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カジノキ(梶の木) [落葉樹]

カジノキ(梶の木)

本州中南部から九州にかけて自生するクワの仲間となります。同類のコウゾ、ヒメコウゾとともに樹皮が和紙や縄、布等の材料になるため各地で栽培され、後に各地で野生化したと言われています。日本以外にもアジア全般に分布します。
クワ科らしく、葉の形にバリエーションがあるのが大きな特徴で、一本の木の中で、ハート型のもの、3つに裂けるもの、5つに裂けるものなどがあります。、一部の葉を見ただけでは判別しにくい。葉は毛で覆われ、触るとザラザラします。
雌雄別株。雄花序も雌花序も新枝の葉腋に1個ず付きます。雄株に咲く雄花は黄緑色で細長く円筒形です。雌花序は直径約1cmの球形で雌花の花被は袋状となります。花柱は1個で、長さ7~8mmあり、外にのびだしてよく目立つ。果実は集合果。9月ごろ雌株にできる実は熟すと真紅になり、甘味があっておいしい。

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撮影:2018年5月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年7月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年8月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年9月1日 京都府立植物園にて

◇球状の集合果の中で種子が育ち、熟すとそれぞれ橙色の「肉質の柄」で飛び出してきます。
種子は柄の中ではなく 先に付いています。先端の色の濃い部分に種が・・
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撮影:2017年9月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年8月8日 京都府立植物園にて

名称:カジノキ(梶の木)
科:クワ科 コウゾ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉高木
原産地(分布):中国中南部、台湾、東南アジア、マレーシア、インド、太平洋諸島
品種名:
草丈/樹高:4~10m
開花期:5~6月
花色:
その他:




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