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オウバイモドキ(黄梅擬) [つる性]

オウバイモドキは、中国南西部に分布するモクセイ科ソケイ属の常緑性低木です。
分布域は中国南西部の雲南省、貴州省、四川省にあり、標高500~2600mの渓谷、森林などに自生しています。
オウバイやソケイの仲間で、オウバイは落葉性ですが、本種は一年を通じて緑色の葉を持ちます。
開花時期は3~4月でオウバイよりやや遅れて咲きます。花の直径は4~5cmほどでオウバイより大きく、花びらが6~10枚に分裂するため、二重あるいは八重先に見えるのが特徴です。
つる状に伸びる枝は、若いうちは緑色ですが、古くなると灰色っぽく、また枝の断面は四角いのも特徴です。
別名のウンナンオウバイは、雲南省原産で梅の時期に梅に似た花を咲かせることに由来しています。
名前に「梅」と付きますが梅の仲間ではなく、モクセイ科ソケイ属に属する植物で、ジャスミンの近縁種です。
ジャスミンの仲間というと特有の強い香りを想像しますが、ウンナンオウバイの花に香りはほとんどありません。
日本へは明治初期に渡来しています。

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撮影:2019年4月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年2月23日 京都府立植物園にて

名称:オウバイモドキ(黄梅擬)
科:モクセイ科 ソケイ属
園芸分類:花木
形態:常緑広葉 半つる性
原産地(分布):ヒマラヤ地方
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:3~4月
花色:黄色
その他:別名 ウンナンオウバイ(雲南黄梅)/ウンナンソケイ(雲南素馨)


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