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エゾスナゴケ(蝦夷砂苔) [シダ・コケ類・セン類]

 エゾスナゴケは低地から亜高山の日当たりの良い場所に生育するコケ植物(蘚類)。スナゴケというように、砂地などの乾燥する場所に良く生育し、平地や斜面に広がって群落を形成するので、コケ庭にも良く使われます。
 水分を含むと葉が広がって緑となり、乾燥すると葉を上方に巻き込んで、色は白くなって光を反射します。別々に見るととても同じ植物とは思えないほどです。このような水分状態に対応して植物の形を変えることができる能力が、乾燥しやすい立地における生育を可能にしている要因のひとつです。
エゾスナゴケの形状はスナゴケに似ているのですが、スナゴケが地面に対して広がるように増えるのに対してエゾスナゴケはまとまった場所に塊を作るように増えていきます。
またエゾスナゴケの方が水を含んだ時の色合いが緑鮮やかになるので観賞効果も高い苔です。

和名の語源不詳ですが、蝦夷地で最初に見いだされた砂地を好む苔からきているようです。

蘚類(せんるい)とは、コケ植物の一群で、スギゴケ、ミズゴケなどを含む。茎と葉からなる茎葉体の体制をもち、寿命の長い胞子体をもつ。一般に、苔類やツノゴケ類とは異なり、葉に中肋(ちゅうろく)とよばれる主脈状の細胞群があります。

エゾスギゴケ-1(20210128).jpg エゾスギゴケ-2(20210128).jpg エゾスギゴケ-3(20210128).jpg
撮影:2021年1月28日 京都府立植物園にて

名称:エゾスナゴケ(蝦夷砂苔)
科:ギボウシゴケ科 シモフリゴケ属
園芸分類:蘚類
形態:
原産地(分布):日本を含む東アジア
品種名:
草丈/樹高:1~2cm
開花期:
花色:
その他:


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