があり、特に脈上には密生する。黄褐色の毛は葉だけではなく、植物体全体に生えている。茎には低い稜があり、この稜上や葉柄、小葉柄などには特に毛が密生している。
名の由来は、ハギに比べて花が出立たず、役に立たないということで『イヌ』がついたとされる。
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撮影:2023年9月25日 京都府立植物園にて

名称:イヌハギ(犬萩)
科:マメ科 ハギ属
園芸分類:花木
形態:落葉低木
原産地(分布):本州、四国、九州、沖縄県、朝鮮半島、中国大陸、インド、ヒマラヤ
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:7~9月
花色:黄白色~白色
その他:


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