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ハボタン(葉牡丹、葉ボタン) [草花]

ハボタンは、夏にタネをまいて育て、寒くなるとともに色づく葉を冬から春にかけて観賞する植物です。キャベツの仲間である非結球性ケールから改良されたと考えられています。日本には江戸時代に食用として渡来しましたが、その後は観賞用として改良されてきました。
葉が平滑な東京丸葉が江戸時代からの直系であり、これに縮緬性のケールを再交配し、葉の先が大きく縮れる名古屋縮緬が鉢植え向けに作出されました。戦後、両者を交配してその中間の、葉が波を打っている大阪丸葉が生まれ、この3種が代表的で、それぞれに白と紅(赤紫色)、薄紅の3色があります。品種名は紅スズメ、白スズメ(縮緬系)、紅ハト、白ハト、ツグミ(丸葉系)など世界屈指の多様な系統があります。
 名前の由来は、葉を牡丹の花に見立てたもの。耐寒性に優れ、冬の公園を彩るほか、門松の添え物にも利用されますが、暖地では色づかず、寒地では屋外越冬出来ません。
主に冬期の花壇やプランターなどで、屋外栽培されます。花は黄色で4~5月に開花しますが、観賞の対象とされず、薹(とう)が立つ前に処分されてしまうことが多いです。
また、多年草として育てれば樹木のような枝を出し、それぞれの枝の先端にハボタンがついた姿(踊りハボタン)となります。

薹(とう)が立・つ:
野菜などの花茎が伸びてかたくなり、食用に適する時期を過ぎる。
盛りが過ぎる。年ごろが過ぎる。「新人というには―・っている」

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撮影:2018年12月18日 京都府立植物園にて

名称:ハボタン(葉牡丹、葉ボタン)
科:アブラナ科 アブラナ属
園芸分類:草花
形態:二年草,多年草
原産地(分布):ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:5~100cm
開花期:4~5月
花色:黄色
その他:



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