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アメリカスズカケノキ(アメリカ鈴懸の木) [落葉樹]

日本各地で植栽。北アメリカ東部が原産の落葉高木。雌雄同種。高さは、普通20m程度ですが、40mに達するものもあるようです。樹皮は暗褐色で、縦に割れが入り、剥がれないか、小さく剥がれて茶褐色と淡黄色の荒れたまだら模様となり、同属のスズカケノキ、モミジバスズカケノキほどきれいな肌とはなりません。
花期は4~5月。葉腋から淡黄緑色で直径約15mmの球形の花序を1個(稀に2個)つけます。雄花序は暗黄赤色、雌花序は淡緑色。果実は痩果で、多数集合して直径約30mmの球状となり、普通1個(稀に2個)が枝先にぶら下がります。
名前の由来は「スズカケノキ」は垂れ下がった球状の実が、山伏の着る篠懸衣(すずかけころも)についている玉飾りに似ていることからつけられたもの。

類似種に、「スズカケノキ」、「モミジバスズカケノキ」があり、本種を合わせてプラタナスと総称しています。3種を葉のみで見分けるのはかなり難しいのですが、スズカケノキとモミジバスズカケノキは通常5裂、アメリカスズカケノキは通常3裂する点、果実の数が、普通、アメリカスズカケノキは1個だけが垂れ下がり、モミジバスズカケノキは2~3個が枝分かれして垂れ下がるに対し、スズカケノキは3~5個が串団子状に縦に並んでつく点で区別できます。
因みに、「モミジバスズカケノキ」は、「スズカケノキ」と「アメリカスズカケノキ」の雑種になるそうです。

今回撮影したのは、樹皮の剥がれ方や、果実のつき方で、アメリカスズカケノキではないかと判断をしました。でも違うかも・・・自信はありません。葉の形が微妙です。もしかしたら、「モミジバスズカケノキ」かも、判断は難しいですね。
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○種の様子
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○判断の根拠とした実のつき方
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撮影:2020年8月15日 京都市伏見区にて

名称:アメリカスズカケノキ(アメリカ鈴懸の木)
科:スズカケノキ科 スズカケノキ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):北アメリカ東部
品種名:
草丈/樹高:20m
開花期:4~5月
花色:淡黄緑色
その他:雌雄同種


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